VR版『スペースチャンネル5』や『乖離性MA』も! HTCブース出展情報まとめ【TGS2016】
2016-09-13 10:00 投稿
HTCブースの目玉VRコンテンツを一挙紹介
2016年9月12日、HTC NIPPONは東京ゲームショウ2016(以下、TGS2016)への出展に関する事前記者説明会を都内某所で開催した。
本説明会では、TGS2016のHTCブースへの出展を予定しているメーカー各社が出展コンテンツを紹介。
一部メーカーはこの日に合わせて新情報を発表するなど、TGS2016のHTCブースへの大きな期待を感じさせるものとなった。ここからは、その内容をお伝えしよう。
はじめに登壇したのが、HTC Corporation 北アジア統括代表取締役であるジャック・トン氏。
VRに注目が集まるTGS2016なだけに、HTCが取り組む戦略なども気になるところ。
トン氏は「HTCブースでは総合的なVRのソリューションを展開する」と切り出し、今回のTGSに関して、「ハードメーカー、ソフトメーカー、通信キャリア、販売店、といった HTC Viveのエコシステムを構築するすべてのパートナーの協力のもと、総合的なVRのソリューションを展開する」と発言。また「試遊ブースも多数用意している」と、その力の入れようがうかがえた。
続けてトン氏は、出展パートナーを発表。前言の通り、ハードメーカー、ソフトメーカー、さらには通信キャリアに至るまで、多彩な顔ぶれが名を連ねている。
[HTCブースの出展に際するパートナー]
・インテル株式会社
・エムエスアイコンピュータージャパン株式会社
・エヌビディア ジャパン
・グリー株式会社
・KDDI株式会社
・株式会社サードウェーブデジノス
・株式会社スクウェア・エニックス
・株式会社デジカ
・株式会社ドスパラ
・株式会社バンダイナムコエンターテインメント
・株式会社Project White TSUKUMO
・日本AMD株式会社
・VR ZONE Project i Can
・株式会社ユニットコム
さらにトン氏の口から、HTC ViveとハイエンドPCをセットにしたバンドル商品の発売も発表された。こちらの予約は9月13日よりスタート予定になっている。
■バンドル商品
バンドル商品は、東京などの首都圏だけでなく、大阪、愛知、愛媛、広島、北九州といった全国で展開。さらにトン氏は「今後ドスパラ、TSUKUMO、ユニットコムなど販売店での購入も推進していきます。ぜひ販売店舗にも足をお運びください」と、リアル店舗でも購入ができるというHTC Viveの持ち味もアピールした。
■バンドル商品展開店舗
『乖離性ミリオンアーサーVR』や『スペースチャンネル5』など、各パートナーメーカーが展示コンテンツをアピール!
ここからは、HTCブースに出展が予定されているパートナーメーカーによるコンテンツ紹介において、とくに目新しい情報をかいつまんで紹介していこう。
講談社によるVRアイドルコンテンツ『Hop Step Sing!(ホップステップシング)』
グリーンバック付きのAMD試遊スペースでは、講談社によるVR Idol Stars Project『Hop Step Sing!(ホップステップシング)』のVRコンテンツをHTC Viveで体験できる。
『ホップステップシング』では、カラオケボックスが芸能事務所としての機能を持っている世界が舞台。カラオケボックスに所属しながらアイドル活動をしている少女たちのことを”ストアアイドル”と呼び、本作では彼女たちストアアイドルの活躍が描かれている。
VR Idol Stars Projectとあるように、すでに360度VR動画によるミュージックビデオも公開中。現在公開されている、虹川仁衣菜、箕輪みかさ、椎柴識理によるデビュー楽曲”キセキ的Shining!”のVRミュージックビデオは、YouTubeにアップロードされている。
“キセキ的Shining!”(Short ver. )
※『YouTube』アプリのカードボードモードを使用すれば、より高い没入感で体験できる。
⇒カードボードモードの使用法
TGS2016に出展されるコンテンツでは、この”キセキ的Shining!”のミュージックビデオをHTC Viveで鑑賞することができる模様。
さらに、本コンテンツはYouTubeにアップロードされている360度動画とは違い、ただ鑑賞するだけのものではない。HTC ViveのViveコントローラがペンライトとなり、ペンライトを振ってアイドルを応援できるといった、インタラクティブな要素も内包されているのだ。
『ホップステップシング』プロデューサーである講談社の松下氏は「講談社では、このたびVRコンテンツ開発の専門チームを作りました。『ホップステップシング』は、そのチームの第1弾コンテンツとなります。これまでキャラクターコンテンツを作ってきた講談社らしく、今後は登場するキャラクターをメインに打ち出していく予定です」と、本作のはじまりから今後の展望までを説明。
さらに松下氏は「ポリゴンピクチャーズさんによる高精細な3Dモデルに加え、数々のアニメソングを手掛けるクリエイターの方々の楽曲(”キセキ的Shining!”の作詞・作曲・編曲は、やしきん氏)が楽しめるコンテンツになっています」と、本作の魅力をアピールした。
なお、今回出展される『ホップステップシング』のVRコンテンツについては、今後TSUKUMOのVive体験スペースに試遊出展されるほか、デジカによってSteam上でグローバル配信されることも決定しているようだ。
MSIが新型のバックパックPCを発表!その薄さに驚愕!
MSIは、TGS2016のHTCブースにおいてゲーミングPCの出展を決定している。
MSIといえば、今年5月に開催されたComputex Taipeiで、リュックのように背負える”バックパックPC”を発表したのも記憶に新しいところ。MSI コンピューターのデレック・チェン氏は、そんな経緯を踏まえて「ゲーミングPCを背中に背負って体験する人が増えている」と、ゲーミングPCの現状について紹介した。
これだけに留まるかと思いきや、チェン氏から驚きの発表が。氏は「当時のものにさらに改良を加えた最新のバックパックPCの製造に着手している」と前置きしたうえで、なんと特別に最新型のバックパックPC“VR One”を披露したのだ。
VR Oneは、旧来のバックパックPCに比べて3.6kgと非常に軽量で、本体がかなり薄いのが特徴。ここまで軽量ならば、その重量で身体の重心が移動して転んでしまうようなこともなさそうだ。
GPUにGTX 1070を搭載しているため、VRコンテンツを遊ぶうえでは申し分なし。またバッテリーは外付けで2個装着でき、プレイ中にゲームを中断せずとも交換が可能になっている。
また「VR Oneはゲーム分野以外でも活躍する」とチェン氏。その具体例として、住宅販売でのデモや自動車販売における体験試乗、ショッピング、観光などを挙げている。
本機は世界最速だと、2016年11月には販売開始になるという。またVR Oneのバンドル販売は年内を予定しているとのこと。
もちろんTGS2016にも出展されるため、ぜひ実際に手にとって、その重量やサイズ感を確かめてもらいたい。
KDDIのVRコミュニケーションコンテンツ『Linked-door』と『スペースチャンネル5』が夢の共演
発表から大きな話題を呼んでいる『スペースチャンネル5 VR ウキウキ★ビューイングショー』。TGS2016に出展される同作のVRマルチコミュニケーションデモ『Linked-door loves Space Channel5』に関して、KDDIの上月勝博氏から説明がなされた。
今回出展される『Linked-door loves Space Channel5』は、もともと今年のサウスバイサウスウェストにも出展されたVRコミュニケーションデモ『Linked-door』がベースとなっている。
『Linked-door』とは、体験者がアバターに扮して、遠方にいる友人とバーチャル空間上でコミュニケーションができるコンテンツ。アバターどうしで面と向かって会話をしたり、浜辺で乾杯までできる、まさに新時代のコミュニケーションツールとも呼べるものだ。
上月氏によると、「(サウスバイサウスウェスト出展時のものは)会話の相手がNPCということで、擬似的なコミュニケーションに留まるレベルだった」という。しかし今回出展される『Linked-door loves Space Channel5』では、実際に3人の人間がVR空間上でコミュニケーションを楽しめるものになっているようだ。
また従来の『Linked-door』同様、常夏のビーチや夕暮れのプールサイドなどへ行けるのに加え、『スペースチャンネル5』の世界にも飛び込めるのが『Linked-door loves Space Channel5』最大の特徴である。
▼TGS2016用PV
『乖離性ミリオンアーサーVR』も体験可能! TGS出展デモでは、ファルサリアとの戦闘が楽しめる?
こちらも発表から反響の多い『乖離性ミリオンアーサーVR』について、スクウェア・エニックスの加島直弥氏から紹介が行われた。
これまでリアルイベント”御祭性ミリオンアーサー”などにデモ出展されていた『乖離性ミリオンアーサー』のVRコンテンツ。9月1日に、HTC Vive向けで来春に製品版が発売されることが発表され、TGGS2016にはこの製品版のデモが出展されることが決定している。
TGS2016の会場では、グリーンバックの前で本作を体験可能。VRの映像と合成されることで、まるで『乖離性ミリオンアーサー』の世界に飛び込んだかのような映像を見ることができるようだ。
またTGS2016で体験できるデモでは、『乖離性ミリオンアーサー』最強の敵とされている”ファルサリア”とカードバトルが楽しめることも発表。加島氏は、「ファルサリアの攻撃方法やエフェクト、UIなどもこだわって開発しています。ぜひ東京ゲームショウで体験してみてください」と、製品版のポイントをアピールした。
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