『ヴイアライヴ』定点観測では、バーチャルな姿で活動する灯里愛夏さん(以下、愛夏さん)、上水流宇宙さん(以下、宇宙さん)、サラ・レトラ・オリヴェイラ・ウタガワさん(以下、レトラさん)のライバーアイドルプロジェクト、『ヴイアライヴ』について記録していく。
“プロデューサー”の才能が大爆発!
その他には、SNSを介して視聴者の自室の写真を募集して、如何にそのVTuberに対する愛に溢れているかをアピールするといった自室訪問企画もあったりする。
定番企画は安定感がある一方で、定番ゆえに誰もがやっているため、少々インパクトは弱い。話題性を出して自己アピールしたいとなれば、やはり独自の企画を考えて、発信していくことが必要になるだろう。もし、人気企画になっていけば、名刺代わりにもなるので模索する価値はある。『ヴイアライヴ』においては、宇宙さんが企画している『ずるこすも選手権』がまさにそれにあたる。
🪐本日20時から🪐
— 上水流宇宙🈁ヴイアラ (@KamizuruCosmo) July 11, 2024
第3回 #ずるこすも選手権 、
結果発表〜〜‼️
今回も選ぶのが心苦しいくらい素晴らしい作品ばかりでした…
その中から佳作・入賞・優勝を発表します!
参加した方も参加してない方もぜひ一緒に盛り上がりましょう🔥
▼wktk待機所https://t.co/9DeFQNvITp#ヴイアラ #宇宙観測 pic.twitter.com/rNTiX3yc1b
『ヴイアライヴ』を応援している“プロデューサー”からすれば、いまさら説明するまでもないことだが、そもそも“ずるこすも”とは宇宙さんの名前“上水流宇宙(かみずるこすも)”をもじった言葉遊びだ。例えば、ギャルっぽい口調で喋ったときには“ギャルずるこすも”、子供っぽい喋りかたをしたら“ロリずるこすも”。水を飲んでいるときは"お水るこすも”、ドヤ顔をしたら“ドヤずるこすも”など、宇宙さんの状態を表すときにも使われる。要するに、“○○ずるこすも”の○○の部分に、さまざまな言葉を入れて宇宙さんが表現されるわけだ。
そして、この“○○ずるこすも”を視聴者である“プロデューサー”が考え、絵やイラスト、写真などをSNSに投稿し、優秀者には宇宙さんが賞を与えるというのが"ずるこすも選手権"である。これまでに3回も行われている人気企画だ。
集まった作品は「絞り込むのが本当に心苦しかった」と喜びとともに申し訳なさも混じったトーンで語った通り、かなりの秀作揃い。可愛いで賞、美しいで賞、お笑いで賞、アクスタならではで賞の4つの賞と最優秀作品が選ばれたが、画力の高いイラストや工作物、動画などもレベルが高く、中にはプロと見まごう(こういった企画ではたまにプロも参加したりするが)ほどの“プロデューサー”の発想力やクリエイティブ力が発揮される。
第3回 #ずるこすも選手権 優勝は…
— 上水流宇宙🈁ヴイアラ (@KamizuruCosmo) July 11, 2024
しろーれPさんの『学園ずるこすも』‼️
細かい遊び心満載ですごい。
どんな勉強だよ!とか思ったり、皆何話してるのかな〜とか掻き立てられました✨️
おめでとうございます🎉
▼結果発表配信https://t.co/HWvGGlO7uX#ヴイアラ #宇宙観測 #宇宙星人 pic.twitter.com/lt5Zdw85gt
この企画が成立する要因として個人的に感じるのは、SNSでの活動がとくに活発な宇宙さんの発信力も大きいと思う。愛夏さん、レトラさんももちろんSNSでの発信は行っているが、宇宙さんはふたりと比べても頻繁に投稿をして“プロデューサー”と交流している印象だ。また、身も蓋もない理由だが“上水流宇宙(かみずるこすも)”という名前の語感の良さもあると思われる。“灯里愛夏(ともりまなか)”や、“サラ・レトラ・オリヴェイラ・ウタガワ”という名前では、こういった言葉遊びは生まれにくいかもしれない。
動画内でも紹介されている作品以外にも「#ずるこすも選手権」で検索すると、さまざまな力作を楽しめるのでぜひチェックしていただきたい。