◆大団円!!
この日、最後まで残ったイベントクエストは、
「ネルナンチャラの討伐または撃退を、2回やらなきゃならないのがきびしそうやな……!」
たっちー先生が画面を眺めながら、眉間に皺を寄せた。そう、ラストのクエスト群でもっとも手強そうなのは、古龍迎撃戦であるネルギガンテの討伐(または撃退)。狩りの難度よりも、“古龍迎撃戦のポイントまで歩いていかねばならない”という物理的な壁が、1日中歩き回った俺たちの前に大きく立ちはだかるのである(苦笑)。
しかもこの段階で、残り時間は1時間を切っていた。
「かなりギリギリかもな……!!」
声を絞り出しながらも、俺たちは夕闇が迫りつつあった渋谷の街をワッセワッセと歩き回った。そして、
でも。
素っ頓狂な声をあげる俺に、たっちー先生も思わず破顔して、
「やったやん!!! 逆鱗日和や!!!」
お約束の歓声で応じる。そしてこれにて……!
ちなみに。
この日は本当に多くのハンターが渋谷区に集結していたわけだけど、俺が観測した“近くのハンター数”の最高人数は↓こちらの……!
ローンチ直後の都内でもここまでの数字は見たことがないので、改めてリアルイベントの効果……起爆剤としての破壊力を実感させられたのであった。
さあ、残すはネルギガンテだ。
マップを見たところ、300メートルほど先の地点に古龍迎撃戦のポイントがあったので、
「いくで!!! 急げ急げ!!」
たっちー先生の掛け声に背中を押されながら、慌てて駆け付ける。
このとき、時刻は、
でも見れば、数百メートル先に17時40分からの古龍迎撃戦がある……!! あそこまで行ければ……今日のクエスト、オールコンプだ!!!
「行こう!!! 最後のクエストだ!!!」
すでに暗くなっていた渋谷の路地をテクテクと歩く逆鱗日和なコンビ。以前、リオレウス亜種が初めてやってきたときも、池袋の雑踏をこうやって歩いたっけ――。
「前に、池袋でもおんなじようなことをしたなあwww」
はぁはぁと荒い息を吐きながら、たっちー先生が言う。そのときもそうだったんだけど、まわりを見ると明らかにハンターと思しき“刹那の仲間たち”がたくさんいて、心細さを払拭してくれた。……まあ実際は俺たちと同じく、
「こここ、ここでネルギガンテを狩らないと、クエストを終えられねえ!!!><」
ってことで、必死こいて古龍迎撃戦のポイントに向かっているんだと思うけどなww
そして――。
さあ、あとは……!!
その結果は……!
その様子も、またじっくりと記事にしたいと思います。
とりあえず……!
渋谷に集ったハンターの皆さん、お疲れ様でしたーーー!!
続く。