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『Monument Valley』が描く仮想世界と現実逃避 そこから見えてくるものとは?(NDC16)

2016-04-27 01:25 投稿

キーワードは”エスケイプイズム”

韓国で開催中のゲーム開発者向けカンファレンス”Nexon Developers Conference 16″。初日となる2016年4月26日、ustwo gamesのスタジオリーダーであるDaniel氏が『Monument Valley』をテーマにセッション”仮想世界と現実逃避:仮想現実の未来を探る”を行った。

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▼ NDCって?
※ネクソン主催による韓国最大級のゲーム開発者の祭典が開幕(NDC16)
▼『Monument Valley』について知りたい人は
※幻想世界の視覚トリック『Monument Valley』おもしろすぎて一気にクリアーしてしまった

Daniel氏による同セッションは、2014年に数々の賞を受賞した『Monument Valley』の起源を垣間見ることができる内容に。本作を通じて達成しようとした目標や、同作が多くの人たちに愛された理由、さらに自身がビジョンを追求するために取った行動について語られた。

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▲ピーター・モリニュー氏が設立したライオンヘッドスタジオの『Fable』シリーズでキャリアをスタートさせ、その後Hello Gamesの制作部長としてヒット作『Joe Danger』シリーズをコンソール、PC及びモバイルに渡り展開した経歴を持つ。

まず、なぜ『Monument Valley』を作ったのか? その根底にあるものとしてDaniel氏が口にしたのが「エスケイプイズム」だ。つまり現実逃避のことだが、決して後ろ向きな意味合いではなく、「娯楽やファンタジーの世界に入り込むことで癒されるという”現実逃避”」とはDaniel氏。

この現実逃避、Daniel氏は「ビデオゲームとも関係している」と語り、「ほかの世界に入り込もうとしている。昔、私たちもスーパーファミコンやプレイステーションなどの家庭用ゲームでテレビの中に入り込んでいた」と続けた。

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では、その現実逃避と『Monument Valley』に関連性はあるのか? 「このゲームは地形が変わって幾何学的な場面になるなど、アーティストから影響を受けた」とDaniel氏。このゲームを通じて現実逃避=プレイヤーが脱出できる空間を与える。日常の中で出会うもの、目にするものなど、現実と違った世界をビジュアルやサウンドで与え、(スマホをデバイスとして)ポケットの中に憩いの場を作りたかったわけだ。

エスケイプイズムの先にあるVR

「皆さん、VRを経験されたことは一度はあると思いますが」と話題はVRへ。Daniel氏は、エスケイプイズムとVRの共通点があるとし、それが“ほかのものを遮断すること”とした。そんなDaniel氏は、VRゲーム『Land’s End』を手掛けている。ヘッドマウントディスプレイ”Gear VR”を装着して、3000の地形を移動できる。

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本作を作るうえで「現実性のある場所をVRで作るとき、私たちは現実世界に脳が慣れている。だからVRで現実に近い世界を作ることで脳がよりVRの世界を信じ、プレイヤーもその世界に入り込める」とDaniel氏はVRについての作りかたを話すと、「皆さんがどこにいるのか忘れさせるゲームを作りたかった。孤独感を与えたい」(Daniel)と加えた。

そのほか、自身の体験談も交えてVRが医療にも役立つことや、「会社で働いている人が宇宙に行ったりヒーローになれたりできる」と、VRの可能性について語っていた。

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