【動画あり】シリーズファンも納得のデキ!PS VR『V!勇者のくせになまいきだR』は驚くほど面白い!!【TGS2016】

2016-09-22 00:02 投稿

待ちに待った『勇なま。』新作をプレイ!

2016年9月15日〜18日に開催された東京ゲームショウ2016。

ソニー・インタラクティブエンタテインメント(SIE)のプレスカンファレンスで発表された、『勇者のくせになまいきだ。』シリーズ最新作のプレイステーションVR(以下、PS VR)専用コンテンツ『V! 勇者のくせになまいきだR』が出展されていた。

奇跡的に試遊をさせてもらえる機会を得たので遊んできたぞ!

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手首が壊れるほどの手のひら返しが炸裂するクオリティ

『勇者のくせになまいきだ。』とは、2007年にプレイステーションポータブルでリリースされたダンジョン・マネージメントゲーム。地面を掘り進めてダンジョンや魔物を生み出し、進入してくる勇者から魔王を守るというシステムだ。

これがPS VRでリリースされると判明したとき「この掘り進めるという要素をどうVR化するのだろうか?」と疑問に思ったものだが、プレイしてみてその謎は解けた。掘り進めるという要素はなくなっているのだ。

これを聞いてちょっとガッカリしたファンもいるかもしれないが、実際に遊んでみて問題ないものと思っている。なぜか? おもしろいから!

『V!勇者のくせになまいきだR』 遊!魔王軍侵攻プレイ紹介トレーラー.mp4_000043702

『V!勇者のくせになまいきだR』では、掘り進めることでダンジョンを育てていくというパズル要素を排してはいるものの、ジャンルをリアルタイムストラテジーに置き換えたことで、おもしろさを演出している。

リアルタイムストラテジーと言うと、忙しく難しいゲームジャンルという印象が強いが、本作からは、そういったイメージは感じられなかった。

その最大の要因は、『勇者のくせになまいきだ。』シリーズがすべてそうであったように、魔物たちが勝手に動いてくれるという点にある。プレイヤーである破壊神は、あくまで魔物の育成と領土の拡大をしていけばいいのだ。

というわけで、リアルタイムストラテジー特有の“慌ただしくユニット操作をする”必要はない。けれど、領土をどう拡大していくかや、どのように魔物を育成していくかという戦略要素は色濃く残っているので、ストラテジーゲームとしてのおもしろさはしっかりと残されているぞ。

このバランスは妙としか言いようがない!

何の説明もせず「魔物の育成と領土の拡大をすればいい」と言ってしまったので、ここでプレイヤーが出来ることを詳しく説明していこう。

本作は、魔王城が勇者に攻め落とされる前に、勇者たちの拠点を潰せばクリアーとなる。そのために必要なのが、魔物の育成と領土の拡大になるわけだ。

魔物の育成というシステムはシリーズを通して踏襲されてきたものをそのまま採用した作りになっている。魔物たちが作る食物連鎖をうまく機能させ、魔物たちを強くしていくのだ。

プレイヤーは、この食物連鎖を作るために、魔物の巣をマップに配置していくこととなる。魔物の巣をマップに配置すると、その周辺が魔王軍の領土となるので、これが領土の拡大要素に当たるというわけだ。

『V!勇者のくせになまいきだR』 遊!魔王軍侵攻プレイ紹介トレーラー.mp4_000079278
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しかし、ただ闇雲に領土を広げるのではダメ! 先述した、魔物の食物連鎖がしっかり機能するような巣の配置を考えていかなければならない。迅速に領土を拡大し、なおかつ効率よく魔物が成長していくように巣を配置していくのだ。この戦略性はかなり深い!

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『V!勇者のくせになまいきだR』 遊!魔王軍侵攻プレイ紹介トレーラー.mp4_000110366

この作業をうまく回して、昼は勇者の侵攻を食い止め、夜は侵攻していくというのが本作の遊びとなる。

文字にすると複雑だが、UIもキレイに作られているし、やってみるとシステムは非常にシンプル。操作性も直感的で遊びやすいものとなっているので、3分ほど触れば、その魅力に気付けることと思う。

『V!勇者のくせになまいきだR』 遊!魔王軍侵攻プレイ紹介トレーラー.mp4_000124479
『V!勇者のくせになまいきだR』 遊!魔王軍侵攻プレイ紹介トレーラー.mp4_000139311

「『勇者のくせになまいきだ。』の新作をVRで出します」という発表を聞いたとき、正直「VRでなくプレイステーション4とかプレイステーションVitaで出してほしかった」という気持ちはあった。これは紛れもない事実。

しかし、実際に遊んでみたらアラ不思議「VR版超おもしれぇ!」となってしまった。鳥瞰視点で、まさしく破壊心になったような気分になれるし、ゴチャゴチャ動く魔物たちはカワイイし、でも戦略性は高くゲームとしても楽しめるし。もはや申し分なし!

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PS VRはまだ予約できていないが、これはぜひとも購入しておきたいタイトルだ。本作のリリースは、現時点で2017年が予定されている。来年は『勇者のくせになまいきだ。』の10周年に当たる年でもあるので、ユーザーとしてもぜひとも大いに盛り上げたいところ。

盛り上げるための熱を確保するためにも、この体験版はみなさんにも触ってもらいたい。

……でも、魔王ちょっとカッコよくなりすぎ……だよね? 盛った?

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