新たなシャードバトルの第1歩
2024年12月7日、『Ingress』を象徴する攻防のひとつ“シャードバトル”をベースとした不可解な局地イベントが開催された。
スキャナ(ゲーム画面)上に点在するポータル(スポット)間を結び、ふたつの陣営が上空を漂うシャードを自軍のターゲットポータルに運ぶ通称“玉入れ”、何だけど少し様子が……。
本記事では都立明治公園付近で行われた新たなシャードバトルの様子をフリーライター・深津庵の目線でリポート。
最初に言っておく
要するにテストプレイだ!!
手探り状態の玉入れバトル
ただ、そう聞かされていたわけではないエージェントはつぎつぎに発生する見慣れない現象に大慌て。
手探りの中で両陣営が戦いに挑んだ。
数分(体感では1から5分程度)ごとに多数現れるシャードが1分ごと(これも体感)にポータルを移動。
さらに両陣営のターゲットポータルが毎ウェーブ(ラウンド)入れ替わる中で奪い合う。
そうした状況下で、都立明治公園と国立競技場のごく限られた狭いエリアを舞台に局地戦が行われた。
短時間での移動やターゲットの入れ替えといった要素は早々に理解をしつつも、遅延による表示の遅れか深津のスキャナでは度々、それもよりによって自軍のターゲットがロスト。
再起動すると“ウユニ塩湖”のように真っ白な世界が広がり、とくに序盤は戦いどころでじゃなかった。
あとでわかったことだけど、この試験的なシャードバトルが始まる少し前、運営チームから口頭でルールが伝えられたらしい。
残念ながら深津は一切知らず、周囲に居合わせたエージェントの多くも「けっきょくなんだよこれ」や「ルールくらい教えてくれ」といったようなリアクションが目立った。
口頭で言って回るのも“Ingressらしさ”ではあるだろうけど、ルールを開示する意思があったのなら公式のX(旧Twitter)アカウントを使ってでもいいから事前に告知すべき。
自分たちをテストプレイヤーと呼ぶエージェントも多く深津もそうした文化を楽しんでいる側だけど、貴重な時間を割いているのだから最低限の説明は必要だ。
局地戦が終わった後はNiantic 代表取締役社長の村井説人氏とシニアプロジェクトマネージャーの中島真由子氏も合流。
集合写真を撮影したのち、今回のシャードバトルに関するフィードバックがその場で行われた。
冒頭でも伝えた通りこの局地戦はテストプレイ。
スコアの開示はなく、現地で体験したエージェントたちからの手応えを参考にブラッシュアップしていくということだ。
手探り状態で始まり困惑したけど仕組みがわかれば楽しいシャードバトル。
これまでにない迅速な判断と情報伝達、噛めば噛むほど味が出てきそうな手応えを感じられた。
早ければ2025年2月15日の横須賀アノマリーで実装されたり……と勝手に予想。
当日参加されたエージェントは下記のポスト、各コミュニティサイトなどに感想を書いてみるのもいいかもね。
まだまだ進化する『Ingress』の世界をよりよい環境に導いていいこう!!
本日は寒い中、Niantic PARK @ Meiji Park でのテストシャードバトルへご参加いただき、ありがとうございました!
— IngressJP (@IngressJapan) December 7, 2024
本番さながらの戦いから頂いたフィードバックは、今後のイベント運用の改善に必ず活用いたします。
当イベントはテストのため、点数の発表は行いません。あたたかくしてお休みください!… pic.twitter.com/9XKBM4Ju6S