
アイデア光る個性派タイトルが目白押し!インディーゲームの祭典“BitSummit 7 Spirits”出展新作モバイルゲームまとめ その1
2019-06-01 18:47 投稿
編集部イチオシの新作スマホゲームを紹介!
2019年6月1日、2日、京都市勧業館みやこめっせで、日本最大級のインディーゲームの祭典“BitSummit 7 Spirits”が開催される。今回で7回目となる同イベントには、24ヵ国から100以上ものタイトルが集合。会場には、多くのゲームファンが詰めかけていた。
会場には、プレイステーション4やNintendo Switch、PCなど、さまざまなプラットフォームのインディーゲームが出展されていたが、本記事ではスマートフォン向けタイトルにフォーカス。編集部イチオシのタイトルを、簡単なレビューを交えて紹介していく。
Shot! Shot! SPY
元レベルファイブのプログラマーとデザイナーが、タッグを組んだインディーゲームメーカー“Marumittu(まるみっつ)”の新作は、カジュアルシューティングゲーム『Shot! Shot! SPY』。
“SPY”と名が付けられていることからも想像できる通り、プレイヤーはスパイとなって敵を倒していく。シューティングゲームと聞くと敷居が高いと思うかもしれないが、本作は射撃の操作が非常にシンプルで誰でも手軽に遊べるカジュアルな作りとなっている。具体的には、左右に振れる銃口の向きがターゲットに合わさったときに、画面をタイミングよくタップするだけ!
▲銃口がターゲットの方を向いたら画面をタップ。タイミングがよければ、敵をワンショットキルできる。
最初は比較的簡単にクリアーできるが、ステージが進むに連れて敵にも動きが出てきたり、こちらの動きに素早く気付いてくる敵、異常にタフな敵なども登場してくる。これらの難敵をいかに華麗に片付けるか。シューティングゲームとして敷居は低くしつつも、攻略する楽しさはちゃんと味わえた。
▲敵に反撃されると、一撃でやられてしまう緊張感もいいスパイスに!
ステージで集めたコインを使い、スパイのアバターや武器、バディ(相方)を増やせるのもポイント。アバターはただ自分好みの姿にプレイキャラクターを変更できるようになる要素だが、武器やバディは性能に個性が付けられているため、攻略には大事な要素になってくる。さらに、武器はコインで性能を強化することもできるので、プレイスタイルに応じた装備の変更や強化も楽しめそうだ。
▲武器はハンドガンやショットガン、マシンガンなどを収録。バディは犬や鳥といった動物で、連れていくと能力が上昇する。
ちなみに、本作は2019年6月中の配信を予定しているとのこと。何事もなければ近日中にリリースされるということなので、興味のある人はチェックしておくといいだろう。
Sweep It!
2本目は、2017年に開催されたBitSummitから出展されている『Sweep It!』。腕利きの掃除人ベップを操作し、ステージの敵をすべて倒す、横スクロールのパズルアクションゲームだ。
横スクロールのアクションゲームと言っても、『スーパーマリオ』を代表とする一般的なそれとは大きく異なる。というのも、本作はターン制を採用しており、ターンごとにヒダリ、ミギ、ターン、ジャンプなどのボタンをタップして、キャラクターを少しずつ動かしていくことになるのだ。
プレイした感覚は、パラパラマンガを見ているかのようで非常にユニーク。敵の動きに合わせてどんなアクションを選んでいくべきか。反射神経よりも、プレイヤーの思考能力が試される作品という印象を受けた。
▲キャラクターを動かすボタンは画面右下に配置。ボタンを押すと敵も動き出すので、敵の動きを予測しながら指示を考える必要がある。
プレイしたターンは、巻き戻し機能のように、好きな場所までいつでも自由に戻せるのもミソ。この機能により、失敗しても簡単にやり直せるので、ストレスをほとんど感じずにトライ&エラーが行えた。試行錯誤の末に、ステージをクリアーできたときの達成感も心地いい。
▲規定ターン以内に、すべての敵を倒してゴールにたどり着くとクリアーできる。
また、ステージを進めるとゴム長靴こと“ゴムなが”や“ビニールマント”といったアイテムが手に入る。これらのアイテムは、入手するとベップがパワーアップ! 敵を踏む、滑空するといった新たなアクションが使用可能になり、アクションの選択肢が増えていく。
『Sweep It!』は、アクションゲームはもちろん、パズルゲームのファンにもオススメのタイトルに仕上がっているので、この手のジャンルに目がない方はお楽しみに!
▲巨大なボスと戦うステージも!
ネトオフ
第一報の最後の紹介となるのは、オンラインゲームこと“ネトゲ”で知り合った人間がリアル(現実)で集まる“オフ会”をモチーフにした、スマホ向けRPG『ネトオフ』(制作:カラメルカラム)。
本作は、タップ操作で堪能できるネトゲ風の“RPGパート”と、作中のオンラインゲームでキャラクターを操作している、いわゆる“中の人”たちとのシナリオが楽しめる“オフ会パート”の2パートで進行していく。会場の試遊版では、5人の中から操作キャラクター&中の人を選択できた。
▲開発スタッフ曰く、いちばん人気は“にゃんまる”こと大門孝太郎(39歳)。ネットでのキュートな姿と、現実の渋いイケメンオヤジとのギャップに、虜になった人が続出か!?
ネトゲ風のRPGパートは、画面をタップして敵を倒しながらステージを進んでいくシンプルなもの。戦闘中は、チャット風のUIで味方のスキルを発動できるほか、仲間との個別チャットも楽しめる作り。
ちなみにこの個別チャットには選択肢も用意されており、ここでベストな回答を選ぶと仲間がパワーアップして戦闘を有利に進められるようになる。
▲スキルの効果は、キャラクターによってさまざま。スキルを発動させるとカットインが挿入され、バトルを盛り上げてくれる。
▲個別チャットでのやり取り。ベストな回答を選べば、仲間がパワーアップする。
また、オフ会パートでは自室でくつろぐ中の人たちの様子を観察できるほか、オフ会に参加して仲間たちと交流することも可能。オフ会中のモノローグは、選んだキャラクターによって変化するので、誰を選ぶか考える楽しみも。ふたつのパートを通して、登場人物の意外な一面や登場人物たちの相関がわかってくるのもおもしろい。
▲オフ会パートは、マンガのようなオシャレなUIも好印象。
ちなみに、BitSummitに出展された試遊版では、京都風のステージや敵キャラクターが用意されていただけでなく、海外の来場者向けに英語バージョンも収録されていた。開発スタッフによると、サービス開始後もこのようなイベントステージを用意するとのことなので、多彩なステージでのバトルが楽しめそうだ。
▲京都風のステージでは、狐のようなボスが立ちはだかった。モチーフは狐の嫁入り?
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