夕日をバックに浜辺を駆けろ! キャッキャウフフのスクロールアクション『ハマベノフタリ』

2012-02-22 23:12 投稿

●鬼畜な難易度と、シュールなギャグ要素が楽しさの隠し味?

水平線に沈む夕日をバックに「私をつかまえてー、ウフフフフ」、「アハハハハ、待てよー」なんていう、キャッキャウフフな追いかけっこを夢見たことはないだろうか? 私はない。だって、バレンタインも何もなかったもの。夢を見たって心が痛むだけじゃない。しかし、もしそんな体験をしてみたいと思う、稀有な人がいるのならば、その人には『ハマベノフタリ』というゲームをオススメしよう。

このゲームは、浜辺でキャッキャウフフするカップルを操作して、ひたすら長い距離を走り抜けるというシンプルなもの。しかし、シンプルではあれど、難易度はかなり高い。なにせ、ひとつのジャンプボタンで男女両方ともを操作しなくてはならないのである。そう、つまりジャンプボタンを押したら、男女両方が跳ねてしまうのだ。前を走る女性が障害を避けたとしても、後ろを追いかける男性が障害にぶつかってしまったら、そこでゲームオーバー。なんていうシビアなゲーム! 「ならば、男女の距離を限りなくゼロにして、ジャンプの開始位置の差異をなくせばいい」そういうズルイ考えを持ってもダメ。ふたりの距離があまりに近づいてしまうと、男性が女性に追いついたと判定され、ハッピーエンドという形のゲームオーバーを迎えてしまう。つまり、つかず離れずの距離をキープしつつ、ジャンプのタイミングを計る必要があるということ。これが本当に難しいのだ。でも、ついつい遊んでしまう、悔しいっ!!

このゲームの面白いところは、ゲームシステムのほかにもある。男女が障害にぶつかってしまったときのシチュエーションだ。カニに足をぶつけて絶命、なぜか浜辺に打ち上げられているカジキに刺されて絶命、愛を応援してくれるはずのキューピッドの矢に射られて絶命、なぜか仕掛けられている地雷を踏んで絶命。とにかく、まともな理由でゲームオーバーになることがない。おもわず「そりゃねーよ!」と叫びたくなるほど、理不尽に愛の劇場に幕が下りるのだ。でも、クスリと笑ってしまう。悔しいっ!

楽しいんだけど、ハッピーエンドになるたびに心が痛くなるゲーム『ハマベノフタリ』。あなたなら心の底から楽しめる?(ヒゲメガネ長谷部)

 ▲男性と女性では、ジャンプの高さが違う。この高さの差を利用するのが攻略のカギか!?
 
 ▲浜辺に、アリジゴクならぬ巨大クワガタ登場。うん、これはバッドエンドだよね。ヘタしたらスプラッターだよね。
 
 ▲前方にあるのは、小学校低学年のときによく見たシルエット。これを取っても、なんか嫌なことが起こるに違いない……!
 
 ▲男性が女性に少しでも触れるとハッピーエンド。ボーナスとしてスコアが大きくプラスされる。終わるときは、幸せに終わりたいものだ。
 
 ▲ネットワーク接続ができる環境にいれば、世界ランキングにスコアをアップロードし、世界に挑むこともできる。世界一のカップルを目指してみよう!

ハマベノフタリ

メーカー
garakuta lab
配信日
配信中
価格
無料
対応機種
Android 2.2 以上

この記事のタグ

Amazon人気商品ランキング 一覧を見る

関連記事

この記事に関連した記事一覧

最新記事

この記事と同じカテゴリの最新記事一覧