発想と発見の楽しさを味わいつくそう! BitSummit 7 Spirits出展新作モバイルゲームまとめ その3

2019-06-03 14:11 投稿

編集部が注目する新作スマホゲームを紹介!

2019年6月1~2日、京都市勧業館みやこめっせで日本最大級のインディーゲームの祭典“BitSummit 7 Spirits”が開催された。今回で7回目となる同イベントには、24ヵ国から100以上ものタイトルが集合。会場には、多くのゲームファンが詰めかけていた。

ここでは、そんな盛り上がりを見せたイベントの中から、編集部が注目する新作出展タイトルをピックアップし、紹介していくぞ。

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10種類以上のコロニーを組み合わせて、巨大なスペースコロニーを管理する育成ゲーム。イメージとしては、『シムシティ』のスペースコロニー版といった感じだ。

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コロニー建設の資源となるのは、宇宙空間に漂うゴミ、通称“デブリ”。タップ操作でデブリを回収すると、新しいコロニーを建設するための資源として利用できる。こうして集めたデブリを使って、居住ユニット、食料プラント、太陽光発電ユニット、通信レーダーユニットなどバラエティ豊かな設備を作り上げ、コロニーを大きくしていくのが目的となる。

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▲建設したいコロニーを選び、空いたスペースに増設すると、スペースコロニーがどんどん大きくなっていく。

プレイでとにかく重要なのは、施設のバランス。新たな施設を建設できるスペースには限りがあるので、いかにしてスペースを有効活用し、効率よく発展させるかがポイントになる。コロニー内の状況をよく見ながら各種施設をバランスよく増設していき、スペースコロニーの人口増加を目指そう!

ちなみに、不要になったコロニーは解体できるほか、切り離してほかのプレイヤーにプレゼントできるユニークなシステムもあるので、ギッチリプランを立てなくても大丈夫ではある。ほかのプレイヤーが切り離したコロニーが届くこともあるので、プレイヤー同士でゆるくつながりながら、スペースコロニー運営が楽しめるのも本作の魅力のひとつ。

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▲通信レーダーユニットのように、漂流するコロニーが受け取りやすくなるものも存在する。

ゲームシステムだけではなく、世界観にも製作者の強いこだわりが見られた。

ゲームをプレイしていると、ときおり画面下にアナウンスが流れるほか、この世界の住人の “つぶやき”が表示される。また、製品版では人口が一定に達すると、ストーリーが進展されるシステムも実装予定だという。宇宙に進出した人類の未来がどのように描かれ、どのようなつぶやきが見られるのか、プレイするのが楽しみだ。

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▲試遊版には製作者(?)のつぶやきなども入っていたが、製品版でどうなるかは未定とのこと。

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▲コロニーの説明文からも、世界観の一端が見えてくる。世界情勢を想像する楽しみも!

CUBE GARDEN -キューブガーデン-

続いて紹介するのは、2019年6月26日の配信が予定されている『CUBE GARDEN -キューブガーデン-』。3×3のキューブパズルをベースにした、パズルゲームだ。

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ゲームの目的は、パズルを解いて散歩好きの王様をゴールに導くこと。王様は地続きのブロックの上しか移動できないので、ルービックキューブのようにブロックを動かし、ゴールへの道を繋げる必要がある。

基本的なルールや、タップとスワイプを使った操作はとっつきやすく好印象。王様を始めとした登場人物たちも、見た目がキュートで愛着がわいた。

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▲ブロックはルービックキューブのように動かせる。ただし、キャラクターがいるブロックは動かせないので注意!

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▲王様以外の住人が登場することも。タップすると操作キャラクターを変更できる。

本作には、パズル初心者でも気軽に楽しめるストーリーモードと、多彩なパズルに挑むフリーチャレンジが収録される。フリーチャレンジでプレイできるステージの中には、かなり歯ごたえがあるものもあったので、パズル好きも満足できるはず! しっかりとヒント機能が用意されていて、ユーザーライクな一面もあるので「自身はないけど挑戦してみたい」という人にもオススメ!

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▲周囲のブロックを動かす特殊なタイトルも登場。プレイヤーの三次元的な思考能力が試される。

ほかにも、ステージに配置された3つの星を獲得するといったやり込み要素も用意されていた。星を獲得しなくてもゴールにはたどり着けるが、すべての星を獲得するには、さらに頭を働かせる必要がある。先述した通り、本作は間もなく配信されるので、興味のある方は予約してみては?

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▲試遊では星の獲得を諦め、なんとかゴールに到達……。どうやったら星が獲得出来たのか、取材後もこのステージのことばかりを考えてしまった。中毒性高し!

トリックアートダンジョン

3本目の『トリックアートダンジョン』は、イベント開催期間の2019年6月2日にリリースされたパズルアドベンチャー(iOSは360円、Androidは380円)。博物館で迷子になった子どもが、離れ離れになった両親を探す道のりが描かれる。

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冒険の舞台となるのは、さまざまな仕掛けやトリックアートが少年の行く手を阻む不思議な世界。ローポリゴンスタイルのグラフィックで表現されており、チャプターが変わると冒険する場所もガラリと変化する。とくに印象的だったのは、チャプター3で訪れた博物館のような場所。ミスすると即ゲームオーバーになる仕掛けや敵が配置されており、ハラハラドキドキの探索に!

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▲チャプター3のラストには、巨大なミイラも!

ステージごとに新しいトリックアートが堪能できるのも魅力。たとえばチャプター2では、仕掛けを解いて画面をスワイプさせると先に進むための階段が出現(画像参照)。

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このような視覚的な発見から得られる楽しさが、いたるところに用意されているのが印象的なタイトルだった。

また、主人公である少年の成長が感じられるストーリーも見どころ。不思議な世界に迷い込み、最初は弱気だったが、数々の困難を乗り越えるなかで、少しずつたくましくなっていくように感じた。トリックアートの世界の秘密や、男の子が迷い込んだ理由も気になるところ。少年がどのような結末を迎えるのか。ぜひ製品版を購入して体験したいと思う。

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▲道中で両親と再会するも、ふたりとも様子がおかしい……。両親にいったい何が!?

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