世界で人気のシリーズ作が現在ローカライズ進行中!?BitSummit 7 Spirits出展新作モバイルゲームまとめ その4

2019-06-03 20:59 投稿

編集部イチオシの新作スマホゲームを紹介!

2019年6月1~2日、京都市勧業館みやこめっせで、日本最大級のインディーゲームの祭典“BitSummit 7 Spirits”が開催された。今回で7回目となる同イベントには、24ヵ国から100以上ものタイトルが集合。会場には、多くのゲームファンが詰めかけていた。

ここではイベントリポート“その3”に引き続き、編集部注目のタイトルをご紹介!

Holy Potatoes! A Spy Story!?

シンガポールのゲームメーカー、Daylight Studiosが手掛ける『Holy Potatoes!』シリーズの最新作。すでにSteamやiOSで配信されているものの、日本語のローカライズはされていなかった。イベントで遊べたのは、ファン待望の日本語版である。そう、こちらのタイトルは現在ローカライズが進められているのだ。

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『Holy Potatoes! A Spy Story!?』は、諜報機関を題材とした経営シミュレーションゲーム。プレイヤーは“じゃがいもスパイ本部”を管理し、スパイチームを訓練しながら数々のミッションにチャレンジ。最終的に、邪悪なスパイ機関に隠された真実を突き止めるのが目的。

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▲試遊版は、3つの難易度の中から好きな難しさを選んでプレイできた。

プレイしていてとにかく目を引くのは、ポップでユニークなキャラクターデザインだ。イベントによってイラストが変化し、多彩な表情を見せてくれるのも好印象。見ていて飽きないし、新しいスパイをどんどん仲間にしたくなった。

彼らスパイのもうひとつの魅力は、映画やアニメ、マンガの人気者をオマージュしたキャラクターたちの存在。自由すぎるところはまさにインディーゲームっぽいが、さすがに攻めすぎたデザインのキャラクターは修正するとのこと。プレイした際は、元ネタを探してみるのも一興だ。

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▲公開されていたデモ画面をよ~く見ると、日本を代表する忍や、アメコミヒーローのようなキャラクターが!?

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▲こちらは実際に仲間にできたスパイたち。名前や見た目に、人気キャラクターたちの面影を感じる。

遊び心満載の見た目に反して、ゲーム部分は骨太な作り。

プレイヤーは、スパイの養成に必要な施設を基地に建設しつつ、新たなスパイを雇用&育成しながら多彩なミッションに挑戦していく。試遊版の短いプレイでは、基地作りの醍醐味までは体験できなかったが、5時間ほどプレイすると以下のような街並みに発展させることができるそうだ。街作りが好きな人もしっかり楽しめるようになっているので、ローカライズされるのをお楽しみに!

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▲上が試遊版の基地、下が5時間ほどプレイした基地。道もプレイヤーが敷ける作りなので、自由なレイアウトが楽しめるぞ。

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▲建物のデザインもオシャレ! 基地や、そのまわりをちょろちょろと動くキャラクターたちを眺めているだけでも楽しい。

ユウゴウパズル

最後に紹介するのは、おもにパズルゲームを開発している日本のインディーゲームディベロッパー“Qrostar”の最新作。『ユウゴウパズル』の名の通り、ジャンルはパズルゲームで、ステージに配置された同じ色のゼリーをすべてくっつけるとクリアーできる。

試遊版はPCプラットフォームだったが、スマートフォンへの展開も視野に入っているとのこと。

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ルールだけではなく、操作方法もいたってシンプル。ゼリーは左クリックで左に、右クリックで右にジャンプ(※スマートフォン版ではスワイプでの操作が想定されている)。この操作を駆使して、同じ色のゼリーをすべてくっつければいいのだが、ゆるい見た目に反して、難度はかなり高め!

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▲説明の最後に表示されるメッセージ。正直、このときはなめていた……。

ゼリーをくっつける順番を間違えるとクリアーできなくなるのは当たり前。落とし穴や段差といった仕掛けも用意されており、とにかく頭を使う内容になっていた。ヒント機能もあえて実装していないそうなので、頼れるのは己のひらめきのみ! ステージによってはクリアーするのに時間がかかったが、そのぶんクリアーしたときの達成感はひとしおだ! 前の状態に戻せる便利なやり直し機能のおかげで、トライ&エラーを行いやすいのもうれしい。

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▲ゼリーがぶら下がったステージも。上下の緑色のゼリーをくっつけるには、黄色のゼリーをうまく使う必要がありそうだが……。

製品版には、約40種類のステージが収録される予定とのこと。気軽にプレイできるタイトルなので、パズルゲーム好きはもちろん、ひらめき力を鍛えたい方も注目してほしい。

以上が今回のBitSummitで出会えた注目タイトルたちとなる。世界中のゲーム好きたちが自分たちで作ったゲームを持ち寄り「これおもしろいだろう!」と展示し、そしてゲーム好きたちがそれを楽しむ。ゲーム好きしか集まらないこの空間が、楽しくないわけがない!

開発者との距離が近いのも、こういったインディーゲームイベントのおもしろいところなので、気になる人は今後のインディーゲームイベントに参加をしてみるといいだろう。

ちなみに、以前インタビュー取材をさせていただいたDESKWORKS様も、開発中の『RPGタイム! ~ライトの伝説~』を引っさげて出展していた。こちらもリリースが楽しみ!

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