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ファミ通App編集部

【逆鱗日和ワールド】第14回:“キン”について考える

2018-02-19 16:09 投稿

3種目の“キン属”のモンスターとは?

『モンスターハンター:ワールド』には、たくさんの新モンスターが登場している。

“白い電光!”トビカガチ!!

“空飛ぶモフモフ!”パオウルムーッ!!

“近所迷惑!”シビレガスガエルッッ!!!

とまあ、見た目も個性も千差万別で(カエルは大型モンスターじゃないけどね)、新大陸における新しい生態系の中で生の営みを行っている。これまでのシリーズ作品以上に環境に対する依存度(というか、溶け込み度)が高くて、彼らの行動を見るたびにいちいち、

「なるほど! アレはそういう意味の動きなのか!! ナットクーーーーッ!!!」

となっているのは俺だけではないはずだ。

そんな、数多くの新モンスターの中で、俺がとくに、

「こいつイイ!! すごくイイ!!」

と惚れ込んでしまったのが、何を隠そう“ラドバルキン”である。……そう、“瘴気の谷”で骨まみれになって暮らしている、ホネボネしい(どんな言葉だ)アイツです。別名、“骨鎚竜”(こっついりゅう)。獣竜種に属するモンスターで、あまりの異形にアゴを部位破壊された人も多いんじゃないかと思う。

そんなラドバルキンの、どこに惹かれたのか? そりゃあもう、問答無用で「ルックス!」以外になく、骨に覆われた巨体を見て、「なんて優れた造形をしているんだろう……」とホネボネ……じゃなかった、ホレボレとしてしまった次第だ。

「じゃあオマエ、ガイコツでも愛でてろよ」

と短絡的に言われてしまうと困るのだが、ラドバルキンは力士を思わせるみっちみちの体躯にいい感じに骨を貼りつかせ、デザイン的なアクセントにしているところが高ポイントなのだ。ヘビメタバンドのボーカルもしくはチョッパーのハーレーを乗り回すおじさんライダーを彷彿とさせる渋さがあって、ついつい見入ってしまうのである。

さて、ここからが本日のコラムの本題なのだが、ラドバルキンは見た目通り、かの爆鎚竜・ウラガンキンと同属になるモンスターだ。……いや、そのような学術的な資料を読んだわけではないので“見た目での決めつけ”にすぎないのだが、どっからどう見ても同属ですよね徳田さん。

詳しく書けばおそらく、

“モンスター界・脊索動物門・脊椎動物亜門・竜盤目・獣脚亜目・鎚顎竜上科・バルキン科・キン属・キン種・ラドバルキン”

なんてことになろうか(※テキトー注意)。

このように抜き出してみるとわかるが、ウラガンキンとラドバルキンは見た目だけじゃなく、名前の上でも共通点があることがわかる。同属なんだから当たり前かもしれないが、キン”という単を末尾に付けて同属感を出しているのである。逆(?)に、文頭に共通の記号を付けて同属を表現するリオス科(レウスやレイアが属する科)もある。まあ要するに、同属のモンスターは名前に何かしらの共通点がある、ということだ。

ここで思い出すのが、『本日も逆鱗日和』という書籍である。この中に『“モス”について考える』という学術的なエッセイがあるのだが、その中で作者(俺だけど)は、以下のような問題提起をしているのだ。重要な部分を、抜き出してみよう。

“バサルモス”っているでしょう。火山で岩に化けて昼寝している、全身が角質に覆われていてエステに連れて行ってあげたくなるようなでっかいアイツ。こいつはじつはグラビモスの幼体で、何年かハンターに狩られずに成長すれば晴れて”グラビモス”になるという設定だったりする。イナダがブリに出世するのと同じようなものだが、出世魚が幼生時と成体時で名前が完全に変化するのと違い、彼らにはその名に、あるひとつの共通項が見られる。それが問題の”モス”の部分。もうおわかりでしょう。じつはあのブタのようなかわいらしいモスは、バサルモスの幼体だったのである!!!

この説を提唱してからしばらくたったある日、モンハン開発部から「そんなわけねーw」とお叱りの連絡をいただいたのだが……今回あえて、再び類似の学説を唱えたいと思う。

ウラガンキンとラドバルキンは“キン”でつながっていると先に書いた。この線でいくと、キン属のモンスターは複数種いるのであろう。そこで改めて手元の資料を洗い直し、キンで分類されるモンスターを捜してみたのだが……。

いない……。

それっぽい名前のモンスター、見当たらない……。

しかし、何かが引っ掛かる。本当にいないのか……??

この、奥歯の間にエノキが挟まったような感覚を払拭するため、俺はさらに、モンスターの資料を読み漁った。その資料の名は『角満式モンハン学〜モンスター編〜』『角満式モンハン学〜モンスター編R〜』という2冊の学術書だったのだが(宣伝)、読み込みを始めてから数時間後、俺はついに、

「いた!! やっぱりいたぞ!! キン属に属する、3頭目のモンスターだぁぁあああ!!」

と咆哮したのである。

では発表しよう。俺が見つけた3種目のキン属のモンスター、その名は……!!

だぁぁああああ!!!

言われてみればナルホドナルホド、わずか3文字の中にキーワードを巧妙に隠す手練手管、さすがは古龍と言ったところか(何言ってんだ)。でも同じ属に属しているとわかって見ると、脚が4本にたなびく尻尾、顔がひとつあるところなんてクリソツもいいところではないか。

この発見を共有しようと、さっそく相棒のたっちーにメッセージを送った。

「なあなあ! ラドバルキンいるやん!! あいつの同属モンスターなんだけどさ!!」

しかし、たっちーのつぎの返事ですべてが終わる。

「……らどばるきん?? それ、なんだっけ??w」

チーン。

おしまい……。

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