【注目アプリレビュー】『ペリーどこだ？』パズル好きなら買って損なし

●今度の物理水流パズルも遊び応えバッチリ!!

ペリーと聞いたときに、浦賀で開港を迫ったアメリカ海軍の軍人、マシュー・カルブレイス・ペリーをまず思い出すのは、きっと私だけではないはず。そんな筆者がApp Storeを眺めていたところ、『ペリーどこだ？』と題されたゲームを発見。しかし、アイコンを見ると、私の知っているペリーではない。「ペリーはもう墓の中だろう」と思いながらダウンロードしてみたところ、結構おもしろかったので、今回はこのタイトルを紹介していこう。本作に出てくるペリーとは、ディズニーアニメ『フィニアスとファーブ』に出てくる”カモノハシペリー（エージェントP）”のこと。ちなみに、本作を手がけているのは『スワンピーのお風呂パニック！』と同じ開発者とのこと。

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▲作中で、特定の条件を満たすと（どうやら）お馴染み（らしい）のシュールなやり取りが見られるぞ。

●初心者からマニアまで、幅広くカバー！

さて、まずはゲームの内容をサクッと紹介していこう。ひと言で言ってしまえば、前述した『スワンピーのお風呂パニック！』とシステムはほぼ同じ。ステージに用意されたギミックを活用しながら、水をゴールへと導くパズルだ。基本的には土をドラッグして削り、水の通り道を作るといった具合だが、ステージが進むにつれ、液体を凍らせるビームや、水蒸気に変えるビームなど、多様な仕掛けが登場する。『スワンピーのお風呂パニック！』では、水をどんな順番で、どんな道筋で動かしていくかという要素の強いパズルだったが、本作ではそれ以外にも、水を動かすタイミングというのも強く求められるようになった。そのため、パズルの難易度は若干上がっており、さらに遊び応えが増している。

▲蒸気を水にし、さらに水を凍らせる青いビーム。そして氷を水にし、水を蒸気へと変える赤いビーム。これらをどう使っていくかがポイントだ！

パズルの難易度としては、難しくもあり簡単でもありといった感じ。というのも、普通にレベルをクリアーするだけなら、誰でもできるというレベル。しかし、ステージにちりばめられた人形を回収しようとすると、回収する個数に比例して難易度が上がっていく。どの順番で穴を掘ればいいのか、そしてどんな順番とタイミングでギミックを稼働させればいいのか。ひたすら頭を使うこととなる。また、土の中にはシークレットファイル（または、博士のネーター）というアイテムも隠れている。これは、カモノハシペリー（エージェントP）以外のエージェントの情報などが書かれた秘密文書。発見すれば、その詳細情報を閲覧できるというものだ。また、各ステージにあるファイルすべてを集めると、謎の人面風船をゴールへと導くミニゲームのようなものが遊べるようになる。シークレットファイルは、模範解答のような掘りかたをすれば見つけられるように配置されているので、プレイに余裕ができたら探してみるといい。さて、そんなパズルが全部で80ステージあるわけだが、先述した通り、クリアーするだけなら1ステージはあっという間に終わってしまう。そのため、ただただクリアーを続ければいいというプレイヤーにとっては、若干の物足りなさを感じるかもしれない。しかし、とにかくパッパッと解いて爽快な気分を得るには最適と言えよう。また、レベルを完全攻略しようと思えば、結構な時間を遊び続けることも可能。プレイスタイルによって得られる気持ちが変化するアプリだと思うので、購入前に”自分はパズルゲームに何を望んでいるのか？”を考えてみるといいだろう。

▲画像左にあるように、ファイルは土の中に隠れている。少し掘るだけではゲットできないので、ファイルを見つけたら、パズル攻略に支障が出ない程度に周囲を掘り起こしてあげよう。

▲こちらが、ステージ中にあるすべてのシークレットファイルを集めることで遊べるようになるミニゲーム。この人面風船を割ったり、画面外に出さないように注意しながら、最上部を目指そう。

▲どうやら近日中にアップデートがなされ、そこで新しいステージが追加されるようだ。これからのアップデートも期待できる作品だ。

ビギナーからパズルマニアまで、そしてディズニーファンと幅広い層をカバーしている『ペリーどこだ？』。同種のパズルゲームである『スワンピーのお風呂パニック』にハマッたという人は、絶対に買いの一作なので、迷わずに購入して遊んでいただきたい！（ヒゲメガネ長谷部）

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