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つぎの段階へ
「同盟合併しませんか?」
という丁寧なメールをいただくことが増えた。
エバストはサービスインから3ヵ月程度しか経過していないけど、システムとか、コンテンツ量とか、さまざまな部分のバランスとかとか、早くも最初の山場を迎えている気がしてならない。どうにか、ガチ勢も初心者も長~~~……く楽しめるゲーム・運営を目指していただきたいと、ここにきて切に願うばかりなのである。
で。
そんな運営が起爆剤のひとつにしたいコンテンツとして“紅き救済の女神”がいるわけだが、
気づけば彼女も毎週のように降臨するようになり、すっかり“定番集結魔獣”として溶け込んだように思える。かつては、紅き救済の女神が現れるたびに蜂の巣をつついたような騒ぎになっていたウチの同盟も、いまでは惰性で読んでいる週刊誌を売店で購入するかのごとく、
「今日の19時55分から集結攻撃貼りますね~。紅き救済の布告が始まるので~」(セラ君)
「んじゃ、俺も貼るわ~。集結攻撃2本立てで、10分で終わらせちゃおう~~~」(俺)
こんな感じのルーチンワークで対応しているのだww
ではなぜ、他の屈強な同盟のように紅き救済の女神に直接挑まず、布告をこなすことでお茶を濁しているのかと言えば……我が同盟に“集結魔獣Lv4を倒した実績がない”からにほかならない。
……いや、ちょっと違うな。
“集結魔獣Lv4に挑戦した実績すらない”
が正しいwww 紅き救済の女神はLv4の集結魔獣なので、まだ研究で集結攻撃Lv4の権利を取れていない俺では、集合をかけることすら無理だったからなーーー!
でも、そんな停滞した状況に一石を投じたのが、我が同盟の切り込み隊長であるセラ君であった。
2週間ほど前の紅き救済の女神降臨時、同盟メンバーがたくさん集まっている状況下でチャットにつぎのような発言を投下したのである。
「4女神チャレンジ部隊募集しますw」
なんと、彼は密かに研究を進めて、集結攻撃Lv4の権利を得ていたようなのだ!!
さあたいへんだ。こいつはエラいことになったぞ。
ぶっちゃけ、半分寝ていてもクリアーできる紅き救済の布告は、さほど重要なイベントではなくなっている。それよりも、我が同盟にとっては……!!
つぎの段階に進めるかどうかの試金石である、冒涜の女神Lv4挑戦のほうが遥かに大きな出来事!!!
「うおおおお!!! やろうやろう!! 挑戦してみよう!!!」
吠える俺。これに、「いいですね!」、「やってみましょう!!」、「こ、こわい……」と、他のメンバーも大乗り気である。
そう、停滞している空気を吹き飛ばす最大のカンフル剤は、やっぱり“新しい挑戦”なのだ。人数の少ない同盟だとどうしてもマンネリに拍車が掛かってしまうゲームなので、それを打破する手段として、冒頭で書いたような同盟合併を採る人も多くいる。我が同盟もいつかはそういう大ナタを振るわないといけない時がくるのかもしれないが、いまはまだ……! このメンバーでコツコツと続けるだけでも踏み出せる、新たな世界があるに違いない!! この冒涜の女神Lv4への挑戦は、その第一歩となるのじゃぁぁあああああ!!!(興奮)
ナゼかひとりで血管が切れそうなほど熱く燃えているうちにメンバーが集い、
おおおおお……!!! “第1次 冒涜の女神Lv4討伐隊”が派兵されていく……!!!
その衝撃の結末は……次回の更新で!
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