『Ingress』~ゆりかもめ沿線ポータル探査の旅~#05(国際展示場正門、有明テニスの森)

2016-07-15 13:00 投稿

芸術+防災+スポーツに触れあう湾岸ルート

ナイアンティック社が開発・運営する『Ingress(イングレス)』の大規模なイベント“XMアノマリー:Aegis Nova”が2016年7月16日に東京で開催、同アフターパーティー会場がお台場で行われることが決まっている。

そこで、主要交通手段のひとつである“ゆりかもめ”沿線がどんなところなのか、ライターの深津庵、イラストレーターのあしたづひむが、3つのテーマで探査しようと始まったのが本企画のあらすじ。

▼前回まで
新橋、汐留編
竹芝、日の出、芝浦ふ頭編
お台場海浜公園、船の科学館編
テレコムセンター、青海編

ポータル探査の旅まとめ

【Ingress記事まとめ】
イベントレポートや取材記事も

 

これまで、新橋駅(U01)から青海駅駅(U10)、までの駅周辺を探査。
お台場本土に上陸後、湾岸沿いにあるジョギングコースを歩き始めた深津は、黒船来航から始まる台場の歴史や、船の科学館で初代南極観測船を発見、ヴィーナスフォートでは伊藤園渾身の『Ingress』専用マシンが起動する貴重な瞬間に立ち会った。

そして第5回目の本記事では、皆さんご存じ東京ビッグサイトのある国際展示場正門駅(U11)から、インドア人生の著者には縁のなかった有明テニスの森(U12)までの探査結果をリポートしていくぞ!

3つのテーマ
●各駅でスキャナを起動、範囲内で気になるポータルをチョイス
●現地を訪れ登録されている写真から好きなものを評価する
●地域に触れあう!(お食事事情どこいった)

大地を切り裂く巨大なのこぎり

ゲームはもちろんアニメや映画、その手の文化が大好きな深津ですが、東京ビッグサイトを訪れたのはこれが人生2度目のこと。
最初に来たのは15年くらい前で、いずれも車だったこともあってか、今回初めて気づいたのがこいつの存在だ。

 
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あしたづによれば、「国際展示場と言えばこれ」ド定番過ぎて何の新鮮味もないオブジェだという。
それを知らずひとりで盛り上がり、当日会場で開催されていた某イベントに向かうたくさんの女性陣とは違う流れを生み出す深津。

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▲ちなみにこのポータルはXMを媒介に作成された、というおもしろい説明が記されている。おそらくはエージェントの創作なんだろうけど、いかにもそれっぽい内容なので興味がある方はぜひ読んでもらいたい。
 
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このオブジェを作ったのは、日常の中にあるさまざまなものを複製、巨大なパブリックアートを生み出すスウェーデン生まれ、アメリカの彫刻家クレス・オルデンバーグ氏
のこぎりのささる大地には切り進めた溝があり、“問題解決のプロセス”を表現しているらしい。

このほかにも、アメリカのミネソタ州東部ミネアポリスにあるミネアポリス彫刻庭園の“Spoonbridge and Cherry”なんかも有名な作品だ。

もちろん、ポータルにもなってます!!

 
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▲全米最大規模の都市型彫刻庭園に飾られた巨大なスプーンに乗っかる大きなチェリーのオブジェ。その重さは15トン以上もあり、当庭園でもとくに人気のある作品らしい。

 

ちなみに、のこぎりのオブジェを右に見ながら進んだ先にレンタサイクルがあった。
お台場全域はもちろん、今回のXMアノマリー開催地の多くでもサービスが行われているので、当日の移動手段に使うのも便利かもね!

 
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お台場地域周辺サービスガイド

首都大規模災害の拠点となる有明

レンタサイクルに誘惑されながらも、日々の運動不足を解消するためにも引き続き歩くことを選択。
ゆりかもめに沿って歩いていくと、正面に有明コロシアムへの案内板がみえてくる。

 
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その手前にある有明駅(U12)を目指していた矢先、方向音痴な深津を惑わすとんでもないトラップが姿を現した。
左がりんかい線の国際展示場駅、右にあるのがゆりかもめの有明駅、下記の画像にある矢印は“ここらへん”という目印で正確な位置は違うかもしれないが、本当にこの距離感で、かなり戸惑ってしまった。

 
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▲ひとつ手前、りんかい線の東京テレポート駅がゆりかもめのお台場海浜公園駅に隣接。このふたつは、7月16日に開催されるXMアノマリーのアフターパーティー会場にも近い場所にあるのだ。

 

危うく方向を見失うところだったけど、スキャナ上でポータルになっている有明駅を探して起動修正。その目の前に謎の巨大施設が現れた。

 
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そなエリア東京のある東京臨海広域防災公園は、首都直下地震などの大規模な災害発生時に、現地における被災情報のとりまとめ、災害応急対策の調整を行う災害現地対策本部などが置かれる防災拠点だったのだ。ここには、地震発生後72時間の生存力をつける体験学習ツアー“東京直下72h TOUR”、津波の特徴を学ぶ“津波避難体験ツアー”のほか、防災グッズの販売やカフェもあり、お子さんも参加できるようなので、興味のある方はぜひ!

東京臨海広域防災公園

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▲公式サイトによれば、首都圏広域防災のヘッドクォーター及び、広域支援部隊などのベースキャンプ、災害医療の支援基地として、東扇島地区(川崎市)の物流コントロールセンターと一体的に機能する防災拠点施設でもあるようだ。

 

テニ森は自然と活気で溢れる素敵スポット!

有明テニスの森駅(U13)から徒歩数分、目の前にみえてきたのは有明コロシアム。この日も何らかの競技が行われていたのかたくさんの歓声が聞こえてきた。
しかし、活気があるのはいいのだけど、駅からスキャンできる範囲にはほとんどポータルは見えず。

駅名にもなっている森とはどこにあるのか
まさか嘘? イメージでつけちゃいましたってなノリなのかと不安になってくる深津を煽るように強くなる日差し。

 
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ここで改めてスキャナをチェックしてみると有明コロシアムの奥に複数のポータル群を発見。行ってみるとそこには……。

 
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さらに、この奥には全部で50ものテニスコート、クラブハウス、各コートに最寄りのトイレまで用意された、まさにテニスの森が広がっていたのだ。

 
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テニスを楽しむ人はもちろん、広場の木陰に座って優雅な時間を過ごす家族も多く、敷地内を元気に走り回る子どもたちもたくさん見かけた。
これからしばらくな暑さが続くけど、秋口になれば日差しも落ち着いて最高のお散歩コース&エージェント活動も捗るうれしいスポットになるんだろうな。

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▲これはクラブハウスを抜けたところにあったポータル、男女ふたりのポーズかっこいいよね。
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▲撮影当時は上記の写真しかポータル情報に登録されていなかったので、深津がこちらの写真を申請しておいたぞ。

 

次回、ゆりかもめ沿線最後の探査へ

今回紹介した、そなエリア東京の体験ツアーはどれも興味深い内容。
この日は本企画とスケジュールの都合でポータルのみの紹介だったけど、日をあらためて震災や津波のことをもっと勉強してみたい。

さて、第6回目の次回は、ついにゆりかもめ沿線探査の最終回。残すは市場前駅(U14)から豊洲駅(U16)までの3駅。
この豊洲には深津が大好きなドラマの撮影に使われたスポットがあり、過去に何度か訪れたこともあるのだけど、エージェントになってからははじめての体験だ。

通いなれた場所が拡張現実ではどのようにみえるのかワクワクするぞ!!

▼前回まで
新橋、汐留編
竹芝、日の出、芝浦ふ頭編
お台場海浜公園、船の科学館編
テレコムセンター、青海編

ポータル探査の旅まとめ

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P.N.深津庵
※深津庵のTwitterはこちら

Ingress(イングレス)

ジャンル
オンライン位置情報ゲーム
メーカー
Niantic, Inc.
配信日
配信中
価格
無料(ゲーム内課金あり)
対応機種
iOS/Android

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