待ち望んだガチャ産シャイターン
ドーモ、世界のザキヤマです。今回は7月17日12時~7月23日11時59分まで開催されていた“オセロニア探求~アリババと王たちと封印の本~”より、探求シャイターンを思い出成分強めでご紹介していきます。
恒例となった“オセロニア探求”ですが、初出は2021年11月の“冥界に蠢く者”。特定のエリア・グループにフォーカスした内容が特徴で、今回であればアリババを中心に『アラビアンナイト』や、エジプト神話をモチーフにしたキャラクターたちが織りなす物語を楽しめました。
キャラの思いがけない設定や関連性が明らかになることも含め、定期イベントの中でも1、2位を争うくらいに好きなシリーズですね。
イベントとして密度が濃く注目ポイントも多数あったのですが、個人的にはシャイターンがガチャキャラとして実装されたことがいちばん衝撃、かつうれしかったですね。
シャイターン自身はかなり初期のキャラクターで、実装は2017年の絶望決戦にて。
近年は対人戦に舵を切っているため、シングルプレイのコンテンツ追加は多くないものの、当時は最凶・絶望決戦の追加が定期的にありましたねえ。
そんな絶望決戦、非常に歯ごたえある難度でした。もう7年も前なので詳細はおぼろげだったものの「やたら苦戦した気がする」、「ステージ1の混乱が理不尽だった」という印象だけ残っていた次第です。
そしてこの記事を書くにあたり、改めてシャイターンのイベントをプレイしてみたわけですよ。「流石に近年のデッキだと何でもわりと勝てますね」、なんて着地を予想していたのですが……。
確かに相対的に難度は下がっていると思いますが、こんな形で所々に詰む要素が散りばめており、無策で挑むと普通に負けます。絶望の名は伊達じゃない。
⇒“絶望!シャイターン(絶級)”攻略
もっとも難度に見合ってシャイターン自身も相当にスペックが高く、当時は最強クラスだったと記憶しています。……いや、改めて見たらコスト30の重さに目を瞑ればいまでも強いな……!
とくに闘化はゲームチェンジャーレベルで決定力が高く、スキル発動ボイス「我が魔術は絶望の牙!」もやけに耳残りしましたね。
そんなこんなでシャイターンは入手イベントの難しさと強力な性能に加え、セリフの圧も強ければルックスもアクが強いという、記憶に強く刻まれたキャラクターだったわけです。とくに初期からプレイしている人なら、共感してくれる人は多い……はず……!
前置きが長くなりましたが、ここからは本題の“オセロニア探求”におけるシャイターンについて。まずフレーバーがなかった時代のキャラクターだったので、ここで掘り下げが入ったことは非常によかったですね。
筋書きとしては「とある魔導書を探して」おり、立ち位置としては敵側。ただし自分では動かずスパイを送り込み、ストーリー上は主人公サイド(便宜上ですが)との直接的な絡みはありません。
ただ元々「ものすごく偉い、ものすごい悪者」みたいな側面がセリフからも感じられたため、自分で動いちゃうのは安っぽいかと。シャイターンのファンとしては満足いくポジションでした。
とは言え“オセロニア探求”のライト感は、本来はドが付くほどシリアス(だったはず)のシャイターンにも影響を及ぼしており……。
「こんなこともあろうかと」! 人生で言ってみたい台詞ベスト10があるとしたら、男性の95%くらいはランクインさせるワードでしょう。
ただそれに対する部下からのリアクション……いや、距離が近いな? 順当にいけば「流石シャイターン様の慧眼には恐れ入ります」とかだと思いますが、シャイターンの返しもわりと得意げというか、茶目っ気が溢れています。
さらにシャイターンの厳ついアイコンとのミスマッチが凄まじい以下の流れに。
あまりにシュールで一見コラージュに見えますが、「目当ての魔導書だと思ったら昔の人が書いた日記にすり替えられていた」という展開。
ただわざわざしっかり音読するあたり、「思っていたより全然いい人」な感があふれています。最終的に「処せ」とか言っているあたり大物感はありますが、ノリもいいし上司としてかなりアリでは?
あとはスパイとして潜り込ませたメイドさんが気になりますね。アイコンが「?」になっているのは、合致する既存キャラがいなかったからなのか、新キャラの伏線か……。今回のストーリーで意外な側面もチェックできたので、シャイターン周辺キャラの追加にも期待したところです。
何はともあれ、コスト30の重さから普段使いに適さなかったシャイターンに、ガチャ産のコスト20が登場したことはうれしい限り。
性能的にも十分なラインなので、ガチャ産シャイターンを待ち望んでいた人はここぞとばかりに使い倒しましょう。それではまた!