最新作『クラロワ』は44か国でiPhone
トップセールスランキングで第一位
フィンランドに本社を置くモバイルゲーム開発会社Supercellは、2015年度の業績において、売上高:23億2600万ドル(前年度:17億7700万ドル)、EBITDA(利払い・税引き・償却前利益):9億6400万ドル(前年度:5億9200 万ドル)であったことを発表した。3月10日現在は、日本円にして売上高は約2640億円、EBITDAは約1095億円となる。
Supercellからリリースされているゲームは『ヘイ・デイ』、『クラッシュ・オブ・クラン』『ブーム・ビーチ』『クラッ シュ・ロワイヤル』のたった4つ。
2016年3月2日にグローバルリリースされた『クラッシュ・ロワイヤル』は44か国のiPhoneトップセールスランキングで第一位をとったが、リリースが直近ということも考慮すると、すでにリリースされている他の3タイトルが着実に収益を伸ばしているという印象だ。
また、同社ゲームの一日のアクティブプレイヤー数は一億人を超えるという驚異的な数字も発表される。世界中に愛されるゲームを作り出すSupercellには180名ほどの社員しかいないというのも驚きだ。
今回の業績発表について、CEOイルッカ・パーナネンは以下のようにコメントしている。
「このような業績を残せたことは素晴らしいことであり、誇りに思います。”人を大切にする”という会社創立時のビジョンに忠実にあり続けることで、このような結果を導けたことが、弊社にとって非常に重要なことです。最高の人材を集め、その人材にとっての最高の環境をつくり、十分な時間を設け、運を味方につけることができれば、何年にもわたって世界中の何百万人もの人々にプレイしてもらえる素晴らしいゲームはうまれるものだと信じてきました。
弊社は業績の規模に対し、会社の規模を小さく保ってきました。今日弊社には180名の社員がいます。ほぼ全員が顔見知りで、フラットな環境のなかで、少人数制の独立したチームで働いています。
今日の成功に導いてくれた、優れたものを追い求める社員たちを誇りに思います。社員ひとりひとりが自分自身に求めるクオリティの基準を高く設定し、最高のゲームをつくりたいと強く願っています。私はこのような環境で、このようなチームとともに働けることを、非常に恵まれていると感じています。」