『Ingress』過去最大規模の大バトル:XMアノマリー“イージスノヴァ東京”リポート(前編)

2016-07-25 14:05 投稿

真夏の東京を舞台にしたメガ級ハイブリイッド戦

『Ingress』の中でもエージェント(プレイヤー)たちが熱い戦いをくり広げるのが、世界各地を使って開催されるXMアノマリーと呼ばれる大きなイベント。その最新シリーズであるXMアノマリー:“イージスノヴァ”が2016年5月28日、アメリカはブルックリン、ミネアポリス、オランダのロッテルダムなど7つの地域からスタート。6月25日にはロシアのモスクワ、オーストラリアはシドニーなど8つの地域に戦いは引き継がれ、長かった戦いの最終決戦が7月16日、お台場、新宿、渋谷、秋葉原、上野など、東京各地を使って開催された。

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東京での開催は約1年ぶり、過去最大規模、メガ級、メガマリーとも呼ばれる本イベントの様子を、ファミ通Appで『Ingress』といえばおなじみライターの深津庵と、イラストレーターのあしたづひむ(カメラアシスタント)が、いろいろな角度からリポートしていくぞ!!

 

7月16日10時
催しものもメガ級!! オープニングイベントスタート

今回の戦いは2種類。従来のクラスター戦と、シャードと呼ばれる破片をリンクで結んだポータル間を移動してゴールに導くフラッシュシャード。

簡単に言えば、新宿や秋葉原から始まり、お台場までを舞台に4回戦ごとに333のポータルを奪い合うのがクラスター戦で、フラッシュシャードではそれぞれ20のゴール(ポータル)に向けって80個の欠片をリンクで結びながら運んでいくってわけだ。

そんな戦いの5時間前、10時から始まったのが、エージェントたち59名、52ブースが並ぶグッズ頒布会や、特設ステージでの催しもので、もちろんこれも最大規模。

 
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▲深津とあしたづは、にゃんぐれすでおなじみのNyantic Labsさんの作品が大好き。この日の頒布会でも新しいグッズがあり、その中からTシャツを購入。もちろん、この日着ていたTシャツもにゃんぐれす!!

 

このイベントは戦うのが大前提だけど、それと同じく楽しみなのが遠方の友だちを会えることだ。エージェントのあいだではおなじみ、四国を代表する天狗さん率いるグループのほか、関西方面のお友だち、台湾からの方々など、それはもうたくさん、あいさつしているだけで午前中が終わってしまいそうな勢いなのです。

 
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▲『Ingress』以前からの付き合いだけどなかなか会えない距離にいるみんな。それがこうして揃うのもXMアノマリーの魅力だね。
 
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▲彼らと最初に出会ったのは昨年末の沖縄、XMアノマリー“アバドン”だけど、みんなは毎回、日本で開催されるイベントに参加してくれる全力で『Ingress』を楽しむエージェントなのだ。
 
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▲Hinata Kinoさんが手掛けるキャラクターで、これは会場で売られていたうちわ。作者さん曰く、レジスタンスを応援するだけでなく、『Ingresss』を盛りあげたい、陣営は関係なくエージェントのみんなに楽しんでもらいたい。そうした想いで描かれたもの。深津も同じ想いです!! 

 

メディア枠で参加しているようにみえる深津とあしたづだけど、基本は1エージェント。有料キットはいちばん高い奴を購入。戦うためのアイテムも事前に集めたり、チームに所属、担当地域を決めたりと本気で楽しむスタンス。とはいっても取材も大事。NIAの広報を務めるホフマンジャパンのみんなともしっかりご挨拶だ。

 
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▲プレス受付近くで川島さんを発見、「俺が『Ingress』を育てたと胸を張って言ってください」とありがたいお言葉。そう、エージェントみんなが積み重ねてきた結果がこのイベントに繋がっているのだ。

 

そんな中、特設ステージではよしもと沖縄のピン芸人、プレイングサポーターこと浪崎ただしさんが登場。フリップ漫談でイングレス講座を披露してくれた。講座といいながらも内容はエージェント向けのもので会場を盛りあげてくれたぞ。

 
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7月16日正午
決戦の地へ向かうエージェントたち

戦いが始まるのは15時、まだ時間があるようだけど、エージェントたちの駆け引きは当日どころは数日前から始まっている。
お昼ごはんをどうするかなんて考えているこのころには、多くのチームが担当エリアに移動、さまざまな攻防が展開しているのだ。

もちろん、作戦によって移動のタイミングは人それぞれ、会場にはまだまだエージェントが残っている。
そんなみんなを盛りあげてくれたのが、『Ingress』エージェントによるエージェントのためのインターネットラジオ『HACK WITH SORAXNIWA』のメインパーソナリティを務めるsky Walkerこと山本紗江さん。アコースティックギターを片手に全国でライヴ活動を行う京都在住の女性シンガーソングライターで、当日も元気いっぱい実体験を盛り込んだ暑さを吹っ飛ばす『Ingress』ソングを披露してくれた。

 
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INGRESS SPECIAL:HACK WITH SORAXNIWA公式サイト
山本紗江公式サイト

そのステージを全力で楽しむ俺の視界に、着物姿の男性が……。
ん、その青と緑の配色はもしやっ!?

 
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▲はじめてお会いしたのは昨年、仙台で開催されたXMアノマリー“ペルセポリス”。その後、沖縄のXM“アバドン”を経てこの日ってわけ。今回はステージに立つことはなかったけど、こしらさんのお話はマジでおもしろいので次回に期待してます!! 

 

この日、当会場の隣りでは水が噴出し、浮き輪が飛び交うアゲアゲでご機嫌なイベントも開催。
どうにか水だけでもこちらに飛ばしてくれないかとお願いしたくなる日差しの中、俺の目の前に現れたのが『Ingress』のストーリー中、アンチ・マグナスのリーダーであるヤーハン(左)と、日本のXM研究者である司アキラ(右)のおふたりだ。

 
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▲ヤーハンは今回の結果を告げるナビゲーターとして、さらに、リサーチプログラム“NL-PRIME”に合わせて司アキラがこの会場に現れたってわけだ。

「いつも見てます!」
テレビでよく見る芸能人を前に言ってしまいそうなコメントが脳裏をよぎるもグッと堪え、フリーライターでありエージェントであることを精いっ杯の単語で伝え、それを司アキラが丁寧に通訳してくれた。

さて、どうしてXM研究者がこの日この会場にいたのか。その答えは背後に写るバス“NL-PRIME”が握ってる。
これは、ウィラートラベルとNIAが共同開発した、XM(エキゾチックマター)を調査するバスなのだ。

 
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▲車体後方には最大積載量を示す、“MAXIMUM LOADING CAPACITY 484,000XM”の表記があった。つまり、パワーキューブ(レベル8)約60個分ということになる。

 

7月16日15時
NL-PRIMEの内装は予想よりすごかった!!

『Ingress』にはゲーム上のストーリーがあって、今回のようなXMアノマリーや特別なイベントに、エージェントであるユーザーがどう関わり結果を出すかでストーリーが分岐、さらなる展開をみせてくれるのも魅力のひとつ。その新たな試みが、WILLER TRAVELと『Ingress』のコラボ企画で誕生したXMを調査するバスNL-PRIMEなのだ。

この開発と調査に大きく関わっているのが、本作のストーリー上における日本のXM研究者である司アキラ。
そう、上で深津といっしょに写っていた右側の女性ってわけだ。

このバス、外観もすごいけど内装もかなり豪華。乗車時の足拭きマットもNL-PRIMEな仕様で、座席の横には専用のスティック、正面に個別のモニタが用意されている。

 
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▲ボタンの押し心地、スティックの感度は上々。この日は操作できなかったけど、実際にこれを使った試みも用意されているとアナウンスがあった。

 

試乗会では、正面のモニタに司アキラが現れ、『Ingress』がこれまで歩んできた歴史、これから考えられる可能性について説明。その調査に向けて試乗しているエージェントたちの適正を診断するテストが実施された。

 
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▲そのお姿はもちろん、素敵な声の持ち主。暗くなった車内の雰囲気もあって、一気に『Ingress』の世界にひたることができたぞ。
 
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▲選択肢の中から正解を選んでモニタをタッチする仕組みで、日本語はもちろん英文もついているので、海外からの参加者も安心して楽しめる(ネタバレ防止のためボカしました)。

また、当プランに参加するとサポーターキット、限定メダルのパスコードがついたカードやシールを入手できるのも大きな魅力。ここでしか手に入らない貴重なものなので、興味があるエージェントはぜひ、下記のリンクから予約の手続きを行ってほしい!!

移動XMラボ「NL-PRIME」公式サイト

 
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▲試乗会後にはWILLER TRAVELの代表取締役 村瀬茂高氏と、川島氏による対談が行われた。
 
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▲撮影させてもらったのはサンプル。後日、ちゃんと予約して俺も当プランに参加する予定だ。

 

っというわけで前編はここまで。

後編では深津とあしたづが駆けつけたシャード戦と、結果発表やサプライズもあったアフターパーティーの様子をリポートしていく。

そうだ、出発前にこの人へのごあいさつも忘れちゃいけない、『Ingress』エージェントみんな大好き、伊藤園の大楽氏だ!!

先日、XM-profilerの起動画面を撮影&掲載した記事を読んでいただいたようで、「いつか誰かがやるとは思ったけど、まさか深津さんがやるとはね」と、お褒めのお言葉(ん、違う!?)をいただきました!

 
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▲毎度、撮影を連射モードで行うあしたづに「どうせまた、使うのは1枚でしょ」と鋭いツッコミ。大楽さん残念、今回は無理やり2枚ですよ!!

後編へ続く

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P.N.深津庵/あしたづひむ(カメラアシスト)
※深津庵のTwitterはこちら

Ingress(イングレス)

ジャンル
オンライン位置情報ゲーム
メーカー
Niantic, Inc.
配信日
配信中
価格
無料(ゲーム内課金あり)
対応機種
iOS/Android

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