【ひらブラ vol.57】どれ買い?Apple Watch発売まで38日!

2015-03-13 14:40 投稿

港区白金台にある『高輪荘主屋(たかなわそうしゅおく)』。

都心のど真ん中とは思えないような風格と趣のあるこの近代和風邸宅は、国の登録有形文化財にも指定されているそうです。そんな歴史的価値も高い高輪荘、現在は某財閥系企業の料亭として使われています。

分不相応にも、そんな素晴らしい邸宅で極上の「すき焼き」を頂くという機会に恵まれソムリエに薦められるがままに牛肉にピッタリのワインも頂き、上機嫌で帰路につくと、ボクのお友達からメールが届きました。

『幅さん、今日のアップルのプレゼン待ちでしょうか…?』

待ちに待ったAppleの新製品発表会でしたが、ワインによる魔法のせいで、その晩に発表会があることを実はすっかり忘れていたボクでした(汗)。

タクシーの車窓を全開にして、酔いを急速に醒ましながら無事に帰宅。さっそくPCのスイッチをON!

MacBookでは、Apple.comのストリーミング中継を。
iPadでは、ギズモード・ジャパンのテキスト中継を。
DesktopPCでは、Skypeを立ち上げてお友達とチャット。

映画“マトリックス”に出てくるセンティネル船のコクピットのようなマルチディスプレイ状態で(笑)Appleのプレゼンテーションを楽しみました。

show

最近、ウェアラブル系の事業推進に力を入れている立場としても、Apple Watchの動向は最大の関心事であることは間違いなく、固唾を呑んで発表を見守りました。おそらく、同社の競合企業であっても、ウェアラブルという市場に関して言うと、アップルに対してはゲームチェンジャーとしての役割を当然期待していることでしょう。市場が盛り上がってこその競争ですからね!

ちなみにこの原稿は、発表会の日に書いています。このエントリが掲載される日はすでに発表会から4日経ち、さまざまなメディアでも報道がなされていると思うので、Apple Watchがどんなプロダクトであるかは、すでに読者のみなさんもご存知のことと思います。

そうそう、毎回、アップルの発表会をチャットしながら一緒に観賞しているお友達は、「ひらブラ」にもときどきご登場頂いている、クロースアップ・マジシャンの前田知洋さんです。前田さんはITの世界や技術にとても詳しく、いつも刺激を頂いています。

前田さん、今回の発表を受けて、ASCII.jpの『Apple Watch発表、有識者はこう見る』でコメントされています。ぜひご参考ください。

「新旧のI/Oの選択が巧みなApple Watch」―前田知洋氏
http://ascii.jp/elem/000/000/987/987525/

ASCII.jp X iPhone/Mac

どれ買い?迷いまくるラインナップ

それにしても、今回のApple Watchの製品ラインナップの数は凄いと思いませんか?

iPodのバリエーションも最終的には数多くなりましたが、初代の発表時は確か単一モデルだったはず。その後、ユーザのライフスタイルやターゲットに応じて、さまざまなモデルが発売されました。

今回のApple Watchは、いきなり「3モデル/38ラインナップ(10+20+8:Apple社のウェブから)」という、ものすごいバリエーションでロンチとなります。ラインナップの差は、バンドの素材や色の組み合わせによるものとはいえ、かつてこれほどのバリエーションの数で発売されたデジタルガジェットは無かったのではないでしょうか。

choice

筆者はAndroidWearのスマートウォッチを10ヶ月ほど使っていますが、使えば使うほど、デジタルガジェットとしてというより、ファッションアイテムとして意識する(意識される)ようになりました。
ウォッチフェイスの選択やカスタマイズによって使用者の個性のアピールは可能とはいえ、電池寿命の兼ね合いで、液晶表示はオフ状態のことが多く、必然的に「あ、おんなじ時計だ。」というなんとなくバツの悪い感じになるわけです。ほら、洋服でも、ユニクロ・シンクロでよくあるパターン(笑)。それでも、幸か不幸か、AndroidWearの場合は、日本国内の普及はほとんど(以下略…汗)だったので、着用しているだけで訪問先のお客様に話題にして頂くことが多かったです。

今回、Appleがこれだけ豊富なラインナップを最初から用意したのは、Apple Watchを、コモディティとしてのデジタルガジェットではなく嗜好品でありパーソナライゼーションを前提としたアイテムとして意識し、それゆえのマーケティング施策なのではないかと思います。

Appleのプレスインフォを読み解くと、伊勢丹百貨店での陳列という文字が…。これまでも、iPhoneケースなどのアクセサリーは百貨店やファッションブランド、セレクトショップなどで目にする機会もありましたが、Appleのデバイス本体が百貨店に置かれるというのは、これまでに無かったことではないでしょうか。明らかに、既存のApple製品とは異なるマーケティングが繰り広げられる予感がします。

…というわけで、ボク自身も、Apple Store ONLINEを眺めながら、

『どのモデルにしようかなぁ?』

と楽しく悩んだりしています。それぞれのモデルの「価格」も発表されたので、4月1日のプレオーダー開始まで、より具体的に悩むことが出来るわけです。

昨夜から、ボクのLINEやfacebookでは、知人や友人たちのあいだで「どのモデル買うか?」という議論が白熱中(笑。

ウデのいい営業マンは「買うか、買わないか?」ではなく「どのプランにしますか?」と、商談の流れを、客に選択の自由を与えることで、巧みに「買う気」にさせてしまうそうですね(笑。そういう意味で、今回のApple Watch、ボクらはすでに、その術中にハマってしまっているのかもしれません!?

プロダクトを越えたAppleの「技術の共用」

技術的な視点で、今回の発表のなかで印象深かったのが、新型MacBookとApple Watchでの、とある「技術の共用」についてです。

新型MacBookには「Force Touch Trackpad」という新たなトラックパッドが搭載されますが、この新トラックパッドに使われているのが『タプティック・エンジン』という技術

どこかで聞いたことのある技術だと思ったら、先に、Apple Watchに搭載が発表されていたものでした。今までAppleのトラックパッドは触感的なフィードバックがありませんでしたが、タプティック・エンジンの搭載により、操作のフィードバックを得られるようになるそうです。

Apple Watch発表の際の説明によると、単なるバイブレーションの振動とは異なり、さまざまな振動の種類を用途によって使い分けることが出来るとのこと。現時点でまだ実際のタプティック・エンジンによるフィードバックを体験できていないのですが、どんな感じなのかとても興味があります。

腕時計という性質上、秋冬は長袖&コートを着用している場合は、盤面をいつもチェックできるとは限りません。なので、フィードバックの種類によってユーザに特定の情報を伝えられることは、実はとっても重要な部分なんです。

このタプティック・エンジンがApple WatchだけでなくMacBookにも搭載となると、タプティック・エンジンがもたらすUXが、ユーザにより素早く、そして、幅広く、浸透していくことになるでしょう。

このへんは、さすがAppleだなぁと感心してしまいます。

Ready for Watch アプリの紹介が少なかった違和感

昨年11月、Apple Watch向けのアプリ開発のためのSDK、WatchKitがリリースされました。Apple Watchの発売よりも約半年前の開発キットの提供ということで、発売までにより多くのアプリを用意しておきたいAppleの期待感が伺えます。

今回の発表、純正以外のサードパーティアプリではUberやinstagramなどいくつかの実演デモが行われましたが、Appleのプレゼンでお馴染みの“数値”をもって語らしめるベンチマーク的な発表、つまり「すでに◯◯◯本のアプリがReady for Watchです!」というようなアナウンスメントはありませんでした。

benchmark

Appleにとっても新しい市場に向けたプロダクトなので、ウォッチフェイスと純正アプリ、ApplePayやPassBookによる新たなライフスタイルの提案だけで当面は十分な訴求力とポテンシャルを持っているという判断なのではないかと思います。

でも、ぶっちゃけ「ミドルウェアベンダー」としてのボクの立場では、やっぱり気になるのが全世界の開発者によるウォッチ向けサードパーティアプリの現況について。Android Wearへの牽制の意味も含めてウォッチ向けアプリの数を発表するんじゃないかな〜、なんて期待していたので、ちょっと残念でした。

まぁでも、やっぱりデバイス実物がないと、アプリ開発って難しいですよね。スマホやタブレットなどのスマートデバイスと違って、画面サイズも小さいし、入力I/Fも異なり、もちろんユースケースもスマホのそれとは大幅に変わります。実際に自分で身につけて触ってみないと、「何ができるか?」「何をすべきか?」がイメージしにくいのではないかと思います。

Apple Watchは、iPhoneとの連動ありきのデバイスであるため、当然、市場でのポテンシャルは「iPhoneユーザのうち何割が買ってくれるか?」ということになります。この割合が増えれば増えるほど、ウォッチ向けのアプリ開発も活性化していくでしょう。ビジネス的にも、分かりやすい成功事例が出てくることがとても重要になってくると思います。

そして、もちろん、ゲームとウォッチとの関係も・・・。

ウォッチフェイスの楽しさを甘く見るなかれ!

先述のとおり、去年のGoogle I/O以来、約10ヶ月ほど「AndroidWear」搭載のスマートウォッチを毎日使い続けています。その実体験からボクが感じたことを、メモランダムとして記しておきたいと思います。

・ウォッチフェイスの変更は楽しい!

単に盤面を変えられるだけでしょ?なんて、、、実はボクも最初はそう思っていました。でも、これ、本当に楽しいです。ブランド戦略の一環として、一部のDCブランドも公式のウォッチフェイスを提供していたりしますし、自分の好きなキャラクターが文字盤を飾ると、なんだかハッピーな気持ちにもなります(笑)。

ボクのお気に入りは「500px」。Flickr以上に「凄い」写真がたくさんUPされているフォトシェアリングサービスですが、この500pxの高品質な写真がウォッチフェイスになります。文字盤を眺めるたびに写真が変わるので、時計を見るのが楽しみになりますよ!

・ウォッチフェイスのカスタマイズはもっと楽しい!

Android Wear では、スマホ上やウォッチ上で自分の好きなように文字盤をデザインできる「カスタマイズアプリ」がいくつかリリースされています。ボクはこのカスタマイズにドハマり中(笑)。

訪問先のお客様に応じてウォッチフェイスをカスタマイズしてみたり、ちょっとしたインタラクティブ要素を加えて、「ウェアラブルマジック」のできるウォッチフェイスも作ってみたりもしました。Apple Watchでは、どの程度カスタマイズの自由度があるかどうかはまだ分かりませんが、きっと盛り上がることは間違いないと思っています。

・ウォッチだけで何かをしている様子がクールで未来的!

スマートウォッチはスマホとの連携が前提ながらも、やっぱりウォッチだけで何かを制御している様子は未来感に溢れ、ギャラリーからも「クール!」と評価されます(少なくとも、それが“当たり前”になるまでは)。

なので、Uberでタクシーをスマートに呼んだり、ApplePayでスマートに支払いを済ませたり、流れている曲をウォッチでさり気なくコントロールしたり、Shazamで密かに曲名を調べたり、、、そんなアクションが「仕草」も含めて、しばらくは「Apple Watchスゲー!」って世論になるのではないかと。

・反面、ナビやスケジューラにはもっと工夫が欲しい。

個人的な感想ですが、これまでスマートウォッチを使い倒してきて、どうもしっくりこなかったのが、ナビゲーションとスケジューラ。なんでしっくりこないかを論理的に説明するのが難しいのですが、なんか、使いづらいんですよね。

ターンバイターンのナビとしては、どうもウォッチでの通知が早すぎたり、逆に、遅すぎたり。ひょっとしたら日本のように密集したロケーションにはそもそも相応しくないのかもしれません。何度か使ってみたのですが、ちょっと馴染めませんでした。

やっぱり地図を画面に表示し、現在地と目的地をプロットして移動するほうが、はるかに安心です。でも、そのためにはウォッチの画面は小さすぎる、というわけです。

さて、Apple Watchではどうなるのでしょう…?

スケジューラも、あんまり使ってません。むしろ、GPS情報にタグ付けされた「メモ」を、出先で咄嗟にevernoteでチェックする、という使い方がとっても便利。

ウォッチならではの使い勝手というものを徹底的に想定したアプリが、全世界の人々の「腕」を制覇できるのかもしれません。

・スマートウォッチを使い始めて、乗り過ごしが「ゼロ」に!

スマートウォッチを使っていて、何がいちばん便利ですか?と質問されたときに、ボクが必ず答えているのがコレ。電車の乗換案内のアプリ。経路検索そのものはスマホでやって、そのアラーム機能をウォッチに連動させます。スマホはカバンの中でOK!

あとは、乗換駅の1分前に、ウォッチが振動で起こしてくれます。文字盤には、乗換先の路線と発車時刻などが表示されているので、スマホを触らなくても目的地まで連れて行ってくれます。これって、本当に便利!

SuicaやPasmoに対応したら、もっとスマートになるんですけどね〜(笑)。

・SMSやメッセージアプリの「悲劇」にご用心!

自転車で移動中、スマホはリュックの中。腕にはスマートウォッチ。

家族からメッセージが届いたので、その返信をスマートウォッチで実施。「(すげぇ、この未来感!)」とか思っていたら、雑音が多い交差点だったこともあり、音声認識に見事に失敗(汗)。

今となっては、何を返信したかったのか思い出せないのですが、家族に届いたメッセージは「これから三位一体で試合させて頂きます」という、意味不明なものだったそうで(滝汗)。

もちろん認識結果のコンファーメーションのための手続きがワンステップあるのですが(具体的には認識結果の文字列が表示されるとともにカウントダウンが始まり、放置しておくと確定、キャンセルを押すと再入力になります)、信号待ちなどで他のことに注意が向いていたので、誤認識のまま送信されてしまった、というわけです。

音声の誤認識というリスクとともに、そもそも「時計に向かって喋っている怪しいオッサン」というリスクもあります(笑)。こちらは、世の中がスマートウォッチで溢れていくことで自然解決していくのかもしれませんが、現時点でまだボクは度胸がありません。

※そのウォッチでなんかやってみせて〜!と頼まれた時は、ドヤ顔で時計に話しかけていますけど(笑)。

・「IF」で楽しく手軽に、スマートハウスごっこ!

Apple Watchの発表の際、プレゼンを担当したケビン・リンチ氏が、Apple Watchを使って離れた自宅のガレージを開閉する様子が実演されました。

ボクも、WeMoというWi-Fi対応の電源制御タップを使って、自宅の照明をスマートウォッチからON/OFFする、という未来生活を実際に実現しています(けっこう便利ですよ!)。

gwatch

このときに役立ったのが「IF(旧IFTTT)」というクラウドサービス。プログラマではないボクですが、「If ◯◯◯ Then ◯◯◯(もし◯◯◯なら、◯◯◯する)」という簡単な条件式をネット上で設定するだけで、「風が吹けば桶屋が儲かる」的な(あるいはピタゴラスイッチやブービートラップ?)のようなことが簡単に実現できてしまいます。

…こんな感じで、OSの違いやメーカーの違いこそありますが、スマートウォッチがもたらす未来やライフスタイルを少しだけ「予習」してきたボクですが、皆さん同様、もちろん、まだApple Watchには触っていません。

Apple Watchでどんなことをしようかなぁ…?と夢は膨らみますが、まずは、どのモデルを買うかどうか楽しく悩みたいと思います。きっと、読者のどなたかと「お揃い」のモデルになるんでしょうね!「EDITIONモデル(注:100〜200万円するモデル)を買うぜ!」という猛者の読者がおられましたら、こっそりとご一報ください、取材に伺います(笑)。

※当エントリに掲載した写真はすべてイメージであり、WWDC2012に参加の際に、筆者が独自に撮影したものです。

…というわけで、今週のひらブラはここまで。

それでは、また次回の更新でお会いしましょう!

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幅朝徳(はば とものり) 株式会社CRI・ミドルウェア 商品戦略室 室長、CRIWAREエヴァンジェリスト。学習院大学卒業後、CRIの前身である株式会社CSK総合研究所に入社。ゲームプランニングやマーケティング業務を経て、現CRIのミドルウェア事業立ち上げに創業期から参画。セガサターンやドリームキャストをきっかけに産声を上げたミドルウェア技術を、任天堂・ソニー・マイクロソフトが展開するすべての家庭用ゲーム機に展開。その後、モバイル事業の責任者として初代iPhone発売当時からミドルウェアのスマートフォン対応を積極推進。GREE社やnhn社といった企業とのコラボでミドルウェアの特性を活かしたアプリのプロデュースも行う。近年は、ゲームで培った技術やノウハウの異業種展開として、メガファーマと呼ばれる大手製薬会社のMR(医療情報担当者)向けのiPadを使ったSFAシステムを開発、製薬業界シェアNo.1を獲得しゲーミフィケーションやゲームニクスの事業化を手掛ける。現在、さらなる新規の事業開拓や未来のサービス開発を担当する傍ら、ますます本格化するスマホゲームのリッチ化を支援するためにモバイルゲーム開発者におけるミドルウェア技術の認知向上のためエヴァンジェリストとしての活動に注力中。

趣味は、映画鑑賞とドライブ、クロースアップマジック、デジスコによる野鳥撮影、コンパニオンバードの飼育、そしてもちろん、ゲーム。

CRI・ミドルウェア ウェブサイト

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