e-sportsの本場・韓国 ネクソンが誇るNEXON ARENAに行ってきた(NDC16)
2016-04-27 21:01 投稿
e-sports専用施設は、スタジアムでスポーツ観戦しているかのよう!
韓国で開催中のゲーム開発者向けカンファレンス”Nexon Developers Conference 16″。韓国でゲームと言えば、おもにPCオンラインゲームというイメージだがもうひとつ、忘れてはならないのがe-sports。
▼ NDCって?
※ネクソン主催による韓国最大級のゲーム開発者の祭典が開幕(NDC16)
e-sportsは、エレクトロニック・スポーツの略で、競技性の高いゲームを使って行われる。近年、日本国内でもプロゲーマーなど、e-sportsに関連した言葉を良く耳にする。そして韓国は、そのe-sportsの本場であり、国全体で盛り上がりを見せている。
そこで今回、ネクソンが運営しているe-sports専用施設”NEXON ARENA”の潜入取材を行った。
韓国の江南(カンナム)という若者たちが行き交う繁華街。この街にNEXON ARENAはある。
毎日のようにさまざまなゲームを使った大会が行われているNEXON ARENA。PCゲームのほかにも、モバイルデイと題してスマホタイトルを使って大会が行われることもあるとか。
受付を抜けて館内に入ると、実況・解説席が置かれたステージと試合中のゲーム画面やプロゲーマーの表情を写し出す大きなスクリーン。そこに向かい合う形で観客席が設けられていた。
この日はちょうど、PCゲーム『スタークラフト2』を使ったリーグ戦がくり広げられていた。
試合はチーム戦で行われ、ステージ左右に両チームの選手がプレイする席とほかの選手が試合を見守るベンチがあり、各チームひとりずつが試合に臨んでいた。
ちなみに、入場チケットは3000ウォン(約300円)と手ごろなため、この日も平日の夜だったが多くの観客たちが会場に駆けつけ、応援するチームに声援を送っていた。客層は20代が多い印象で女性客の姿もチラホラ。
また、施設内にはドリンクとポップコーンが販売されており、それらを観戦のお供に買っている人たちも見受けられた。飲食しながら試合を観るというスタイルは、まさにスタジアムでスポーツ観戦をするような雰囲気。ネクソンの、そしてe-sportsのメッカである韓国のe-sports施設に対する設備投資に驚かされた。
NEXON ARENAキーマン直撃インタビュー
NEXON ARENAの施設を見終えた後、ネクソン E-Sports Team シニアマネージャーであるSHIM HYUN氏へのインタビューを実施。同施設についてアレコレ聞いてみた。
――NEXON ARENAはいつどのような経緯で作られたんですか?
SHIM HYUN氏(以下、HYUN) NEXON ARENAは2013年12月に誕生しました。ゲーム、そしてe-sportsの裾野をもっと広げて盛り上げていきたいからです。そしてe-sportsで活躍する選手たちが活躍できる場をもっと与えたいという思いから、テレビ局と協力してネクソンとして運営することになりました。
――韓国国内でNEXON ARENAのような施設があるのはめずらしいのですか? また、e-sports施設の規模としては国内最大なんですか?
HYUN e-sportsの施設自体、韓国ではめずらしくないですが、NEXON ARENAクラスの規模はありません。少し前まで、国内最大の規模でしたが、最近もっと大きな施設ができたので最大とは言えなくて(笑)。
――平日にも関わらず多くの観客が入っていました。NEXON ARENAに足を運ぶのはどんな客層ですか?
HYUN 10代~40代と幅広いですね。大会で取り扱うタイトルによって、観客の年齢層は変わってきます。また、男女比については、9:1で男性が圧倒的に多いですね。
――今日は女性の黄色い声援もよく聞こえました(笑)
HYUN 女性に人気のあるタイトルを取り扱うと多くなることもあります。あと、出場している選手やチーム自体のファンもいますね。女性の比率は少ないですが、声援を送るなどのパワーは男性よりあります(笑)
――ちなみにNEXON ARENAのキャパはどれくらいなんですか?
HYUN 公式では、1階に300席、2階に200席で合計500席ですね。以前、『FIFAオンライン3』のイベントを開催したときはそれ以上のお客様が来ていました。
――試合や大会の頻度はどれくらいですか? また、オフシーズンはあるのでしょうか?
HYUN 基本的には毎日何かしら大会やイベントを行っていますね。ただ、年間で1~2ヵ月ほどオフシーズンがあります。それは学生の選手もいますので、学校の試験期間は避けるようにしています。
――最後に今後の目標があれば教えてください。
HYUN 目指しているゴールは、NEXON ARENAを作ったキッカケと変わらず、ゲームとe-sportsの裾野を広げることが目標です。そのためにもっと盛り上げていきたいし、可能であれば施設のスペース拡大も図っていきたいと思っています。
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