『Ingress』「あれは何っ!?」~ゆりかもめ沿線ポータル探査の旅~#01

2016-06-30 11:49 投稿

各駅周辺の気になるスポットに直接触れる!

ナイアンティック社が開発・運営する、スマートフォン向け拡張現実技術を利用したオンライン位置情報ゲーム『Ingress(イングレス)』。

本作では、プレイヤーがResistance(青)とEnlightened(緑)いずれかの陣営にエージェントとして所属。スキャナ(スマートフォン)を持って屋外に出て、位置情報を頼りにポータルと呼ばれるものを奪い合い、互いの領地を拡大していくのが大きな目的だ。

 
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本作では年に数回、世界十数都市を舞台にした大きな公式イベント“XMアノマリー”を開催。その勝敗によって作中の物語が変化していくのも魅力のひとつだ。

はい、皆さんこんにちは。
どこまで浸透しているかわかりませんが、ファミ通Appで『Ingress』と言えばわたくし、深津庵でございます。

何でこんな話をしているのか!

その理由は簡単。現在世界各地で進行中の“XMアノマリー:Aegis Nova”シリーズの最終決戦が7月16日に東京で開催。同イベントのアフターパーティー会場である台場には世界各地から数千人のエージェントが集結すると予想されている。

そこで、主要交通のひとつ“ゆりかもめ”沿線がどんなところなのか、3つのテーマで探査することになったのだ。

3つのテーマ
●各駅でスキャナを起動、範囲内で気になるポータルをチョイス
現地を訪れ登録されている写真から好きなものを評価する
●周辺の休憩ポイントorお食事事情をチェック(もちろん範囲内!)

第1回目の対象駅は新橋(U01)、汐留(U02)

スキャナの範囲内ってなに?
登録されている写真ってどういうこと?

『Ingress』に興味はあるけど詳しく知らない、そんな方にもわかるよう解説を交えてゆりかもめ沿線ポータル探査の旅を進行。戦うだけが目的ではない本作の魅力を少しでも感じてもらえればうれしいです。

なお、この探査の旅は深津庵と、『Ingress』の日常マンガや関連書籍で多くのイラストを描いてきたあしたづひむをサポーターに任命、ふたりで探査を進めていくぞ!

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ゆりかもめ新橋駅(U01)からスタート!

SL広場で取材を受けるサラリーマンのイメージが強いJR新橋駅。汐留口側に出ると正面に見えるのがゆりかもめ新橋駅の玄関口だ。

エスカレーターを上がって道なりに進み、コンビニと大手コーヒーチェーン店を抜けた先にある改札口付近でスキャナを起動、不思議なポータルを探査開始!

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▲左にあるのがゆりかもめ新橋駅内で起動したスキャナ画面。青や緑に光っているのがエージェントが奪い合うポータル。範囲内とはつまり、いま見えているものの中で探すのが今回のルールってわけ。

 

光を放つポータルにはそれぞれ発生源となるオブジェがあって、スキャナ上で光っているものをタップすると、上記右にある詳細画面に切り替わる。

なんだろう? 大きな彫刻のようだけど、いまいちサイズ感がわからない。

と、いうわけで第1のテーマ!

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▲ゆりかもめ新橋駅の改札がある2階の連絡通路から徒歩で約5分、汐留シティーセンター内の広場にあったぞ。

 

正直、スキャナ上ではアルミホイルをグチャっと筒状にしたものにしか見えなかったのだけど、実物は想像以上に大きく、とっても重厚なオブジェであることがわかった。

これらポータルはエージェントたちがみずからその場を訪れて撮影し、NIAに申請を出してポータルにふさわしいと許諾されたもので、日本はもちろん、この地球上に数えきれないほど存在しているのだ。

さらに、ポータルの詳細画面左上にある写真をタップすると、同じ対象物をエージェントたちが撮影、申請したものを閲覧することができる。それらに対してFacebookでいう“いいね”をすると、数がもっとも多い写真がトップに表示されるのだ。

はい、ここで第2のテーマ!

気に入った写真を

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▲画面右にあるカメラアイコンを選ぶと撮影モード、下部にある編集を選ぶとポータルの説明文を書き加えたり、位置情報が違えばそれを修正するよう依頼することもできる。

 

銀のオブジェがある汐留シティセンターには地下1階から地上3階にたくさんのレストランやショップ、1階から出ている41&42階への直通エレベーターを使えばおしゃれなバーにたどり着く。

JR新橋駅周辺にはお父さんのお財布にもやさしい居酒屋、早くて安い系の大手チェーン店が多くて魅力だけど、ちょっと抵抗があるなって人や、『Ingress』デート中の人にはこちらをオススメしたい。

っというわけでこれが第3のテーマね。

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ちなみに深津が評価した写真、実物にはない翼が生えているよね。これは撮影者の巧みなアングルによるもので、頭上からぶら下がるオブジェを銀の柱に重ねて撮影していたのだ。

じつにお見事、直接見たからこその発見にふたり揃って大満足!!

 
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汐留(U02)には奇妙なやつらがいっぱい!

新橋駅から汐留駅までは徒歩圏内、本当にわずかな距離なんだけど当日はあいにくの雨。しかもこのタイミングで本降りに突入!

『Ingress』をしながら傘をさして歩くのもしんどい状況になり、1日乗車券を購入して汐留駅を目指した。

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▲XMアノマリー当日もいろいろな駅を移動する可能性があるので、1日乗車券(820円)を活用すると安上がりかもしれない。
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できるだけ屋根のある場所を進み、たどり着いたのは首都高速都心環状線の近くにある東京ツインパークス、レフトウイングとライトウイングの中間にある立派な歩道。

スキャナではそこに水玉のオブジェというポータルがあるはずなのだけど、どこをどう探しても見当たらない。

 
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そこで、道行く方々にあしたづがスキャナーを見せて聞き込みを行うと、口を揃えて“日テレプラザ”の名を挙げたのだ。そう、これに似たオブジェが日テレプラザにたくさんあり、それらがポータルになっていることは我々も知っていた。

それでもこいつを選んだのは、1体だけ離れた場所にあってインパクトが強く、その真相を知りたかったからなのだ。

そしてさまようこと約1時間、すべての答えが導き出された。

まずはこちらをご覧いただきたい。

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今度はググっと引いて見てみよう。

 
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つまり、日テレプラザ(写真の場所)にあるべきポータルが、こんなに離れた場所に設定されていたってわけだ。

 
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この日、もうひとつわかったことがある。

それは、これらオブジェたちは人的に動かされているようで、日テレプラザに数個あるポータルのどの写真とも配置が一致しないのだ。まさか、オブジェたちが動こうとは、登録したエージェントも想像できなかったんだろうな。

ここはあえて評価せず、間違った位置にあるポータルを正しい場所に座標修正を申請。ひとりぼっちだった水玉のオブジェが、仲間のいる日テレプラザに移動されることを祈ることにした。

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ちなみにこれらオブジェのある広場には、あしたづが以前から食べてみたいと言っていたメキシカンファストフード店があり、そちらで昼食を取ることにした。

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注文したのはふたつのタコスがセットになったもの。このお店では多くのメニューがビーフとポークを選択できるので、それぞれ違うものを頼んで食べ比べてみるといいかもね。

 
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湾岸探査はここからが本番

ポータルを奪い合うだけが『Ingress』ではない。それを目標に実際の場所を訪れることで、今回のように新たな発見に一喜一憂するのも魅力のひとつだ。

今後もゆりかもめ沿線を各駅で下車、その場でスキャナを開いて気になるポータルを探査。みんなが登録した写真からお気に入りの1枚を評価しながら、いつもの観光とは違った目線で湾岸エリアに触れていきたい。

それでは皆さん、次回は、竹芝(U03)、日の出(U04)、芝浦ふ頭(U05)、3駅まとめて探査予定。レインボーブリッジ手前までをいっきに攻めていくので、引き続きよろしくお願いします!!

 
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▲表に日本語、裏には英語でゆりかもめ沿線の案内が書かれている。XMアノマリーは海外のかたも多く参加するので活用してもらいたいね。

P.N.深津庵
※深津庵のTwitterはこちら

Ingress(イングレス)

ジャンル
オンライン位置情報ゲーム
メーカー
Niantic, Inc.
配信日
配信中
価格
無料(ゲーム内課金あり)
対応機種
iOS/Android

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