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【シャドウバース攻略】トッププレイヤーちょもすと往くマスターランクへの道 第10回“先ドロー警察を辞職する”

2017-05-15 17:40 更新

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マスターランクへの道

ちょもすです。皆さんドロシーを使ったり使われたりしていますでしょうか。

今回はそんなバハムート降臨の環境とはまったく関係ない、マスターランクを目指すうえでの心がけをひとつ書いてみようと思います。

ちょもす
生粋のカードゲーマー。過去にデジタルTCGの賞金制大会で準優勝した経験を持つ。『シャドウバース』では自称10000000年前からのドラゴン使い。リリース時から上位ランクをキープし、最高は1位。

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先ドロー警察を辞職する

マスターランクを目指そう、あるいはマスターランキング上位を目指している皆さんは、『シャドウバース』の動画であったり配信であったりというものをよく見られると思います。そんな中でよくみられるのは先ドロー警察というスラングです。

シャドバ用語集

先ドロー警察というのは、複数のカードを使うターンにドローするカードを使うとき、まずドローを先にする(先ドロー)のが最善なプレイであることから、先にドローしていないプレイヤーに対して「それはプレイミスである」と指摘する人のことを言います。

ざっくり言えば、間違ったプレイを発見して厳しく指摘する人のことです。

ちなみになぜ先にドローしたほうがいいのかというと、先にドローすることでつぎに取るべき選択肢がよりよくなるかもしれないので、先にドローしたほうがよいとされています。これ自体は決して間違った考えかたではありません。

しかしここで僕が疑問に思うのは、そうしたシチュエーションで先ドローを必ず完ぺきに行う人間がいたとして、そのプレイヤーは果たして強いプレイヤーなのか?ということです。

さまざまなプレイミス

何割かの人が誤解していると感じるのは、すべてのミスを同一のミスと捉えているのではないか、ということです。ミスにも大きいミスと小さいミス、そして見えるミスと見えづらいミスがあるのです。

まず大きいミスと小さいミスについてです。超越ウィッチを例に挙げて説明しましょう。

超越ウィッチにおける大きいミスというのは、点数計算を間違えて、とどめを刺そうと思って次元の超越を打ったのにも関わらずじつは刺せなかった、といったパターンです。これはもうリカバリーが不可能で、対戦相手の残った体力を超越デッキが削ることは限りなく難しいですから、ほとんど負けてしまう大きなミスです。試合に与える影響が大きいものが、大きいミスです。

小さいミスというのは、スペルを打つ順番を間違えてスペルブーストを1損してしまったり、効率の悪いデッキの回しかたをしてしまった、といったものです。先ドローもここに該当するでしょう。試合に与える影響が小さいものが、小さいミスです。

そして見えるミスというのは足し算や引き算を間違えたり、それこそ先ドローを忘れるといったミス。動画や配信を見ている人々が指摘しやすいミスです。

逆に見えづらいミスというのは、試合全体を通してみたときに、あるときの判断が間違っていた場合です。ウィンドブラストを大型フォロワーの処理のために残しておくべきだったところを、序盤に使ってしまい終盤に困ってしまう、といったケースです。マッチアップやデッキをよく理解していなければ、指摘することが難しいミスです。

……さて、ここまで読んでお気づきになられたでしょうか。先ドローのプレイミスというのは、見えるミスであり、小さいミスであるということです。

先ドローのミスを気にしてばかりいた場合に勝率が1%上がるかどうかもわかりませんが、ウィンドブラストを誰に打つか意識した場合には、上がる勝率は1%ではないと僕は思っています。

真の敗因を探す

真の敗因を探す、というのは極めて重要です。それがデッキの問題なのか、何ターン目のあの行動が問題なのか、それとも運の問題なのか。それを真摯に分類できる人はそう多くありません。

それでも分類していれば、もし先ドローしたら勝っていた試合が全体のほんのわずかであることに気付くでしょう。

何故なら先ドローしていれば勝っていた試合というのは、先にドローした結果により、よりよい選択肢を取れるようになることで勝利に繋がったということなので、まずよりよい選択肢を運よくドローする必要があり、そのうえでそれがゲームに大きく影響を与える必要があるからです。そんなことが何試合に1回起きるというんでしょうか。

そもそも、先ドローせずに手なりでプレイしてしまうシーンというのは、そこそこ以上のアクションが取れるからこそ、先にドローするという行為を忘れてしまうことがほとんどです。だとすれば、ドローしたときにもっといいカードが引く可能性は極めて低いと言えます。勝率にはあまり影響しないミスと言えるわけです。

どんなミスでもミスはミスです。直すべき点であることに間違いはありません。

ですが、それが勝率にどれくらい影響するミスだったのかという視点を、そして見えるミスに囚われすぎて見えづらいミスを見落としていないかという視点を、一度は持ってみるといいかもしれませんね。

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ジャンルカードゲーム
メーカーサイゲームス
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