『信長の野望 覇道』公式生放送が6月25日21時より実施決定。アップデート内容や新武将の情報、プレイヤーから募集していた質問への回答が配信
2024-06-18 17:33
2022-07-06 12:00 投稿
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信長の野望 覇道
『信長の野望 覇道』クローズド・ベータテスト(CBT)が行われたので参加してみたぞ。
『信長の野望 覇道』は“覇道”がついていることからもわかる通り、コーエーテクモゲームス『三國志 覇道』のシステムを日本の戦国時代に落とし込んだ、MMO戦略シミュレーションゲームだ。
プレイヤーは戦国大名に仕えるいち領主となって、領土争いや攻城戦を繰り返しつつ、主君を天下統一に導いていくのがゲームの目的となる。
今回のCBTでは、関東から近畿地方までの、『信長の野望(初代)』を彷彿とさせる範囲のマップでのプレイとなった。
また、今回選べるのは織田家・武田家・上杉家・北条家・浅井家・三好家の6家のみである。出現する武将も、基本的にはこの6家に仕えた人材が多かった印象だ。
正式リリースでこれがどのようになるかは、まだ不明である。
マップ外の地域に愛着のある方は、6家だけというのはいくばくか残念ではあるかもしれない。
しかし、伊達政宗や島津四兄弟、長宗我部といった戦国スターたちがこのまま未登場というのも考えづらいので、マップはともかく、武将の顔ぶれについてはこうご期待といったところだろう。
さて、この6家の中からどこを選ぶか、悩みどころではある。
隙あらば自分語りで恐縮だが、筆者の祖先は武田家に仕えていた侍で、侵攻先の群馬に土着したという言い伝えがあり、そんなわけで選ぶなら武田一択なのである。
武田はいいぞ。なんといっても、武将が強い。しかも『信長の野望 大志』と違って、本作は1575年くらいから急速に人材がしょぼくなっていくとかそういった心配もないのである。
とはいえ大名ごとの差異もいまのところ位置関係以外なかったりするので、どの大名を選ぶかは雰囲気で選べばよろしい。あとあと変えられるし。
そんなわけで武田軍にレッツエントリー。
仕官早々、信玄様にお言葉をたまわれるのは恐悦至極。美人秘書に加えて”里”まで与えられ、待遇がよい。
プレイヤーはこの”里”を育成して、えっちらおっちら、自分が仕える大名様の勢力を伸ばすべく尽力していくことになる。
とはいえこの娘さんとプレイヤーふたりだけでは、偉業を成し遂げられようはずもない。狭いながらも愛ある我が家を築くのがせいぜいだろう。むしろ築きたいが。
そんなところに現れたのが前田利家だ。いろいろあってこの里に流れ着いたとのこと。史実でも前田利家は、人を殺めて家中を追放され、諸国を放浪していたことがある。なのでいま、我が領土にいても不思議じゃないのだ。
しかも槍の達人であり武勇も申し分ない。ナイス配役。このあたりの“戦国わかってる感”はさすがコーエーテクモ様っス。もう、言うことないっす。ハイ。
というわけで筆者は、この前田利家に兵士を率いてもらい、近辺で悪さをしている野盗を成敗することにする。
戦いはオートバトル。あっという間に殲・滅!
するってぇと、里の民衆からの評判もうなぎのぼり。
いやー。恐縮っス。ぼくはただ、スマホの上で指を動かしただけッス。利家、強いっス。
とはいえ、利家だけでは心もとないのでガチャを引くことにする。
初期ガチャは何度も引き直せる親切仕様なのでありがてぇ。納得いくまで引き直してOK。
ちなみにこのCBTの段階では、とびぬけて強い武将もいなかった。性能に目を光らせず、ただただ好きな武将を選ぶので問題ないのである。
私は好みの問題で、武田家の武将で主力を固めてみた。
武将集めの際、とくに注目すべきは”レア度”、”兵科”、”戦法”、そして”縁”だろう。”レア度”はいうまでもなく武将カードの貴重性だ。基本的にレア度が高い武将は強い。ただ集めづらい。
とりわけ微課金・無課金勢におかれましては、序盤はSSRを軸にしつつ、SRやR、ときにはN武将の活用がカギとなっていくのは間違いないだろう。お財布の厚い人はぜひSSRをそろえてくださいませ。”兵科”は武将が使う武器の得意不得意のことだ。
『信長の野望 覇道』では(『三國志 覇道』同様)、騎兵は弓兵に強く、弓兵は槍兵に強く、槍兵は騎兵に強いという兵科の3すくみが存在している。
たとえば利家を支える武将が欲しいならば彼と同じ槍自慢を集める必要があるだろう。
前述の通り『三國志 覇道』にもある兵科の3すくみだが、『三國志 覇道』とは1点だけ大きく異なる点がある。本作では一人の武将が複数の兵科に適性を示すこともあるという点だ。
つまり「槍は大得意だけれども、騎馬もけっこうできる、鉄砲や大砲だっていけちゃう」みたいな武将もいるわけだ。
そうなると、“本来、こいつは槍兵で使うのがベストだけど、いまうちの軍に足りないのは騎兵だからそっちのデッキに入ってね”といった采配も可能になる。
野球でいえば「今シーズン外野手がダブついているから一塁手でオナシャス」的な。サッカーでいえば「お前サイドバックもできるから今日はそっちで相手削ってね」的な感じである。
これにより、デッキ組み合わせの自由度は『三國志 覇道』よりもさらに高まった。自分だけの最強デッキを試行錯誤するのも一興だろう。
また、各武将にはそれぞれ、”戦法”というものがある。いわゆる必殺技だ。
効果内容、威力、影響範囲、発動時間の長さはさまざまだが、武将の多少の能力差よりも、”戦法”の爆発力でこそデッキの火力が決まってくる。
レア度の高い武将はとりわけこの戦法が強いのだ。
最後に、『信長の野望 覇道』独自のシステム“縁(えにし)”についても触れよう。
これは”牢人”とか”槍名人”とか、武将ごとの個性を表す札のようなもので、縁をもった武将どうしで部隊を編制すると、”戦法”が連鎖しやすくなるのだ。
話題が多くて気が合うってことだろうか。
「いやー、牢人時代の何がツライって、結局、飢えだよねー」「わかるー」みたいな。たとえ戦国時代といえど、共通項が多いに越したことはないのである。
このシステムにより、たとえば山県昌景、井伊直政、真田幸村みたいに、時代と勢力を超えた夢の赤備え騎馬編成を組むことも可能ってことなのである。筆者を始めとした歴史オタの日課である、脳内バトルシミュレーションで「この部隊が実現できたら絶対強い」と妄想していたアレコレを試してみると、しっかりとゲーム的にも強くなるのだ。
とはいえ、戦国よくわからん勢でも自動設定でいいかんじに強い組み合わせを作ってくれるので、歴史を知らなくても問題はない。気軽にやってほしい。
とかなんとか言いながらガチャってるうちに、わが軍には秀吉が来た。
秀吉は前田利家と縁が深いのでいい感じだ。
ただ技能”好色”ってなんだよ。女性武将が多ければ多いほど能力を発揮する、『三國志 覇道』でいえば董卓枠だ。こんなこと言われたら、いずれ女性だらけの編成をしてみたいものである(通称:修羅場 軍団)。
そしてなにより戦法の”千成衾(せんなりぶすま)”の危険が危ない。
希少な破壊性能持ちに加え、150%の高火力、しかも味方5部隊にバフをかける超広範囲。
美姫に囲まれて、城を容赦なく崩していくってそれ小田原征伐じゃねーか。さすがは戦国三英傑。”秀吉はさすがに強くないとおかしい”、というプロデューサーの肉声が聞こえるようではないか。
ごめん、さっき”とびぬけて強い武将もいなかった”と言ったが、秀吉は強いわ。他にもいるかもしれない。スペックはちゃんと見た方がいいですね……。
とまあ、そんなこんなで、武将の粒もそろってきた。
あとは率いる兵を増やすため、里の強化を行うのだ。”里”は、軍団の出発地点であり、資源やアイテム、兵士の生産地点であり、倉庫であり、秘書と筆者の愛の巣である。
里施設の強化に比例して、攻守ともに有利になっていく。こまめにログインして資源を回収し、番匠(大工さん)を休ませずに働かせることを心がけよう。戦国時代に労基などないのだから。
なお”里”は勢力内なら自由に移動可能。マップ内にお住まいのプレイヤーは自分の地元を見てみよう。
我が群馬県にもちゃんと、伊香保温泉、そして榛名山があり嬉しい。制圧すれば各種メリットありだ。
正式リリース後は、地元仲間と通話アプリで「いま、お前の里どこー」「あー伊香保グリーン牧場あたりだよー。まー伊香保温泉は北条の連中に取られてるけどw」「つぶすかー」「でもあそことは協定結んでるからさー。攻めらんないんよねー」みたいな会話がされるのだろうか。アツくね?
仲間といえば『信長の野望 覇道』では、おなじ大名に仕える者同士で”一門”と呼ばれるギルドのような互助会を作ったり、そこに加入したりできるのだ。
“一門”に加入すれば、一門単位でミッションを受けられたり、お互いに援助して施設の建設速度を速めたり、大規模な”攻城戦”に参加したりとおもしろいことがてんこもり。入らない理由、ある?
なお、この攻城戦とは、一門 vs 一門の大規模戦闘のこと。別マップで行われる、『信長の野望 覇道』を代表するコンテンツだ。
稲葉山城、姫路城など、各地に点在する城に一門総がかりで攻めこむと、所有権を有する一門との激戦がくり広げられる。攻撃側は本丸の制圧を目指し、守備側は待ち伏せたり遊撃したりしながら敵部隊からの侵攻から一定時間耐えきるのが目的となる。
ちなみに攻城戦マップの形状は城ごとに異なるとのことで、天下の堅城と歴史に名高い小田原城は難攻不落であることが予想される。というか堅くあってほしい。
攻城戦に勝てば大名家の威信を大いに高められたり、有用なアイテムを購入できるようになったりといいことづくめだぞ。
しかしこの”攻城戦”はお祭りのようなものであり、プレイヤーは、制圧と呼ばれる陣取り合戦で威信を稼いでいき、大名家に貢献するのが日常となる。
制圧は自家の領土や自家の領土と隣接する領土に対して部隊を派遣して行っていくことになる。
ちなみに領土の中には資源を定期回収できる特殊なところもあり、ここを押さえているのといないのとで里や一門の成長に差が生まれるようになっている。
領土を制圧するには旗印が必要。一度自分の領土となった領土から旗印を回収してもその領土は自陣のままとなるのだが、旗印を残したままにしておけば、そこが他勢に攻められたときに通知が届くようになる。
どうしても取られたくない領土には、旗印を残しておくのがよさそうだ。
いかがだっただろうか。
ざっとプレイしてみたところ、『信長の野望 覇道』には『三國志 覇道』で1年半もの間、運営が学び、改善し続けてきた知見が、最初から盛り込まれているのを随所に感じた。
CBTの段階で、すでにかゆいところに手が届いている『信長の野望 覇道』は、戦国ファンのみならずゲーマーに幅広くおすすめできる作品に仕上がっているといえるだろう。
また新規要素となる攻城戦には、これまでにない面白さが詰め込まれている。城攻めが行えるゲームはいくつかあるが、“城攻め”という体験をここまでの解像度で作ったゲームはあまりないだろう。PCゲームという括りであればいくつか思いつかないでもないが、スマホゲームではこれが初かもしれない。
かなーりアツいコンテンツなので、シミュレーションゲーム好きの諸兄にはぜひとも体験してもらいたいものだ。
そんな『信長の野望 覇道』は、戦国時代マニアはもちろん、なんとなく戦国好きという人でも楽しめるタイトルだと思うので、興味のある人はぜひ! リリースされるその日を楽しみに待とうではないか。
(BY ponta)
対応機種 | iOS/Android |
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価格 | 無料(アプリ内課金あり) |
ジャンル | シミュレーション |
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メーカー | コーエーテクモゲームス |
公式サイト | https://www.gamecity.ne.jp/nobunaga_hadou/ |
公式Twitter | https://twitter.com/nobunaga_hadou |
配信日 | 配信中 |
コピーライト | ©コーエーテクモゲームス All rights reserved. |
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