新たな楔リーダーの登場で環境はどう変わる?
ドーモ、世界のザキヤマです。今回は9月22日から開催中の楔デッキコレクション(Deck Drive)にてガチャに追加された、アルベルティーネの使用感について紹介していきます。
アルベルティーネは、楔デッキの新リーダー。楔生成&特殊ダメージの複合要素を持つ新スキル“殊楔(しゅけつ)”でダメージを稼ぎやすい性能となっています。
アルベルティーネの殊楔による特殊ダメージは、楔1本につき50、最大500。10本で最大ダメージになるので永続だったら壊れているのですが、楔生成を含め効果は6ターンのみ。理想の追加特殊ダメージは3000となります。
ただアルベルティーネ本人の楔生成は1ターン2本なので、本人だけで達成できる特殊ダメージを単純計算すると「100+200+300+400+500+500=2000」です。
楔の特性上、相手に踏まれたり自分が踏まざるを得ない状況もあるので、これはあくまで理想火力。途中で楔が途切れてしまいやすいため、生成役のエルヴィン(コラリー)あたりは変わらず続投です。
ただ、それでも最大ダメージの合計3000(500×6ターン)には届きません。と言うのも、リーダーを除く楔生成キャラはだいたい「楔○本以上」といった条件が付いているんですよね。
そして初手から無条件で使えるキャラだと生成2本がいいところなので、ふつうにやっていると理想ダメージが本当に「理想」なのですが……。
手駒運がよければ、唯一これを達成できるキャラがいます。それが闘化ゼウスです。
初手から大量生成が可能! この場合、マス的に楔は1本ムダになる(出ない)ものの、相手も楔デッキの場合 or 途中で楔消費スキルを使わない限り、追加ダメージ計3000は約束されます。
ちなみにゼウスは正真正銘、初の天楔スキル持ち。実装は2020年5月です。天楔リーダーのタクハタチヂヒメより前のキャラですね。
ゼウスは当初、「何かしら強いんだろうけど、シナジーの高いキャラが不在」という形でした。
そこから楔デッキが成熟&より手軽なキャラが続々登場する不遇な立ち位置だったのですが、4年以上経ってこんな使い道が出てくるとは……!
現状はゼウス+他5体の楔デッキコレクションキャラを入れて試運転しています。
ゼウス入り編成は初手の上振れ狙いでもありますが、楔ミラーになった際に相手の楔を上書きすることも見込めます。
またアルベルティーネ自身の継戦力が長くはないため、A駒の楔消費アタッカーを厚めにした、早期の決着狙いもアリでしょう。マッチングはまだ多くないものの、ゼウスを採用をしていたプレイヤーも一定数確認できました。
ただ「ゼウス必須なの?」と言われると、あくまで選択肢のひとつかなと。編成条件に合致するS駒はよりどりみどりですし、このあたりは手持ちだけでなく、プレイスタイルや好みによりそうです。
アマテル、ドゥムジ、フェイルノートをはじめS駒の選択肢は豊富。
そんなアルベルティーネ軸のデッキですが、そこそこ使った結果、「流石にかなり強い」という評価に落ち着いています。
当初は「追加ダメージがあるとは言え、継続6ターンってどうなんだろう」という懸念はあったものの、勝てるときは平均して7ターン目安で決着するんですよね。コスト200での展開はかなり早い体感です。近年の「決着までのターンを長くする」傾向と逆行している点は意外性がありました。
うまく回るとサクっと勝負が終わることも。
またアルベルティーネだけでなく、同時期の楔デッキコレクションでは他の殊楔(しゅけつ)持ちも追加。これもゲームスピードの加速に寄与してはいる反面、ダメージ源が雷撃&特殊に偏っているので……。
どちらのダメージも返せる遠夜が出てくると、控えめに言って詰みます。1枚で台無しにされるくらいには脅威。
もう少し普及率が上がると、アルベルティーネデッキが強い=遠夜を含めた手段で対策する、という流行は十分に考えられそうです。
とは言え雷撃は現状だと対抗策が少ない……と言うより、雷撃以外に対して強く出られないキャラも多いため、新たなツインスキル(魔紋 or 何かしらの攻撃スキルの選択式)などもゆくゆく出てくるのかな、と予想します。
いずれにせよ今後の環境に入ってくるポテンシャルはあると思うため、狙わずとも要チェックなキャラクターではないでしょうか。それではまた!
なおアルベルティーネは、可憐なルックス&高飛車な性格に加え、口調の節々に「〜ザマス」を付けてくる「濃さ」も魅力。刺さる人にはぶっ刺さるキャラなのでぜひボイスを聞いてみてください。僕は突き刺さったので天井しました。
対応機種
iOS/Android
価格
無料(アプリ内課金あり)
ジャンル
RPG/テーブルゲーム
公式サイト
公式X
配信日
2016年2月4日
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