今年も激アツなバトルに期待!
全国各地を勝ち抜いた猛者たちによる頂上決戦は開催毎に大きな盛り上がりを見せており、僕自身も取材しつつの観戦を楽しみしています。各地での予選が進むに従い、人気デッキや構築が変化していく様も見どころのひとつですね。
“戦”はふだんの生活ではなかなか味わえないヒリつくバトル体験はもちろん、これをキッカケに交流の輪が広がったりもするので、最寄りの会場と都合が合えばぜひご参加を! 応募方法・日程などの詳細は、公式サイトからご確認ください。
⇒“オセロニアンの戦2024”公式サイト
⇒公式ルールブック
今回はタイトルにある通り、ピックアップガチャ&禁止駒から大まかな傾向を探っていこうという主旨。
もちろんどういったデッキが主流になるかは断定できませんし、意外性のあるキャラ編成も出てくるでしょう(なんなら、これがいちばん楽しみですらあります)。
ただ“戦”向けのピックアップガチャからは運営サイドが「持っていると役立つかも?」という意図、そして禁止駒からは消去法で各デッキのパワーバランスは見て取れるかと思います。ざっとチェックすることで、デッキメイクの一助になれば幸いです。
なお「2024年9月1日0時以降に登場した駒(※図鑑 No.7135以降)が編成禁止」である点はご注意ください。
“戦”応援ガチャのピックアップキャラ
まずは9月22日11時59分まで開催されている、“戦”向けガチャのラインアップを見ていきましょう。
ギルガメッシュ(進化)は昨年2023年も人気でしたが、相性のよかった神A駒が禁止駒に新たに加わったので(※後述)、デッキパワーは落ちるかも……?
また昨年は実装日の関係から使えなかった竜血(トゥアン、カリン)、2024年になってから登場したエレメント(メイリージュ)もピックアップ対象に。この2デッキは新たな選択肢に入ってきそうです。
2023、2024年の禁止駒比較
2023年から引き続きの禁止駒
[微笑みの氷術士]フリジア
[無比の若枝]フェイルノート
[必中の弓]フェイルノート
[逆流の因果]ウィブサニア
[破壊神のたまご]トゥールラ
[情熱の鼓動]ミューズ
[南海の守護者]キンマモン
[幸せ応援団]フェリタ&プティ
[具現の織手]糸雪
[遊牧の戦士]サリーグ
[砂漠の姫君]シーラーザード
[小鳥の想い]ララノア
[神獣]麒麟
[式神召喚]ハルアキ
[圧/折/砕/潰]シアン
[暴食の轟虫]メルヴェユール
[鏖殺の獅子]セクメト
[巡り逢う魂]エリーゼ
[呪晶の管理者]アイシェ
[血戦の吸血鬼]アルカード
[吸殺の妖魔 ]ヴェルグレーデ
[悠久の友]テュポーン
[光竜降臨]リュミエット
[地帝竜]ランドタイラント
[地城竜]ランドタイラント
[冥竜集合]ブランジェッタ
[白銀の双狼]フェン&リル
もはや常連となった人たち。単体のキャラパワーが突出していることはもちろん、序盤に引ければ露骨に有利になるなど、一方的な試合展開を防ぐための措置ですね。納得感しかないメンツなので、深くは掘り下げません。
2024年で新たに禁止駒に指定された駒・一覧
[誉望の極光]セーゲル
[みずがめ座の皇子]スゥ
[幸福の源]スゥ
[冬デート]キング&ディアンヌ
[悲運の巫女]桔梗
[繚乱の御札師]マツリ
[時間の漂泊]ウィブサニア
[祝福の水鞠]アプサラス
[お魚突撃]スプラ
[艶やかなる戦女]九天玄女
[煌めきの旋律]ファナリア
[溶岩と共に]カジミール
[鮮血剣の吸血鬼]テレーゼ
[双魚宮の長]フェルグ
[美しき怪物少女]メドゥーサ
[潮騒の秘密]パンドラ
[ゆるダンス]ブランジェッタ
[極炎の戦士]フルフレア
[燃え尽きない炎]フルフレア
[所有者の資格]ゲイ・ボルグ
[流離の過客]ラティーナ
[放雷]トネルム
神属性の禁止駒
[誉望の極光]セーゲル
[みずがめ座の皇子]スゥ
[幸福の源]スゥ
[冬デート]キング&ディアンヌ
[悲運の巫女]桔梗
[繚乱の御札師]マツリ
[時間の漂泊]ウィブサニア
[祝福の水鞠]アプサラス
[お魚突撃]スプラ
[艶やかなる戦女]九天玄女
[煌めきの旋律]ファナリア
キング&ディアンヌ、桔梗の2体が目を引きます。コラボキャラが指定されるのは相当なレアケースですね。キング&ディアンヌは即置き&うまく回ると本当にどうしようもない展開になるので、妥当性は十分かと。
そして桔梗もある意味納得なのですが、今回はツクヨミをはじめとしたオーダーリーダーが使えるんですよね。それゆえお手軽に導線を増やしてオーダーをラクに達成させないよう、バランスを取っていると考えられます。
九天玄女、ファナリアは昨年2023年にデッキパワーが高いと評判だった、ギルガメッシュデッキでよく見た2体。新キャラを精査し切れていないので断言できませんが、ギルガメッシュは昨年より鳴りを潜めそうな雰囲気は感じています。
あとは置くだけで強いウィブサニア(進化)にメスが入りました。昨年2023年“戦”で猛威を奮った……という表現では生ぬるく、地方予選・決勝ともに見ない会場がなかったくらいに採用されており、バランス取りにやむない処置ではないでしょうか。
魔属性の禁止駒
[鮮血剣の吸血鬼]テレーゼ
[双魚宮の長]フェルグ
[美しき怪物少女]メドゥーサ
[潮騒の秘密]パンドラ
[ゆるダンス]ブランジェッタ
フェルグ、メドゥーサは明らかに強いので当然ですね。なおテレーゼは闘化(ベノムマギア)のみ禁止で、進化(ディザイアリーダー)は含まれていません。後述する竜駒で相性バツグンなラティーナも禁止されているので、優先できるかは謎ですが……!
そして近年急に株を上げたサマー・パンドラに加え、長らく一線級で活躍していたサマー・ブランジェッタにも禁止指定が入りました。単体性能の高さはもちろんですが、召喚でオーダーデッキを暴れさせないためと思われます。アナンなどを採用したい場合は、他の召喚キャラの手持ちもひとつの判断基準になるでしょう。
竜属性の禁止駒
[燃え尽きない炎]フルフレア
[所有者の資格]ゲイ・ボルグ
[流離の過客]ラティーナ
[放雷]トネルム
バーストバリアを持つゲイ・ボルグ(闘化)は、昨年2023年の“戦”で猛威を奮ったキャラ。延命力が極めて高く、とくに閃撃でミラーマッチになった際、引き運がかなり絡んできてしまうキャラでもありました。
そして暗黒の必須キャラである、逆鱗のトネルム(進化)が禁止指定に。暗黒は壇上において、相手が魔デッキを使うという一点読みでの使用は想定されますが……。トネルム離脱はかなりの痛手と言えそうです。
解禁された駒
エルサーラ
アクラフィア
閃撃リーダーのヨアケが解禁! ゲイ・ボルグは禁止されたものの、ルール的にS駒は2枚しか使えません。残り1枠は、ピックアップガチャにも含まれていたアルメンダリスがわかりやすく採用されそうですね。
そして入手がAndroid限定だったため、ずっと禁止枠だったエルサーラとアクラフィアがついに許されました。どちらも実装時期が古いキャラなので、今回のようなガチガチの環境だときびしそうですが……。
とは言えまったく馴染みのないであろうiPhoneユーザーが対面した際、「えっ、この子だれ!?」と困惑する可能性もアリ。念のため覚えておいてもよさそうです。