暴風のような敵の攻撃を掻い潜り、その指を刃に変えて敵を斬りまくるアクションRPG『Infinity Blade』

●耐えて、避けて、弾いて、ガチのタイマンバトルを楽しもう！

RPGをプレイしたことのある人なら誰しも一度は思うのが「俺の思い通りに剣をふらせてくれー！」という衝動だろう。『Infinity Blade』はそんなあなたの思いを120％叶えてくれるアクションRPGだ。通常のコントローラーでは“剣を右に振って左に返して、そのまま下から切り上げる！”なんてアクションをプレイヤーの思うとおりに行うのはまず無理だ。しかし、iPhoneやiPadといったタッチパネルを搭載した機器なら話は別。キミの思うとおりに剣を振りまくって敵をナマス切りにしてやろう！

『Infinity Blade』は、パソコン向けの3Dアクション向け描画エンジンである「Unreal Engine」を利用して作られており、その画面の美麗さは「PSPやDSを超えた！」と言われるほどのものだ。携帯電話やスマートフォン向けのゲームというと、あまり3Dでバリバリっというものは無いが、本作はそういう常識からはまったく外れている。

プレイヤーは圧政を敷く不死者”ゴッドキング”を倒すため、単身敵の城へと乗り込んでいく剣士として、ゲーム内を旅していくことになる。城の最上階で待ち受けるゴッドキングを目指して、なぜか1匹ずつ現れる敵モンスターとタイマンバトルを繰り広げるわけだ。（ちなみに、筆者はなんで敵のボスは勇者に対して一気に数で押しつぶさないんだろうと思うわけだが、本作ではゲームを進めていくうちにこの理由も明らかになってくる）


【基本はガチタイマンです】ゲーム中のバトルは基本タイマンで行われる。デッカイのから、正統派の騎士、変則な動きをするアサシンまで登場するキャラクターはさまざまだ。	【我らが宿敵ゴッドキング様】一応のラスボスということで、それまで戦うモンスターとは桁違いに強い。全身全霊を込めて戦わないと瞬殺されちゃうのだ。

●キミの指が剣になる。スキを見つけて指を叩き込め！

本作では、強力な武器を探したりお使いクエストをやったりというめんどくさい部分は一切無い。順繰りに登場する敵モンスターを倒すのみだ。その要点は「敵の攻撃を耐えてスキを作ったら攻撃を叩き込む！」という一点のみ。

モンスターと対峙したとき、プレイヤーに与えられる選択肢は3つ。敵からスタートする攻撃に対し（こちらから攻撃して敵の体勢を崩す要素があるとさらに良かったが）、盾でガードする、ドッジして避ける、パリィして敵の攻撃を弾くという三要素だ。どれかが成功すると敵の体勢が崩れてプレイヤー側に攻撃のチャンスが生まれる。


盾は敵の攻撃のほとんどを防いでくれる。一番簡単だが画面下の盾マークを見ると分かる通り耐久値が設定されているので、敵のラッシュ時などに使ってみよう。	ドッジは無ダメージ、盾の耐久値を使わずに敵の攻撃を避けられるが、左右どちらに避けて良いかわかりにくい攻撃も多いし、攻撃可能時間も短いのがたまにキズ。


パリィは敵の攻撃と軸を合わせて攻撃アクションをすればOK。3回目や4回目に振られる敵の渾身の攻撃を弾けば攻撃チャンス！　一番難しいが攻撃可能時間も長いぞ！	敵の体勢が崩れたら攻撃チャンス！　右左右と剣を振ればコンボ攻撃が発動する。コンボ攻撃は3連~5連まであるので、色々な振り方を試してみよう


【魔法もあります】ゲージ制限があるが、スーパーと呼ばれる強制攻撃ターンを発動させる魔法と装備する指輪によって変化する魔法の2種類を使用可能。筆者としては毒魔法でチクチク削っていくのが大好きだったりする。	【パワーアップはスキルポイント制】プレイヤーのパワーアップは基本レベルアップと装備品のマスター時に与えられるスキルポイントを振ることで行う。10万ゴールドを払えばスキルの振り直しもできるので、気にせずスキルを振っていこう。

ちなみに本作自体は1年ほど前にリリースされた作品だが、そのおもしろさはいまでも十分に通用する。さらにバージョンアップによって新マップに新作武器や装備品も追加されている。昔遊んじゃった人も、まだ遊んだことがない人も、iPhoneゲーム史上に残る名作なので、ぜひ遊んでみてはいかがだろうか。（超喰った。ナオタロー）