『ヴイアライヴ』定点観測-59:“プロデューサー”と宇宙さんの絆が垣間見える独自企画“ずるこすも選手権”【アイマス日記第322回】

by東響希

『ヴイアライヴ』定点観測-59:“プロデューサー”と宇宙さんの絆が垣間見える独自企画“ずるこすも選手権”【アイマス日記第322回】
バンダイナムコエンターテインメントが展開する『アイドルマスター』シリーズ関連の話題を取り上げる“アイマス日記”。

『ヴイアライヴ』定点観測では、バーチャルな姿で活動する灯里愛夏さん(以下、愛夏さん)、上水流宇宙さん(以下、宇宙さん)、サラ・レトラ・オリヴェイラ・ウタガワさん(以下、レトラさん)のライバーアイドルプロジェクト、『ヴイアライヴ』について記録していく。
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“プロデューサー”の才能が大爆発!

VTuberとファンが交流するうえで定番ともいえる企画が、いわゆる視聴者参加型配信だ。視聴者が匿名で質問を投げられるツール“マシュマロ”を介して質疑応答を行う配信や、オンラインを通して対戦や協力ができるゲーム配信で遊ぶといった方法がよく知られているのではないだろうか。

その他には、SNSを介して視聴者の自室の写真を募集して、如何にそのVTuberに対する愛に溢れているかをアピールするといった自室訪問企画もあったりする。

定番企画は安定感がある一方で、定番ゆえに誰もがやっているため、少々インパクトは弱い。話題性を出して自己アピールしたいとなれば、やはり独自の企画を考えて、発信していくことが必要になるだろう。もし、人気企画になっていけば、名刺代わりにもなるので模索する価値はある。『
ヴイアライヴ』においては、宇宙さんが企画している『ずるこすも選手権』がまさにそれにあたる。

ヴイアライヴ』を応援している“プロデューサー”からすれば、いまさら説明するまでもないことだが、そもそも“ずるこすも”とは宇宙さんの名前“上水流宇宙(かみずるこすも)”をもじった言葉遊びだ。例えば、ギャルっぽい口調で喋ったときには“ギャルずるこすも”、子供っぽい喋りかたをしたら“ロリずるこすも”。水を飲んでいるときは"お水るこすも”、ドヤ顔をしたら“ドヤずるこすも”など、宇宙さんの状態を表すときにも使われる。要するに、“○○ずるこすも”の○○の部分に、さまざまな言葉を入れて宇宙さんが表現されるわけだ。

そして、この“○○ずるこすも”を視聴者である“プロデューサー”が考え、絵やイラスト、写真などをSNSに投稿し、優秀者には宇宙さんが賞を与えるというのが"
ずるこすも選手権"である。これまでに3回も行われている人気企画だ。

集まった作品は「絞り込むのが本当に心苦しかった」と喜びとともに申し訳なさも混じったトーンで語った通り、かなりの秀作揃い。可愛いで賞、美しいで賞、お笑いで賞、アクスタならではで賞の4つの賞と最優秀作品が選ばれたが、画力の高いイラストや工作物、動画などもレベルが高く、中にはプロと見まごう(こういった企画ではたまにプロも参加したりするが)ほどの“プロデューサー”の発想力やクリエイティブ力が発揮される。

この企画が成立する要因として個人的に感じるのは、SNSでの活動がとくに活発な宇宙さんの発信力も大きいと思う。愛夏さん、レトラさんももちろんSNSでの発信は行っているが、宇宙さんはふたりと比べても頻繁に投稿をして“プロデューサー”と交流している印象だ。また、身も蓋もない理由だが“上水流宇宙(かみずるこすも)”という名前の語感の良さもあると思われる。“灯里愛夏(ともりまなか)”や、“サラ・レトラ・オリヴェイラ・ウタガワ”という名前では、こういった言葉遊びは生まれにくいかもしれない。

動画内でも紹介されている作品以外にも「#ずるこすも選手権」で検索すると、さまざまな力作を楽しめるのでぜひチェックしていただきたい。
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    集計期間: 2024年07月20日19時〜2024年07月20日20時

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