『クラクラ』と『クラロワ』がPCでもプレイ可能に!Supercell IDを使えばアカウントも引き継げる
2023-10-24 14:08
2018-01-19 19:55 更新
この記事に関連するゲーム ゲーム詳細
クラッシュ・ロワイヤル
Supercellより配信中の対戦型スマホアプリ『クラッシュ・ロワイヤル』(以下『クラロワ』)にて、2017年12月3日、賞金総額約1億円にも及ぶ世界大会“Clash Royale Crown Championship World Finals 2017”が、イギリス・ロンドンのCopper Box Arena(カッパーボックスアリーナ)にて開催される。ファミ通Appでは、世界大会を間近に控えたSupercellのキーマンたちに取材を敢行。その模様をお届けする。
今大会は、日本、中国、アメリカなど9ヵ国語、13のプラットフォームにて配信がされる。日本時間では、12月3日19時~配信開始となるので、空前絶後のスケールで開催されるイベントを、ぜひ自身の目に焼き付けてみてはいかがだろうか?
▼番組ページはこちら(https://youtu.be/IPduxElhx1E)
▼関連記事
まずはじめに、グローバルesports担当のティム・エブナー氏より、今大会に関するオープニングスピーチを聞くことができた。
ティム・エブナー 2012年にロンドンオリンピック用に建設した、Copper Box Arenaに、全世界のプレイヤーを連れてくることになりました。ゲームのリリース以降、ファンの方々が自然に自分たちが大会を開くということが起きていました。2016年から、私たちのほうでしっかりと大会を企画し、運営することに取り組みまして、2017年に世界一決定戦という大きな大会を実現するにいたりました。
ティム・エブナー 『クラロワ』についてsupercellが学んだことがありまして、皆このゲームを見ることが好きということ。ゲーム内に“クラロワTV”という、さまざまなプレイヤーの試合をリプレイで見ることができる機能があるんですが、これまでに何億人にも視聴されています。
今年の8月に世界一決定戦の参加を表明した人(ゲーム内20勝チャレンジ)は、全世界で2700万人以上の参加者がいました。その中には、トップ目指すストイックなプレイヤーもいれば、カジュアルなプレイヤーもいるんです。
2700万人の参加者は、全世界187か国からの参加で、ほぼ全世界を網羅しています。つぎのステップに進めたのはおよそ1万人のプレイヤーで、
●中国からは1140人
●アメリカからは1028人
●日本からは821人
という結果になりました。『クラロワ』がグローバルなゲームであることを象徴する数字になっています。
これだけ多くの人に注目されているゲームなので、esportsとしてのポテンシャルをすごく感じています。今後も継続して、esportsに力を入れていく予定です。Supercellの企業理念として、長年たくさんの人に愛されてプレイされるゲームを作るというのがあります。これを達成するためにも、esportsは大きな役割があると考えます。
続いて、esportsアジア担当のクリス・チョー氏に詳しい話を訊いた。
――esportsの大会に参加した理由はなんでしょうか?
クリス・チョー(以下、クリス) ティム・エブナーが申し上げた通り、コミュニティー(プレイヤーたちのこと)が、自然とトーナメントやイベントを開催しているのが見て取れました。みんなが観戦することも好きだということがわかったので、公式大会の運営は必須だと考えました。企業理念に“長年愛されてプレイされること、プレイヤーが楽しんで消費するコンテンツや体験を作ること”が核にあります。
――世界大会を開催してみて新たな発見はありましたか?
クリス この大会を通して学んだことはたくさんあります。中でも、参加するプレイヤーの出身国は非常にグローバルであることや、明日だけでも16歳のプレイヤーもいれば、子どもがいる30歳以上のプレイヤーもいて、年齢の幅も広いゲームであることが感じられました。幅広いプレイヤーがいることが、弊社のesportsにとって大きな糧になると感じています。
――2700万人という数字はかなり大きな規模ですよね。
クリス 弊社としてもすごく大きな人数だと考えています。その中にはカジュアルなプレイヤーもいて、それが伝統的なスポーツとの大きな違いだと思います。オリンピックに出たい、という人は全員ハードコアなんですが、カジュアルな人にも参加しやすい敷居の低さが、『クラロワ』の特徴だと思います。
――日本代表のフチさんは無課金で代表に選ばれましたが、これは珍しいことですか?
クリス すごく珍しい状況ではあります。『クラロワ』は無料でダウンロードでき、プレイヤースキルだけでも戦えるゲームになっています。今回は最終の16人に残れなかったハードコアなプレイヤーの中にも無課金の人はいるので、珍しいことではあるけど、彼だけではないです。
――今後、国別対抗戦などは考えていますか?
クリス 2018年に実施予定の、いろいろ大きな計画を立てているんですが、まだ秘密の種明かしをするには早いのでお答えはできません。しかし、今回の大会とは違ったフォーマットを検討しています。たとえばドラフトバトルだったり、クラロワダッシュだったり、2対2だったり、国別対抗戦なども考えていますが、発表できるタイミングで、またお知らせさせていただきます。
――2022年のアジアのスポーツ大会でesportsが正式種目として採用されますが、esportsの世界的な潮流はどうお考えですか?
クリス まず、とても楽しみであります。オリンピックやアジア大会といった大きな大会でesportsが正式採用されるというニュースはチェックしています。どういうゲームが採用されるかはわからないところではありますが、ゲームメーカーや、プレイヤーにとっては非常にポジティブなことだと思っています。
――会場にロンドンを選んだ理由は?
クリス ふたつ理由があります。2012年のオリンピックを含めて、歴史がある場所であることと、世界各国からくるプレイヤーを招くのに適切な場所だと思いました。もうひとつは視聴時間帯、タイムゾーンとして全世界での視聴に適しているのがロンドンということもポイントです。
最後に、『クラロワ』開発のトップであるジョナサン・ダウワー氏に今大会のことや、ゲーム部分について訊くことができた。
――ダウワー氏が思う、今大会の見どころはどこでしょうか?
ジョナサン・ダウワー(以下、ジョナサン) 私自身、観戦することが楽しみです! 会場の仕上がりも素晴らしいので、そこで起きるさまざまなアクションが早く見たい。個人的に気になっているのは、出場選手が使用するデッキを勉強して、自分でも使えるデッキを見つけたいですね。
――最後にバランス調整したのは10月9日でしたが、世界大会があったので後ろにずらしているのですか?
ジョナサン まさにいま、つぎのアプデートを進めているところで、昨日までがっつりやっていました。世界大会が終わったら、近々にもアップデートが行われる予定です。『クラロワ』チームは全員ロンドンに来ていて、自身の目で世界大会を見て、得るものがあったらゲームに反映することも検討しています。
――近々のアップデートで新カード実装もありますか?
ジョナサン メイビー(笑)。すごくいいアップデートになるので、ハッピーになるのは間違いなし。
――Supercellのゲームは1億DAUがあるとのことですが、それだけ遊ばれる秘訣はなんでしょうか?
ジョナサン 秘訣はあるはずです。ゲーム開発をする上で意識していることが、“簡単にできること”、“誰にでもできること”を意識しています。あと何かしら報酬があることも大事です。ただ、簡単に遊べることは必須でも、マスターするには長い時間がかかるゲームを作ろうとしています。それが、ゲーム開発でとくに意識していることです。
――180か国以上で楽しまれているクラロワですが、各国のトレンドはどう感じていますか? 日本ではホグライダーが人気ですが。
ジョナサン ホグライダーはみんなが好きですね。好きなカードは人によって違うので、国ごとというより人で変わりますね。僕が好きなのはメガナイトですが。一番好きなのはローリングウッドかな。
――ゲームの開発者の立場として、esportsが盛り上がっている現状はどんな心境ですか。
ジョナサン esportsのために開発したゲームではなくて、モバイル向けのゲームとして作っています。開発時に社内で大会をやったことがって、皆が叫んだり笑ったり観戦したことが、ものすごく盛り上がりました。楽しい空気感が印象的で、実際にゲームがリリースされたときにプレイヤーが自然と大会を開くようになったので、これは公式でサポートしようと思いました。
――最後に、日本のプレイヤーへコメントをお願いします。
ジョナサン ゲームの中で俺のことを倒すのをやめてほしい。日本のプレイヤーは強すぎる(笑)。プレイするときは、時差を計算して日本プレイヤーとマッチングしないようにしているよ。
▼世界一決定戦関連記事
対応機種 | iOS/Android |
---|---|
価格 | 無料(アプリ内課金あり) |
ジャンル | リアルタイムストラテジー |
---|---|
メーカー | Supercell |
公式サイト | https://clashroyale.com/ja |
公式Twitter | https://twitter.com/ClashRoyaleJP |
配信日 | 配信中 |
コピーライト | (c) 2016 Supercell Oy |