『三國志 覇道』7月度公式生放送“#ハドウへの道”が7月15日21時より配信決定。新たに登場する武将やアップデート情報などが発表
2024-07-08 17:00
2020-11-20 19:30 投稿
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三國志 覇道
ちょっとちょっと読者諸兄。読者諸兄はすでに、『覇道』のテレビCMをご覧になったであろうか。
『エヴァンゲリオン』の碇ゲンドウでもおなじみの立木文彦さんの声と、そしてなによりSSR武将が選べる点に耳目が奪われがちな内容だが、真の萌えポイントは使われているテーマ曲とドット絵で、往年のおっさんファンを狙い撃ってくる、あのCMである。
読者諸兄の大半はいいおっさんだろうから(決めつけ)、たまるToDo、増える調整、抱える責任もあるだろう。
そんなストレスフルな生活の中で、ふとテレビをつけたかつての昭和少年たちが、この音楽を耳にしたことで、実家のファミコンだのPC98だので3世紀の中国大陸で戦ったことを思い出す。
そんな光景が目に見えるのは筆者だけであろうか。うん、筆者だけかもしれない。
しかし、そういう思いがこめられて作られたわけですよ、このCMは! たぶん!
ToDoまみれの毎日で、小金がたまっても使うヒマはなく、さりとてゲームをやれるようなまとまった時間もなく。
そういう人にこそやってほしいスマホゲー。私も、相当のPCゲーマーだけれどもいちばん時間をかけてるのはスマホゲーだもの。
だって、皆さんも会社で偉い人に詰められるじゃないですか。そしたら「おうちに帰って『三國志14』やりたいお…。Switchで『ゼルダ無双』の体験版やりたいお…」と思うじゃないですか。
買うことはできるんですよ。大人ですから。でもやる時間がない。確保できるのはスキマ時間のみ。
そんなあなたにおすすめしたい『三國志 覇道』。いや、メーカーさんのまわし者みたいだけど、わりとマジで。
電車でさくっと賊を狩る、会社のトイレで軍団チャットに入る、ガチャを引けば美麗グラの『三國志』キャラでテンション上がる。
生活の彩りに、ぜひ。いまなら文醜、顔良の友好度がもらえます。
といったところで、今回の本題。
今日はちょっと趣向を変えて、クセが強い個性を持つ将軍たちをご紹介。
コーエーテクモ社の『三國志』の魅力は顔グラにもあるのだが、それ以上にキャラが立っているという点がある。
『三國志14』とか1,000人の登場人物に能力値のみならず個性や戦法、陣形までついてるからね。そこまで作り込む会社とか尋常ではない。30年間の蓄積があってこそ為せるものである。
そして『覇道』もその蓄積がいかんなく発揮されている。ひとりひとりのキャラに個性が詰め込まれているのだ。
今回は趣向をかえて、俺的にクセが強いと思われる個性を持った将軍ベスト5を紹介したい。
あくまで個人的感想なので、根拠はない。あくまでそう思ったというだけの話である。
そしてまた攻略の役には立たないのでご覚悟のほどを。
先日の公式生放送でも触れさせてもらったが、まずはこの“繚乱”という技能を持った男。
こいつの技能は部隊内にいる女性武将の人数×3%分、部隊の基本攻撃力が上昇するというバフスキルであり、自身以外を全員女性にすると12%も盛られるのである。3%でも強いのに。
さらにさらに、戦法の“百花の勢”は最大攻撃力200%のアタックというえげつないスペック。いまでさえSRとしては使い勝手がよく使用率が高いのに、これから主将たりえる女性武将が追加されたら手が付けられない壊れキャラになるポテンシャルを秘めた男なのである。
まさにロマン砲。
これというのも関索が美男子としていまに伝えられ、物語中でふたりも(一説では4人)の奥さんを持ったというエピソードを持っており、それがゲーム内に落とし込まれた結果なのである。いるだけで女性陣の元気が出る男ってすげえなおい。
今後さらに、花曼や鮑三娘といった彼の奥さん連中が『覇道』に実装されたら、どれほどのことになるのだろうか。“繚乱”の機能、下方待ったなしなんじゃないかなとも思っている。下方っていうか。爆発しろ。
ホウ徳といえば、馬騰軍でその経歴をスタートさせ、そのまま息子の馬超に従って張魯のもとに入り、最後は曹操のもとで死ぬという、三国志屈指の勢力渡り鳥である。
しかし、仰ぐ旗をいくたびも変える経歴にも関わらず、最後の死にざまが、関羽に降伏せず斬首という忠烈的なものであったがために、歴代の『三國志』シリーズでは義理がやたら高く設定されているのが特長である。
同じく魏の于禁が、たった一回降伏しただけで裏切りもの扱いされて義理もへったくれもない能力値に設定されているのとは好対照である。
そんな流転の猛将・ホウ徳は『三國志 覇道』ではユニークな技能“報復”と“奮戦”を持っている。“報復”は部隊が壊滅した際、相手に“部隊の攻撃×150%の物理攻撃を行う”という復讐スキルであり、“奮戦”は兵力が50%以下の際、部隊の攻撃が+7%されるというバフスキルとなっている。
追い込まれてから強いタイプ。まるで締め切り当日、いやむしろ翌日に本気を出し始めるライターを見るようで本当に申し訳ございません。
逆にいうと、弱めの賊に単体で向かわせるような軍勢に補佐としてつけても、茫洋としてあまり役に立たないので、全滅上等の都市戦に挑むときに真価を発揮するタイプといえよう。
それにひきかえ于禁の能力を見てみると、いや于禁おらんのかい。
死んで花実が咲くものかとはいうものの、たった一度の命乞いで2000年後もこの扱い。男たるもの、命を惜しむべきところと、名を惜しむところを間違えてはいけない好例である。
『三國志』主役の一角、呂布。『三國志』シリーズの箱を見ても、曹操、劉備、孫権はほぼ皆勤賞だが、それに次いで登場するのが呂布、関羽、孔明といったところであり、とくに呂布は三雄をさしおいて主役に躍り出ることも多く、ユーザーやメーカーからの深い愛を受けていることを感じずにはいられないのである。
しかしこの呂布、物語上でも歴代の『三國志』シリーズでも個性が強い。
まずもって一騎打ちでは負け知らず、戦場では大軍を率いて敵をちぎってはなげちぎっては投げという、いっそ爽快な戦いを見せてくれる。
しかし裏切る。とにかく裏切る。そして猪突猛進して、プレイヤーの言うことをききやしない。
無類に強いけれども扱いづらい、この凹凸の激しさが彼の最大の魅力である。
そしてこの『覇道』でもその扱いづらさは存分に表現されている。
裏切りこそしないが相性のよい武将が華雄、陳宮、呂レイキあたりしかいないので編成が組みづらい。
しかも呂布を含めSSR武将だらけなので、課金しないとちゃんと機能しないあたりが苦しいところである。
技能の“覇王”は自身が主将の際、すべての兵科に対して相性が良くなるという、ジャンケンのパーをグーでぶち破るがごときぶっ壊れスキルだ。まぁそれはいいのだが“主導”もまた主将限定スキルなので、とにかく主将じゃなければ意味がない男なのである。
つまり呂布は間違いなく現環境で最強ではあるのだが「俺がトップじゃないと働かない。気の合うやつは少ない。課金しないと本気出さない」という仕様になっているのだ。
こんなガチャがあったらふつうはブーイングが生まれそうなものだが「まあ呂布だし」の一言で丸く収まっているあたりに呂布の不思議な人気というかキャラ立ちっぷりを感じてならない。
これがもし、ほどほどの強さで扱いやすい武将になっていたら、そちらのほうがブーイングものだったろう。
劉備は一見、弱い。筆者もそう思っていた。かつては。ただの“酒場をまわっていろいろな人と仲よくなってくるオッサン”扱いしていた。
「劉備というより劉邦やないか!」そんなふうに思っていた時代もありました。
しかし戦法の“全軍奮励”の強さに気づいてしまったのである。
これは、“自身を含む味方3部隊の通常攻撃待ち時間を大きく短縮。さらに攻撃速度を75%上昇”というもので、わかりやすくいうと、とにかく早く叩けるようになるのだ。
RPGでいえば、“こいつがパーティーにいるだけで、仲間全員が二回行動できるようになる”といえばわかりやすいか。
そう、劉備には呂布や孫策、曹操にはある“主将じゃないと機能しない”技能がない。つまり脇役でもいいのだ。このあたり、傭われ隊長としても優秀だった彼の経歴や性格を表しているといえよう。
脇役でもそこそこは働く。副将としてもよし。しかし主将だと連鎖しなくても戦法が発動するのでお得。しかも大軍になるほどその効果は増していくという。
酒場で飲んだくれる人徳おじさんに見せかけてその実、曹操とタメをはれるほどのポテンシャルを持つ男なのである。
やはり彼は皇帝の器だったのだ。
夏侯惇といえば、曹操の副将として、魏軍の筆頭としてその名が挙がる名将である。
曹操の挙兵当初から従い転戦し続け、『三國志14』の“銀河英雄伝説コラボ”においてはキルヒアイスにも例えられた腹心中の腹心である。
矢に射られた右目を食うという、ファンキーな逸話からは想像できない手堅い実績、安定した人格。
さぞや能力が高いのかと思いきや、『覇道』での技能は、“自身が主将の際、副将の連鎖確率+1%”というもの(投合)であり、もうひとつは“治金”という製鉄所専用の内政スキルである。
いや、製鉄所は大事ですよ。
ただこれをファミレスでたとえると、エリアマネージャーとして雇われ、本人もその志望があるのに、持っているスキルが“皿洗いの天才”。そんなちぐはぐさを感じてならない。戦法も能力も悪くないのに、曹操の副将として使ったら技能が死にスキルになりがちで残念。あるいは製鉄所の主になるしかないのだろうか。
今後のアプデでSSR武将の技能が増えるというが、そこで夏侯惇がどう変わっていくか、非常に楽しみなのである。
(BY ponta)
担当編集コメント:編集コメントを忘れたまま記事公開をするという愚行を犯してしまいました。正直なところ、私は三國志にそこまで詳しくはないのですが、こうした詳しい人から目線の説明を聞くと興味がわきますね。素直におもしろい。ちょっと三國志読んでみようかな。
対応機種 | iOS/Android |
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価格 | 無料(アプリ内課金あり) |
ジャンル | シミュレーション |
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メーカー | コーエーテクモゲームス |
公式サイト | https://www.gamecity.ne.jp/sangokushi_hadou/ |
公式Twitter | https://twitter.com/sangokushihadou |
配信日 | 配信中 |
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