サイバーコネクトツー松山洋氏登場! 新作TCG『アトム:時空の果て』ステージリポート【TCG 2016】

2016-09-15 16:47 投稿

手塚治虫キャラを大胆リメイクしたTCGの新情報!

東京ゲームショウ 2016のビジネスデイ初日、Twitchブースにて『アトム:時空の果て』のステージが開催された。

本作は、手塚治虫作品の多数のキャラクターがリメイクされて登場する、新作トレーディング・カードゲーム(TCG)。アクティブゲーミングメディアより、今冬配信予定となっている。

▼『アトム:時空の果て』ってどんなゲーム?
手塚治虫作品のキャラを大胆リメイクしたTCG

最初に紹介された映像に登場したのは、手塚プロダクション取締役でヴィジュアリストの手塚眞氏。

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▲手塚眞氏

映像からは、『鉄腕アトム』はもちろん、『ブラックジャック』、『火の鳥』、『どろろ』などの手塚治虫作品が本作に登場することが窺える。また、手塚眞氏が本作に抱く想いや構想も語られているので、ぜひチェックしてみよう。

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▲映像の最後までご注目……!

松山洋氏、山岡晃氏がステージに!

ステージに登場したのは、サイバーコネクトツーの松山洋氏、グラスホッパー・マニュファクチュアの山岡晃氏、アクティブゲーミングメディアのイバイ・アメストイ氏。本作の制作に携わるこの3名によって、新たな映像とともに『アトム:時空の果て』の解説が行われた。

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▲(左から)イバイ氏、山岡氏、松山氏。
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▲タイトル画面も公開。

本作の注目点は、コアゲーマーとライトユーザーが共存できるゲーム性。エリアを、相手を直接攻撃するエンフォーサー(前方)、敵の攻撃からプレイヤーを守るガーディアン(後方)といったゾーンに分けることで、それを実現しているらしい。

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▲迫力の演出にも注目だ。

さらに本作は、世界で初の4人対戦可能なオンラインTCGとなる見込みとのこと。こちらのモードはリリース後の2017年の春ごろアップデートで追加される予定だ。

『アトム:時空の果て』の世界

本作を構築するのは、“サイエンス・フィクション”を謳ったサイバー世界。「この世界観に合った山岡氏の音楽にも注目してほしい」とは、イバイ氏の弁。

山岡氏は、手塚治虫作品という偉大なものに立ち向かうべく、かつ本物のサイバー世界を演出するために、昔のシンセサイザーをすべて使えるように修理し、よりリアルを追求した楽曲制作を進めているという。

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そして本作は、ストーリー性にもこだわった作り。まるで「各作品の続きを描くかのような物語を盛り込んでいる」と、気合は十分。それぞれのキャラクターについては、カードの裏側に能力はもちろん、原作での背景も記載されているそうだ。

続いて、『鉄腕アトム』に登場するキャラクター“デッドクロス殿下”と“アトラス”のラフが、原作のイラストとともに公開された。

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松山氏によると「手塚先生のキャラはデザインが完成されすぎている」とのこと。余計なものを入れすぎると、完成されたデザインを壊してしまう可能性があり、しっかりと調整して仕上げるのが難しいと言及。

「キャラクターのリメイクは、ゼロからキャラクターを作るより困難。何を残して何を変えるのか、その見極めができるのは松山氏のようなトップクリエイターしかいない」イバイ氏はそう考え、松山氏にオファーをしたと熱弁した。

松山氏は現在、『.hack』シリーズでおなじみの細川誠一郎氏らとともにキャラクターのリメイクを進めているようなので、今後の情報にも注目したい。

続いて『ブラック・ジャック』のキャラクター“ドクターキリコ”の出来たてほやほやのラフもイバイ氏により初公開され、会場は大いに盛り上がった。

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▼キャラクターをリメイクするクリエイター陣もわかる!
手塚治虫作品のキャラを大胆リメイクしたTCG

本作は2017年1月のPC版リリースを皮切りに、モバイル版リリース、ひいてはコンシューマプラットフォームにも展開する想定であることも判明。さらにほかのジャンルにも派生させ、ひとつのIPとして幅広く展開いく構想までもが語られた。

トップクリエイターを招いて制作されている力作『アトム:時空の果て』。乱立するモバイルTCGゲームに、ひと旋風巻き起こしそうだ。

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tgs 2016 情報まとめ

アトム:時空の果て

ジャンル
TCG
メーカー
アクティブゲーミングメディア
配信日
今冬配信予定
対応機種
iOS/Android

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