
XMに導かれて未踏の地へ
2024年9月21日&22日、北海道・函館市を舞台にNianticが開発運営する位置情報アプリ『Ingress』最大規模のリアルイベント・アノマリーとミッションディが開催。
全力で戦い開催地の魅力を各々の視点で満喫したことだろう。
本記事ではミッションディ函館というスタンプラリー感覚で開催エリアを散策する2日目、ミッションディ函館をフリーライター・深津庵の視点で振り返る。
"ミッションディとは何なのか”
その価値を改めて考えよう。
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【函館イベント関連記事】
係留される青函連絡船とイカ広場
函館イベントのため2泊3日のスケジュールで前日入りした深津にとってミッションディは滞在最後の日。
飛行機の都合でお昼すぎには頒布会や函館市電(NL-1331H)の撮影も全部こなしたい。
そこで深津は、宿泊する函館国際ホテルから頒布会の会場までをスムーズに散策できそうな6つのミッションを選択した。
【MD 2024:Hakodate,函館朝市】
ミッションガイドによると函館朝市は、海産物をはじめ野菜や果物、珍味など函館のあらゆる味覚が集まる巨大な市場。
函館駅からすぐの場所に約250軒の店舗が軒を連ねる観光スポットだ。
歩き始めたばかりだというのに大好きな海産物の香りが全力で誘惑をしてくる。
おのれ函館
やるなミッションルート考案者のみなさん
最高じゃないか!!
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そんな函館朝市と隣接するようにあるのが、青函連絡船“摩周丸”が往時の姿で係留される函館湾と“ふれあいイカ広場”だ。
現在は博物館船として資料や備品が多数展示され、操舵室や通信室が当時のまま残されている摩周丸の勇姿を一望できる広場には大きなイカモニュメントや錨がお出迎え。
まさに“イカづくし”だった。
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赤レンガ倉庫から資料館群へ
【MD 2024:Hakodate,金森赤レンガ倉庫】
明治42年(1909年)当時の姿をそのまま残す建物“金森赤レンガ倉庫”は、工場直送新鮮樽生ビールや各種おみやげ、さまざまなショッピングが楽しめる複合施設の総称。
現在は“重要伝統的建造物群保存地区”に選定されているスポットだ。
滞在していた3日間毎日のように足を運んだのだけど、いつ来ても観光者たちで賑わっていた。
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末広町(市電:末広町駅)の周辺には北方民俗資料館や市立函館博物館郷土資料館など多くの資料館が集まっている。
このあたりを散策し始めて感じたのは八幡坂や日和坂、二十間坂など坂道が多いということだ。
とくに函館港に続く坂道“八幡坂”は有名なフォトスポットのようで、どんなに待っても撮影する順番が回ってこない(譲ってもらえない)ほどの大盛況だった。
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宝来町から十字街へ
【MD 2024:Hakodate,宝来町~銀座通りの歴史】
過去の大火を教訓に建築物をレンガ、鉄筋コンクリート造りの耐火不燃建築に統一。
防火線を兼ねた道幅の広い銀座通りを中心に大正から昭和初期にかけては大正モダニズム溢れる景観を、そして現在は10棟ほど当時の建物を残す歴史的なスポットとなっている。
このミッション中に出会ったのは、エトロフ航路の開発や江戸幕府の代理人としてロシアとの交渉に当たった豪商“高田屋嘉兵衛”の銅像。
当日はあいにくの雨模様、足元を見がちだった深津でもその存在感に自然と目線が銅像に向いていた。
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今回、頒布会会場を目指した多くのエージェントが復唱したに違いない“十字街”とは、大正期に建てられれたものを活用した施設や店が多数残り、函館山にも近く多くの人が行き交うスポット。
1923年(大正12年)に建てられた旧丸井今井百貨店函館支店が2007年(平成19年)に“函館市地域交流まちづくりセンター”として改修され、その館内には東北以北最古の手動制御エレベーターがある場所としても知られている。
っと、言っておきながら個人的に印象深かったのは“日本最古のコンクリート電柱”だ。
ミッションルートのポータルになっていなければ気づかなそうな、こんな出会いと発見がたくさんあるからこのスタンプラリーはやめられない。
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念願の五稜郭とおみやげミッション
今回、函館アノマリーの前日9月20日(金)に現地入りした深津は、イベント本番のハードスケジュールを見越して函館空港からまっすぐ五稜郭を訪問。
マンガ『ゴールデンカムイ』をきっかけにその“行きたい欲”が止まらなくなって数年、ついに念願の地に立つことができた。
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深津は基本的に歴史系が苦手、あまり興味を持てない人生なのだけどマンガや映画を介すとすんなり頭に入ってくる。
それはこの『Ingress』も同じで、これらをきっかけに興味を持ち史実を学んだりする機会がとても増えた。
とくにミッションは勉強キライな深津の心を開放してくれる先生のような存在。
基本的に事後調査が多く、写真を見ながら「ここってそんな場所なんだ」と気づくことばかりだけど、それでも訪問した地のことを知りたいという好奇心を与えてくれるのはミッションディに地域の歴史やおすすめスポットをめぐってほしいという想いが詰まっているからこそだ。
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今回深津が挑戦したのは全24ルート中の6つ。
これ以外にも温泉街や先述した五稜郭などをめぐるものがたくさんあり、いつでもプレイすることができるので函館を訪問した際は“こちら”を参考にぜひ。
そんなわけで函館イベントリポート第2弾はここまで。
第3弾では『Ingress』仕様になった市電“NL-1331H”や頒布会の様子をお届け。
少しでも当日の空気を感じてもらえたらうれしい。
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