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【逆鱗日和ワールド】第5回:相棒がやってきた

2018-02-01 14:48 投稿

たっちー登場!

俺は『モンハン』シリーズを遊ぶ上では必ず、パートナーとも言うべきハンターを定めて狩りを行ってきた。無印~『モンハン2(ドス)』までは中目黒目黒やネットの仲間たち(初期の逆鱗日和のレギュラーだった、Wちゃんとかね)。『モンハンポータブル』シリーズと『3(トライ)』は江野本ぎずも(この時代がもっとも長いか)、そして『4』、『4G』、『モンハンクロス』シリーズでは一貫して、“同僚の美人ドSゲーマーTさん”こと“たっちー”といっしょに遊んできた。

今回の『モンスターハンター:ワールド』については、目黒&バキとの“へっぽこ3人組・シーズン3”と並行して、おもにたっちーとゲームを進めていこうと思っていた。なのでソフトが発売された1月26日、俺はたっちーにメッセージを送ったのだ。

「おい。かねてから言っておいた通り、本日『モンハン:ワールド』が発売されたぞ。わかっているんだろうな」

するとたっちーは、

|・`ω・)y-~

タバコをふかす余裕の顔文字を送ってきた後、間髪入れずにつぎのようにほざいた。

「まあ慌てるな。ドタバタしなくても、モンスターは逃げたりしないんやで」

このセリフで、俺はすべてを察した。

「……さてはキサマ、ソフトを買ってないな!?」

するとたっちーは、

 |;・`ω・)…………

という顔文字を送ってきたきり、音信不通となった。図星だったようだ。

しかし3日後、今度はたっちーのほうからメッセージを送ってきた。

「おい! おめーのブログ、まったく話が進んでないし、相変わらず役に立たないぞ! 仕方ないので、アスリートであるわしが参戦してあげよう」

じつはたっちーとは『4G』のときから、欠かさず狩王決定戦の予選に参加してきた。彼女は『4』でモンハンデビューした新人ハンターで、武器の扱いやアイテムの使いかたなど、“基礎の基礎”から教えなければならなかったので最初は苦労したのだが、努力の甲斐あって『ダブルクロス』の仙台大会では“予選10位”という結果を残すに至った(確か2万チームくらい参加した中での10位だった気がするが、違うかもしれない)。それを指して、「わしはモンハンアスリート」と吹いているわけだ。

たっちーの大言壮語を「あっそ」と受け流しつつ、俺はたずねた。

「で、武器はどうすんの? 何をメインでやっていくの?」

するとたっちー、迷わず述べる。

「仙台大会のとき、わしは操虫棍の使い手として、キミのヘタクソなランスをカバーしてきた。となれば今回も、操虫棍しかなかろう」

「ひと言余計だ」と言いながら、俺は頷いた。

「そうだな。使い慣れた操虫棍だったら、すんなり入っていけるだろう。それに、アクションが追加されていっそうかっこよくなったしな、操虫棍!」

そしてたっちーは、「ちょいとひとりで試運転してくるわ」と言い置いてネットの向こうに去っていった。

その10分後。再びたっちーからメッセージが。なんだなんだと見てみると……。

 「;・`ω・)虫が飛んでったきり、戻ってこないんですが……」

俺は「ぶっ!!」と噴き出した。

「なんでだよ!!w “操虫棍のことはまかせろ”ってほざいたばっかじゃねえかよ!!w」

するとたっちー、

 |;・`ω・)…………

の顔文字のあと、つぎのように続けた。

「わしの飛ばした虫、気持ちよさそうにプィ~~~ン……と飛んでいったと思ったら、そのまま行方不明になってしまってん……。どこに行ったんやわしの虫……!」

そして、いきなりキレる。

 「どうなってんねん!! 虫が戻ってこなかったら、ただの棒っきれやんけ!! どこいったんやぁぁぁああ!!(泣)」

あきれて、俺は突っ込んだ。

「画面右上に、操作説明あるだろ。そこに、虫を戻す方法も書いてあるんじゃね?」

すかさず、たっちーが言う。

「操作説明は確かにあるが……虫戻しについては言及されておらぬ」

けっきょくたっちーは、

「家出しやがった虫は、もうどうでもいい。わしは……双剣使いになる!! もともとこっちでやりたかったんや!! わーいわーい! 双剣だ双剣!」

俺はただただポカーンとし、

「女は変わり身が早い……」

とつぶやくのが精一杯だった……。

おしまい。

第4回第6回
大塚角満(おおつか・かどまん)…… 作家、ゲームエッセイスト。ゲームのプレイ日記を書くことをライフワークとしており、『逆鱗日和』シリーズ、『熱血パズドラ部』シリーズ、『折れてたまるか!』シリーズなど著書多数。現在、ファミ通のフェロー(特別編集員)を務める。

 

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