マーク・ザッカーバーグ氏、Facebookを利用したVRコミュニケーションサービスを発表!

2016-10-07 03:33 投稿

VRの未来がすぐそこに

現地時間2016年10月5日~7日、アメリカのカリフォルニア州サンノゼで開催中のOculusによるVR開発者向けカンファレンス”Oculus Connect 3″(OC3)。

同イベントのオープニングキーノートにて、Facebook CEO マーク・ザッカーバーグ氏から、VR上でのコミュニケーションサービスの存在が明かされた。なお、具体的なサービス名や開始時期については明言されていない。

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本サービスは、Oculus RiftとOculus Touchを装着した体験者どうしが、アバターを介してVR上でリアルタイムコミュニケーションを楽しめるというもの。すでに『Linked-door』や『vTime』のような同様のサービスも存在するが、Facebookとの連動も含め、それらとは一線を画すものとなっている。

いわば本サービスは、同社の『Toybox』が実現させたVR上でのコミュニケーションを、よりリッチで実用的なものに昇華させたコンテンツとも言える。

          
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ここからは今回マーク・ザッカーバーグ氏が行ったデモで判明した、興味深い点を紹介していこう。

■自分の心情に合わせてアバターの表情をリアルタイムで変更できる

一般的にアバターの表情は固定されているもの。しかし本サービスでは、相手が話したジョークに合わせて笑顔になったり、驚いたりと表情豊かに表現することができる。(おそらくOculus Touchのボタンで変更可能であると思われる)

 
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■さまざまな場所へ移動できる

『Toybox』などでも利用されている、”球体を投げると、自分のいる場所が変わる”システムが導入されている。

デモではザッカーバーグ氏が写真を選ぶ瞬間があり、もしかすると自分がFacebookに投稿した写真の中へ飛び込むようなこともできてしまいそうだ。

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■トランプで遊んだり、剣で戦ったりも

目の前にあるトランプのカードを使用してポーカーをしたり、チェスで遊んだりもできる。またOculus Touchのボタンで、剣などのおもちゃ(?)を取り出すことも。物を掴めるOculus Touchの利点を活かしつつ、『Toybox』以上に遊びの幅が広がっている。

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■Facebook Messengerを利用したテレビ電話も可能

左手に持つコントローラを操作することで、Facebook Messengerのようにテレビ電話を行える。しかもVR上にいる人だけでなく、現実の人ともテレビ電話ができてしまうのだ。

今回のデモでは、VR上のザッカーバーグ氏と、氏の妻であるプリシラ・チャン氏がテレビ電話をしていた。

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▲さながら腕時計型電話のよう。通話ボタンを押すと、下の画像のようなウィンドウが目の前に現われる。
 
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■VR上で撮影した写真をそのままFacebookに投稿できる

VR空間上で写真撮影ができるほか、撮影した写真を簡単にFacebook上へ投稿できる。

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▲撮影した写真をテーブルにならべてセレクト。
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▲写真を持った状態で右手のボタンを押すだけで、Facebookに投稿できる。

▼氏がVR上で撮影したセルフィーを実際に投稿したもの

記者がとくに気になったのが、アバターの表情を自在に変えられる点と、Facebookと密接に連動したテレビ電話&投稿機能である。

バーチャル空間上で、ふだんの自分と変わらない豊かな表情で、実際に自分の声で、友だちと話せてしまう。このサービスがはじまったら、もはや深夜にファミレスに行って仲間と集まる必要すらなくなってしまいそうだ。

またリアルとVRの連動を実現したテレビ電話も非常に興味深い。さらに撮影した写真を簡単にFacebook上へポストできる点は、SNS全盛の現在ならではな機能である。

とてつもない”未来”が発表されてしまった。いまだに鳥肌が収まらない。

▼冒頭2分ごろからデモがスタート!

▼Oculusカンファで新発表ぞくぞく
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