二つ名のインパクトが強過ぎる超駒
ドーモ、世界のザキヤマです。今回は7月31日の超駒パレードより登場したカジミールについてです。
超駒なのでスペックは当然ながら高水準。こちらは後でふれるものの、正直なところ二つ名のインパクトがあまりに強く、そっちに意識を持っていかれていました。
溶岩はわかります。男爵もわかります。ただ本来は結びつきにくいであろう、2単語のフュージョンによるインパクトが絶大でした。
初期の『オセロニア』に見られがちだった「ダサカッコいい」ネーミングセンスも感じ取れますね。溶岩男爵、声に出して読みたい日本語です。
続けてふと気になったのが、「そもそも、このゲームに爵位持ちっていたか……?」ということ。爵位自体は創作物で見かけがちですが、ざっくり言えば公爵・侯爵・伯爵・子爵・男爵の順で序列が決まっている貴族の称号ですね。カジミールの与えられた男爵はいちばん下のものになります。
改めて名前からソートしてみると以下のような結果になりました。
公爵 ヴァプラ
侯爵 不在
伯爵 不在
子爵 不在
男爵 カジミール
驚くほどいない……! これは魔属性やS駒に限った話ではなく、本当に全キャラ対象での検索です。二つ名自体も変わっていますが、『オセロニア』内では極めて稀な爵位というワードチョイスも、新鮮味の一因となっていたようです。
さてそんなカジミールですが、武勲によって爵位を与えられたという背景が。貴族は世襲制のイメージが強いこともあり、戦果だけで成り上がっているのはかなり異例な印象です。ただ本人は立場にこだわりはなく、趣味嗜好から戦場にガンガン出たがるタイプとなっています。
そして二つ名の由来とも言える戦いかたは、周囲を対象とした広範囲マップ兵器(味方識別不可)といったもの。味方からすれば近寄りたくないので、ワンマンアーミーといった立ち位置みたいです。
なお性格は大ざっぱ、かつ戦いを求める戦闘狂といった側面が押し出されていますが、敵リーダー時の勝利ボイスに「代わりに書類を片付けた? マジかよ、神じゃねえか!」というものがあり、恩を受ければちゃんと称賛するマトモな部分も持っているようです。……魔族が慣用句ではあるものの、「神じゃねえか」と言っているのはちょっとシュールですね。
ちなみに「なんで味方を巻き込むような危険なヤツが貴族待遇になるんだ?」ということは、ちょっとした考察ポイントかなと。
フレーバーから素直に考えると、「マイナス面を補うくらいに戦果を上げた」とも取れるでしょう。
ただちょっと穿った見方をするなら、「やべえヤツだからこそ地位を与える&別の仕事(書類仕事が主らしい)もさせ、行動をある程度抑えつつ手綱を付けた」といったセンならば、妥当性がありそうと思っています。
なお、既存キャラとの関連性を彷彿とさせる要素はいまのところ見当たらなかったので、今後に期待したいですね。
進化と闘化どっちがいい?
ここからは性能を中心に紹介していきます。
エネポイズンの闘化はわかりやすく優秀ですね。書いてあることが進化スゥみたいなものなので、魔単には「とりあえず入れてヨシ」な枠と思います。
通常の魔単なら進化しか選択肢はありませんが、エレメントに関してはちょっと悩みどころ。エレメントも魔単なので、進化・闘化のどっちでも使えるんですよね……。
こちらも素直に捉えればエレメント=進化になるものの、実際に使うとそう言い切れなかったのが難しいところです。
【進化カジミール スキル】
蒼:1600(特殊)×3=4800
紅:1700(毒+火炎)×3=5100
翠:750(吸収)×3=2250
蒼と紅に絞ると「3ターン継続だとめちゃくちゃ強く」、翠は「ちょっと控えめ」といったところですね。
初見は蒼と紅に目がいったものの、実際に使うとエレメント特有のランダム性から、翠もちょくちょく入ってくるんですよね。翠の吸収も決して弱くないのですが、他2種に比べるとHPアドバンテージから見劣りするのも事実。
そしてどんなキャラでも共通ですが、3ターン継続の特性上、早い段階で置けないと強みは活かせません。
加えてターン継続のリアクト持ちとして見た際、エレメント初期からいるレジスの使い勝手がやたらと良好なんですよね。
ちなみにレジス+カジミールだと終盤の決定力に欠ける状況もあったので、進化を活かすならばレジスと入れ換え、空いた枠にトライレゾナンス持ちの採用が無難でしょうか。
とは言え、レジスのお手軽さがどうにも手放し難く、現状はエネポイズンの闘化のほうで試行錯誤しています。
あとは完全に自分のテンション由来なのですが、手駒に来たときのボイスが進化は「呼んだかよ」、闘化は「来てやったぜー」となっています。
進化は3ターンスキルの特性上、せっかく到来しても最終盤だと「呼んだけどいまじゃねえ!」となる反面、闘化はどのタイミングで聞いても「お待ちしてました!」とありがたさしかありません。
このあたりも加味すると個人的には闘化のほうが好きなのですが、どちらの形態も流石の超駒スペック。普及率が広まるに従ってよく見かけるキャラクターになるのかな、という印象です。それではまた!