『三國志 覇道』7月度公式生放送“#ハドウへの道”が7月15日21時より配信決定。新たに登場する武将やアップデート情報などが発表
2024-07-08 17:00
2020-04-02 15:30 投稿
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三國志 覇道
いま、日本で『三国志』が何度目かのブームとなっている。
東京国立博物館で『三国志展』が開かれたり、パリピな孔明のマンガがSNSでバズったり、某新聞電子版のコラボ広告が都内の駅中に貼りだされたことも記憶に新しい。
「それがどうした、当たり前じゃないか」と思う読者の方もいるかもしれない。しかしよく考えてほしい。『三国志』は、いまから1800年前の中国の物語。日本が舞台の『忠臣蔵』や『八犬伝』と比べても、『三国志』のいまにいたる人気と知名度ははっきりいって異常である。
これには3人の偉人の力が大きいと個人的には思っている。ひとり目は文豪、吉川英治。つぎにマンガ家、横山光輝。そしてなんといってもゲーム『三國志』シリーズをプロデュースしたコーエーテクモゲームスのシブサワ・コウであろう。コーエーテクモゲームスは、1985年から35年の長きにわたり継続的に『三国志』のゲームを制作し続け、日本人にこの中国戦記物語の知識とイメージを深く浸透させ続けている。
そもそもコーエーテクモゲームスの初代『三國志』の武将数は255人にとどまっていたが、それから35年後である現在、最新作の『三國志14』では総勢1000人とほぼ4倍にもなる武将が登場し、しかもひとりひとりに詳細な列伝やスキルが付いている。
その情報量は一朝一夕で積みあがるものではなく、35年ものあいだ、コーエーテクモゲームスが某大学の日吉図書館で調べ、そして濃いめのファンからマニアックでストロングなフィードバックを受け続けて出来上がった英知の結晶と言っていいだろう。
おそらく、「この武将の能力値はおかしい」だの、「特定の国をひいきしすぎ」だの、「軍師はビームを撃てない」だのといったクレームが歴代のディレクターに寄せられたことは想像にかたくなく、そうした光景を想像するだけで筆者の目頭は熱くなるのである。
そのコーエーテクモゲームスが35周年記念として発表したMMO戦略シミュレーションゲームがこの『三國志 新作(仮)』であり、コーエーがこれまで培ってきた知識とブランドを結集させた作品と言っても過言ではないだろう。
世にガチャゲーは数あれど、美少女や美少年ではなく、ひげのはえたおっさんをSSRカードにして、しかもそれをみんなが欲しがるという世界観。
コーエーテクモゲームスが永年積み重ねてきた『三国志』のブランド力があって初めて、これが成り立つのである。
ひげのはえたおっさんを前段で推しておいてなんだが、このゲームのチュートリアルをしてくれるのは盧蓮香という綺麗な女性である。さすがのコーエーテクモゲームスさんもチュートリアルくらいは女性を使わないとまずいと思ったか。これがマーケティングというものだぞ諸君。
ちなみにコンシューマゲームの話題になって恐縮だが、同じくコーエーテクモゲームスさんから発売されたガチSLGの『三国志14』のチュートリアルに登場したのは劉備、関羽、張飛という、3人のひげのおっさんたちであり、隙あらばおっさんを差し込んでくるその姿勢には敬意を表したい。
話を戻そう。盧蓮香ちゃんいわくプレイヤーたる私は君主であり、この乱れた世を正すべく河北の小さい都市に降り立った英雄の卵であるそうな。
三国志の時代といえば、イナゴ飛び交い、疫病流行り、異常気象が幅を利かす末世でおなじみであり、そこに暮らす民草の苦しみたるやいかばかりか。不謹慎で恐縮だが、2020年の現代にも似たようなことが起きており、「歴史はくり返す」という言葉と、初代の「どんなに強いものでも病には勝てぬ……」の名ゼリフが頭をよぎった『三國志』ファンは私ひとりではあるまい。
そこで私も三国志の英雄たちを見習って英雄となるべく立ち上がり、世のため人のため、私利私欲をぬきに戦おうと決意した次第であった。盧蓮香ちゃんと。ゲーム内で。
そんな私の救国の志に惹かれたのか、張遼という渋めのオッサンがわが軍に参戦してくれたのである。
張遼は三国志ファンにはおなじみ、「遼来遼来」と言われれば泣く子も黙った名将オブ名将であり、そんな超一流の人材が、こんな零細君主に仕えるなんて本当にいいんですかと一瞬うろたえるリトルハートな私。
例えるなら、ワンルームマンションで細々とやっているベンチャー企業に、一流企業の出世頭が転職してきたようなもんであり、ありがたいことこの上なし! さっそくうちの筆頭として活躍してもらうことにする。筆頭と言ってもひとりしかいねーんだけど。
するとちょうどよく、町の外で賊が暴れているとの報告あり。
張遼に兵を率いて戦ってもらうことにする。
編制は自動編制で簡単にできる。この時点ではアンロックされていて使えない枠が6つあるので、これは今後、我が軍の成長とともに解放されていくと思われる。
戦闘は、リアルタイムバトル方式が採用されている。つまり部隊を出撃させて終わりではなく、戦況に応じて転進させたり、退却させたり、戦力を集中させたりして敵軍と戦う仕組みだ。
単なる戦力勝負ではないのである。
NPCの賊軍との戦いはともかく、正式リリース後に多くのプレイヤーが参戦してきたとき、この1枚絵のマップ上で多くの軍隊が入り乱れて戦うとなると、相応の駆け引きが必要となるのは間違いないだろう。(冒頭でも語ったが、本作はMMOだ)
戦うのは武将だが、彼らをいかに育て、どのように指揮するかがプレイヤーたる君主の手腕が問われるところとなるのだ。
賊との戦闘は、戦術を必要とすることもなくあっというまに終わり、当然我が軍は勝利を収めた。これは私の手腕以上に、名将張遼の力量をまざまざと見せられた感がある。
「よーし、このぶんでいけばあっというまにぼく天下統一しちゃうぞー」と思ったのもつかの間、盧蓮香ちゃんが中華統一条件を示す。
その道のりは……なかなかに、遠い。張遼を得たとはいえ名将ひとりで中華統一が果たせるわけもなく、最大6部隊を編制できる仕様からも、より多くのSSRカードを得て育てたほうが有利になるのは言うまでもないだろう。
張遼のほかに関羽、諸葛亮、周瑜といった自分だけの三国志オールスターズを作るのも一興だろう。っていうかそれがこのゲーム最大の面白さと言える。
そんな私の(実際は張遼の)活躍を見てか、いくつもの将星が弊社人事部の門を叩いたようだ。
そんなこんなで厚みをます我が軍だが、人材が重複すると“友好度”という形でその将との関係性が濃くなっていく。
ということは、加入当初の関係性はそれほど濃くなかったということか。こりゃあどんどん求人を発令して友好度を上げていかないといかんなと思ったり。
また人を集めて戦うだけではなく、内政で都市を豊かにしてみたり、軍団というギルドに入って協力してプレイすることも可能だ。
ちなみに本作はMMOなので、正式リリースの際には大勢のプレイヤーでごったがえし、自分だけの軍団で皆中華統一を目指すのだろう。
その日が楽しみで仕方ないのである。
(BY ponta)
対応機種 | iOS/Android |
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価格 | 無料(アプリ内課金あり) |
ジャンル | シミュレーション |
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メーカー | コーエーテクモゲームス |
公式サイト | https://www.gamecity.ne.jp/sangokushi_hadou/ |
公式Twitter | https://twitter.com/sangokushihadou |
配信日 | 配信中 |
コピーライト | ©コーエーテクモゲームス All rights reserved. |
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