坂上忍が似ていると感じた主人公レッドとの共通点とは? 映画『アングリーバード』インタビュー

2016-09-30 10:00 投稿
スマートフォン黎明期から最盛期にかけて大流行したスマホアプリ『アングリーバード』。全世界でなんと30億ダウンロードを記録した本作が映画化され、日本では2016年10月1日から公開される。
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坂上忍が似ていると感じた主人公レッドとの共通点とは?
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映画『アングリーバード』は、怒りっぽい鳥の主人公レッドが活躍するストーリー。この主人公のキャラクター設定を背景に、映画『アングリーバード』は、怒りをコントロールするためのハウツーをレクチャーしている団体“日本アンガーマネジメント協会”とコラボしたプロモーションも展開している。
ファミ通Appでは、そのコラボイベントにも登壇し、日本アンガーマネジメント協会でファシリテーターの資格も取得、さらには映画内で声優にも挑戦した、前園真聖氏にインタビューを行った。
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前園真聖氏が映画『アングリーバード』イベントで怒りのタイプを診断!?
――まず、『アングリーバード』で声優デビューを果たしたことについてコメントをお願いします。
前園真聖氏(以下、前園) 主人公のレッドは怒りっぽく、周りとのコミュニケーションがなかなかうまく取れないキャラクターです。でも彼は、その怒りを上手に使うことで逆にパワーにし、仲間たちといっしょに目標に向かっていくことに成功します。アンガーマネジメントを学んだ僕は、そんな彼に共感できる部分もあったので、お話をいただいたときはすごくうれしく思いました。
――今回、はじめて声優に挑戦されてみて、いかがでしたか?
前園 セリフはほんの少しでしたが、やっぱり難しかったです。
――ブタの“ピッグセブン”と鳥の“ジョニー”との2役を演じられていますよね?
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前園 そうですね。といっても、どちらもひと言ずつで、僕だとわかる人もなかなかいないと思いますが(笑)。
――確かに予備知識がないと、前園さんが演じていると気づくのは難しいかもしれません……!
前園 ただ今回参加させていただいて、短いセリフでしたが、何かの役になりきってお芝居をするというのは、スゴイことなんだなぁと実感しました。
――でも、テレビドラマ『問題のあるレストラン』で俳優デビューもされていますよね?
前園 あれは本人役だったので、できたようなものです(笑)。
――何かの役になりきるのは、また別モノということですか?
前園 そうですね。しかも映像に合わせてですからね。映画『アングリーバード』って、当たり前ですけど、もともとは英語のものじゃないですか? だから、口の動きも英語の動きかたになっていて、そこに声を合わせるのは本当に難しかったです。こうやって、声優というお仕事を実際に体験して、本職の方たちのすごさを実感しました。
――アフレコのために何か練習はされましたか?
前園 僕が飼っているペットのミニブタ“セブン”を観察して、鳴き声や仕草などを研究しましたね。でも、鳴き声とは関係のないセリフだったので、あまり役に立ちませんでした(笑)。
――ちょっとガッカリですね(笑)。
前園 でも有り難いことに、ペットの“セブン”と、僕が日本代表時代に付けていた背番号を組み合わせて“ピッグセブン”と名付けていただいて……。そんな素敵なご配慮までいただきました。
――ちなみに、収録時間はどれくらいだったのでしょう?
前園 全部で1時間半くらいですかね。説明を受けて収録を終えるまで。
――リテイクなどはありましたか?
前園 「オッケー! いいね、いまの!」と言われてすぐに「じゃあ、つぎはこんな感じでいきましょうか!」と言われることがあって、「あ、いまのはオッケーじゃないんだな」となることは何回かありました(笑)。
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――『アングリーバード』の原作がスマホゲームだということはご存じでしたか?
前園 それは、最初にお話をいただいたときにお聞きしました。
――ふだんゲームはプレイされますか?
前園 最近はほとんどやらなくなってしまったんですが、もちろん小さいころにはファミコンで遊んでいましたし、サッカーゲームを遊んでいた時期もありました。ちょっと前までは、CMをやらせていただいていた『白猫プロジェクト』もプレイしていましたね。
――前園さんは、アンガーマネジメントで怒りのコントロールを学んだということですが、過去にゲームを遊んでいて怒ってしまったことはありますか?
前園 それはないですね。僕は、サッカーで負けるのは本当に嫌なのですが、ゲームはそこまでこだわりがないんです。
――それは少し意外ですね。スポーツ選手は、勝ち負けが付くものにはこだわる方が多いイメージです。
前園 確かに、アンガーマネジメントの診断では、物事の白黒はハッキリ付けたいタイプと分類されていますが、何にでもしっかり勝敗を付けたい、勝ちたいというわけではないんですよね。強いこだわりを持っているものは、当然勝ちたいですけど。
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――そのこだわりのポイントというのは?
前園 自分が本当に好きなこと、ですね。
――プリン……とかですか?
前園 たしかにプリンは好きですけど、プリンで怒ったことはないですよ(笑)。基本的にはサッカーのことです(笑)。
――やはり、サッカーへのこだわりは強いと。
前園 サッカーは、引退してから遊びでやることもありますし、チャリティーマッチに出させていただくこともあります。もう現役は引退しているので、楽しんでプレイをするという気持ちも大きくなってはいますが、それでもやっぱり負けるのは嫌なんですよね。たとえ子どもが相手でも。
――サッカーへの思いは、ほかとは比べものにならないわけですね。
前園 それはもちろんです!
――資格を取った後に、怒ってしまったことはありましたか?
前園 自分がイライラを感じているなと自覚したことはありましたが、相手に対して怒りをぶつけたことはありません。
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――日常生活でも資格を取得した経験が活かされているんですね。
前園 はい。自分の怒りがどれくらいかというのを、自分で診断できるようになりました。そういうトレーニングもありましたので。
――怒らないような考えかたが、すり込まれているということなんでしょうか?
前園 いえ、怒らない練習ではないんですよ。本当に怒らないといけないときは怒らないといけません。あまりに溜めこむと、それが大きなストレスになってしまいますから。
――確かに、それはおっしゃるとおりですね。
前園 でも、“怒らないでもいいこと”という基準の範囲内で怒ってしまうと、相手に嫌な思いをさせてしまいますし、後で自分でも「あんなことで怒らなければよかったな」と後悔をしてしまいます。資格講座は、それを防ぐためのコントロールを学ぶものでした。
――なるほど。勉強になります。では最後に、ファンの方に向けてコメントをお願いします。
前園 今回のイベントでは、親子でアンガーマネジメント診断をしましたが、この映画『アングリーバード』を観るだけでも、“怒り”について感じ取れることがあると思います。純粋におもしろい映画ですし、ぜひ親子や友だちどうしで観に行って、コミュニケーションの一部にしていただけたらうれしいです。
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坂上忍が似ていると感じた主人公レッドとの共通点とは?
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前述の通り、映画『アングリーバード』は、スマホアプリ『アングリーバード』が題材となっている。
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原作の『アングリーバード』は、鳥たちをパチンコで飛ばし、ギミックを破壊したりブタを倒したりするシンプルなアクションパズルゲーム。個性豊かな鳥たちのキャラクター性と、絶妙な難易度設定、ハイスコアの競争などで世界中の人々をトリコにした。
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本作をプレイしておくと、映画『アングリーバード』がより楽しめることは間違いない。まだプレイしたことのない人は、この機会に『アングリーバード』を体験して、世界が熱狂したワケを探っておくといいかも?
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