なおオセリートフェスタは、季節イベントとしては今回が初。そのためポイント交換の10+1連チケットは、過去イベントではなくオセリートフェスタ`24が対象となっています。
チケットなので排出率はさほどではないと思われますが、過去イベント対象チケットより期待値は高めです。
[馬術]ナイスゴッド&ナンディ
ステータスはHP・ATKともに+50すると「2929(にくにく=肉肉)」となるネタが仕込まれており、1から10まで筋肉まみれのナイスゴッドらしいこだわり。スキルにも「29%(肉)」が入っています。
バフコンボも最大2.9倍なら完璧でしたが、ここはバランス的に遊べない箇所だったと思われます。
性能としては稀少なブレイク持ちで、通常防御をムシしてダメージを与えられることが強み。実質的に貫通ですね。
ただHP29%以下の条件は安定性に欠けます。また素のATKはダントツで全キャラトップながらバフは付いておらず、アタッカー全体から見ると物足りない数字。
ガチャ限とイベント入手のあいだくらいのスペックという体感ですが、ナイスゴッド名義では初のガチャ限、かつセットとは言えナンディもS枠に昇格した記念すべき駒です。
両者とも『オセロニア』指折りのネタ枠なので、実用性よりはおもしろ重視という感想ですね。
[豪腕バレー]ロロアーナ
コンボはライフバースト式のフレアボルト。最低2800雷撃、最大3600の火炎ダメージを与えられます。火炎バフが乗るので、使用タイミング次第ではかなりのダメージを狙えるでしょう。
神竜デッキはまだ主流ではないものの、スキル・コンボともにバランスは良好。将来的にカップ戦などで使える機会はありそうです。
[雪上スケボー]オキクルミ
コンボ目当ての回避は出目によるブレが激しいものの、オキクルミはA駒として破格と言ってよい性能。そもそも従来のA駒の回避にはターン制限が付いているものが多く、用途が限定的でした。永続というだけでも価値があります。
そしてもっとも注目したいのが、「実質的にS駒のエイプリル夜行と変わらない」ということ。
オキクルミはサブ運用もできますが、回避は駒数が増えるに従ってコンボを発動できなくなりがち。いっそのことリーダーにするのはアリと思います。
回避はどうしても安定しませんが、同スキル持ちの中ではかなり優秀。個人的に大好きなタイプなので、隙あらばカップ戦などでねじ込んでいきたいです。
[シンクロ]サハギンたち
スキルの「特殊マスを4個自分用の回復マスに変換」は、本当に一時期だけ登場していた、特定の決戦イベント専用キャラを彷彿とさせる性能。
初見は「いつ使うんだこれ……?」と固まりましたが、メイン用途は特殊マスが頻出しがちなイベント系コロシアムかと。あとはカマリなど、ダメマスデッキへのカウンター手段でしょうか。
一方で最近のガチャ限はちゃんと使えるものが大半で、一時期の傾向にあった「遊び」に欠けている印象は受けていました。「たまにこういうヤツがいるのも、昔の『オセロニア』らしい」とは思います。
[棒高跳び]リッカナファー
コンボも同系統ですが、マナ生成が10個に上がっている点に注目。ロストエナジーを多めにしたマナデッキとは好相性ですね。
ただマナデッキの竜駒は枠が狭く、優先できるかは悩みどころ。うまく回ればまったく問題ないものの、HPリンクは初手の事故につながりやすい要素。ちょっとだけ惜しい、なかなか絶妙な性能に見えます。