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【ひらブラ vol.46】facebook利用6年目で「改心」してみる

2014-12-05 12:00 投稿

もはや「やってない人」のほうが珍しくなった、facebook

今でこそ、facebookを利用されている方はずいぶんと増えて、日本でもSNSを代表するサービスになりましたが、ボクが初めてfacebookのアカウントを作った2008年の9月は、まだ周りでもサービスはほとんど知られていませんでした。ちょうどfacebookが日本語に対応した直後のタイミングでしたが、インタフェースも現在のものとは随分異なっていた記憶があります。

平成26年版の総務省発表の「情報通信白書」によると、2009年当時と2014年を比べると、実に6倍ものユーザ数に増えています。そりゃ「facebookを使っている人、増えたなぁ!」と感じるはずです(笑)。

growth_fb_graph
▲TwitterとFacebookのユーザ数の推移(出典:平成26年版情報通信白書)
http://www.soumu.go.jp/johotsusintokei/whitepaper/ja/h26/pdf/n1100000.pdf (CC-BY 2.1 JP)

6年前の当時は、facebookの使い方も模索状態で、当時のエントリを見ると、まるでtwitterかと思うような「短い」センテンスのものが目立ちます。おそらく、先行して使っていたtwitterと同じ感覚で、文字数を意識して利用していたからだと思います。

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▲6年前のボクのエントリ…どれも短いです(笑)

当初はtwitterメインだったボクも、facebookを利用する知り合いが増えきたこともあり、だんだんfacebookのほうに軸足を移すようになりました。今では、facebookの公開エントリを自動的にTwitterに流す、という設定で使っているほどです。

お友達の誕生日を教えてくれるfacebookの「お節介」!?

さて、話は変わりますが、実は2日前に誕生日を迎えました。

久しぶりに「十の位」が繰り上がり、世間的には「本厄」と言われる歳に突入です(汗)。

そんな節目となる誕生日だったわけですが、有難いことに、たくさんの「お祝いメッセージ」を、facebook経由で頂きました。このバースデーお祝いメッセージの数も、年々増えていく一方です。facebook利用者自体の増加や、わずかながらもボクのお友達登録数が増えていることも影響しているとは思いますが、facebook上での「ハッピーバースデー」がこれまで以上に一般化しているのかな、とも。

ひねくれ者と思われちゃうかもしれないのですが、ボクは小さい時からずっと「誕生日の最高のプレゼントは“誕生日を覚えていること”」だと信じてきました。親や兄妹などの近親者や彼氏彼女&夫婦であれば誕生日を覚えていることは当たり前のことですが、友だちや知り合いとなると、話は別です。

年にたった1度の記念日を「覚えていてくれる」ことそのものが、何よりも嬉しい体験でした。

happybirthday_cake
photo by Will Clayton (CC BY 2.0)

でも、最近では、iPhoneのアドレス帳で誕生日を設定していればスケジュールに自動同期されますし、企業内のグループウェア等では社員全員の誕生日が設定されているケースも珍しくありません。

そして、facebookは、その究極。友だち登録している「すべて」の知り合いの誕生日を、数日前〜当日にわたり、お節介にも「おめでとうと言いましょう!」と“アドバイス”してくれるわけです。

あえて「お節介にも」と表現しましたが、こうした「システム」による他人の誕生日のリマインドは、相対的に「誕生日を覚えてくれていることの価値」を引き下げてしまった、とも言えます。もちろん、それはfacebookに限ったことではないのですが…。誕生日のある月の「受信トレイ」は、あらゆる企業からの「バースデー特典」のメールで埋め尽くされますしね(汗)。

アーリーアダプター&ギークで知られるボクなので、そんな古風な考え方を持っているとは、意外に思われるかもしれません。たぶん、こうした考え方は親譲りなところもあるようでして…。

とあるボクの友人家族は、誕生日になると「本人のいちばん好きなものを本人が選べるように」という合理的な考え方のもと、現金やギフト券をプレゼントする習慣が根付いているそうです。ボクの価値観では、何を渡すかではなく、「何をプレゼントしようかと悩んでいる“時間”そのものがプレゼント」という考え方が強く、金券を誕生日にプレゼントするという文化はちょっと受け入れがたいなぁ、、、と思ってしまいました。(もちろん、良し悪しではなく、自分の価値観を押し付けたい意図でもありません、念のため。)

同じ理由で、一時期話題になったAmazonの「ウィッシュリスト」(現在は「ほしい物リスト」という名称)という文化も、あまりピンと来ませんでした。

欲しいものを他人に公開し、主張することで、記念日にそれが誰かから届く。いかにもアメリカ=合理主義的な感じがして(失礼)ちょっと夢がないなぁ、と思ったり…。まぁ、サンタさんへ「欲しい物」のお手紙を書く行為と変わらないとも言えますが、なんとなく「プレゼントは何かなぁ?」というワクワク・ドキドキをスポイルしてしまっている気が…。

不惑にして「改心」することに

もちろん、これらに関しては、いろんな考え方があると思います。

でも、ボクは、このような考え方を強く持っていたので、自分には「facebookに誕生日をリマインドされてもお祝いはしないぞ!」というルールを(原則として)貫いていました。システムに促されてお祝いされても、きっとそんなに嬉しくないに違いない!と…。

ごめんなさい!
ボクが間違っていました。。。

やっぱり、お祝いを頂けるのは、とても嬉しいことです。いかなる手段でその人の誕生日を知ったとしても、お祝いの言葉を打ち込んで頂いているその時間は、本人にとってかけがえのない贈り物なんだなぁ、と。

実際、すげー嬉しい!

誕生日当日の午前0時を越えた瞬間から本当にたくさんのお祝いメッセージを頂き、とても感動すると同時に、先述のひねくれた価値観が邪魔し、そうした「お友達」の皆さんに私からお祝いのメッセージを差し上げていなかったことを、心から猛省してしまったわけです…(汗汗)。まさに、スクルージ体験。。。

この場を借りて、お詫び申し上げます m(__)m

そして、改めて、たくさんのお祝いに感謝申し上げます m(__)m

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▲誕生日コメントをまとめて表示してくれる機能も!(一部画像を加工しています)

つい先日、東京証券取引所の現地から、CRIのマザーズ上場を報告するエントリを投稿した時も、今までに見たことのないような数のたくさんのお祝いコメントを頂くことができました。

上場といい、誕生日といい、ちょっと悔しいけど、「いいね!」という画期的な発明をしたfacebook社に、またしても「してやられた!!」と思った瞬間でした。

like_10k
photo by Andreas Ivarsson (CC BY 2.0)

SNSによる体験が、スマホの普及でまったく異質なものに変わったことは、皆さんもすでにお気付きかと思います。PC画面の前でのみ使っていた頃とは完全に別世界。最近、仕事の関係で、ウェアラブルの動向をずっと追い続けていますが、実は「スマホ」こそ、今、最も身近なウェアラブルデバイスであると言えます。

肌身デバイスだからこそ、ヒトとヒトとの距離感や時間軸を近づけることが可能になりました。

PCと向き合わなくても、友だちや知り合いの記念日に気づくことができ、非同期かもしれないけれど、相手の都合を心配せず、思い立ったらすぐにお祝いのメッセージを送ることができるようになりました。しかも、たとえ疎遠な関係であっても、SNSならなぜか「素直」にお祝いすることができる。

いろいろ問題点もあるかもしれないけれど、ステキな環境ですよね。

…というわけで、ひねくれ者のボクでしたが、すっかり改心しました(笑)!

「40」にして「不惑」とは程遠い未熟者のボクですが、、、いっそう「素直な気持ち」で新たな一年を迎えたいと思います。

…というわけで、今週のひらブラはここまで。

来週は、先日リクルートテクノロジーズ社アカデミーホールで行われた「ウェアラブルコンピュータ研究開発機構 定例会」の様子をお届けしたいと思います。ボクも、今後の当社「ウェアラブル構想」について、少し講演をさせて頂きましたので、その内容についてブログ上でもご紹介したいと思っています。

それでは、また次回の更新でお会いしましょう!

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※【ひらブラ vol.45】ふしぎなブラックボックス

※【ひらブラ vol.44】続:Google社のゲーム「イングレス」でダイエットしてみた(その3)

※【ひらブラ vol.43】続:Google社のゲーム「イングレス」でダイエットしてみた(その2)

※【ひらブラ vol.42】Google社のゲーム「イングレス」でダイエットしてみた(その1)

※【ひらブラ vol.41】『ゴシップライター〜消えたアイドルを救え!〜』ボルテージ開発秘話(その2)

※【ひらブラ vol.40】『ゴシップライター〜消えたアイドルを救え!〜』ボルテージ開発秘話(その1)

※【ひらブラ vol.39】ストリートビューの「斜め上」

※【ひらブラ vol.38】導入判断を「いつやるか?」→「今でしょ!」

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※【ひらブラ vol.2】 LEDで無重力をつくる話

※vol.1-4:福袋も飛行機もゲームも?ゲーム開発を支える”黒い箱”とは

※vol.1-3:福袋も飛行機もゲームも?ゲーム開発を支える”黒い箱”とは

※vol.1-2:福袋も飛行機もゲームも?ゲーム開発を支える”黒い箱”とは

※vol.1-1:福袋も飛行機もゲームも?ゲーム開発を支える”黒い箱”とは

※vol.0:創刊準備号ということでジコショーカイ

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幅朝徳(はば とものり) 株式会社CRI・ミドルウェア 商品戦略室 室長、CRIWAREエヴァンジェリスト。学習院大学卒業後、CRIの前身である株式会社CSK総合研究所に入社。ゲームプランニングやマーケティング業務を経て、現CRIのミドルウェア事業立ち上げに創業期から参画。セガサターンやドリームキャストをきっかけに産声を上げたミドルウェア技術を、任天堂・ソニー・マイクロソフトが展開するすべての家庭用ゲーム機に展開。その後、モバイル事業の責任者として初代iPhone発売当時からミドルウェアのスマートフォン対応を積極推進。GREE社やnhn社といった企業とのコラボでミドルウェアの特性を活かしたアプリのプロデュースも行う。近年は、ゲームで培った技術やノウハウの異業種展開として、メガファーマと呼ばれる大手製薬会社のMR(医療情報担当者)向けのiPadを使ったSFAシステムを開発、製薬業界シェアNo.1を獲得しゲーミフィケーションやゲームニクスの事業化を手掛ける。現在、さらなる新規の事業開拓や未来のサービス開発を担当する傍ら、ますます本格化するスマホゲームのリッチ化を支援するためにモバイルゲーム開発者におけるミドルウェア技術の認知向上のためエヴァンジェリストとしての活動に注力中。

趣味は、映画鑑賞とドライブ、クロースアップマジック、デジスコによる野鳥撮影、コンパニオンバードの飼育、そしてもちろん、ゲーム。

CRI・ミドルウェア ウェブサイト

http://www.cri-mw.co.jp/

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