期待の新作『タイムディフェンダーズ』にカジュアルゲーマーが挑戦してみた|誰でも楽しめる親切設計&高い表現力で満足感高し!

2021-08-20 17:00 投稿

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TIME DEFENDERS(タイムディフェンダーズ)

タワーディフェンスに苦手意識があっても楽しめる!

「現在、事前登録の受付が行われている新作RPG『タイムディフェンダーズ』がなかなかに面白いのだが、カジュアルゲーマーにとってはどうなのか?」と担当編集に聞かれたので、カジュアルゲーマーを勝手に代表して同作をプレイし、レビューをしてみようと思う。

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前提として筆者がどれくらいカジュアルかと問われれば、なかなか返答は難しいところなのだが……。いちばん好きなゲームは何も考えずにポチポチするだけで済むクリッカー系、苦手なゲームは覚えることが多いゲーム、操作量が多くて忙しいゲーム。ゲーム全般は好きだけど、まぁそんな感じ。

ということで、それくらいちゃんぽらんな私が『タイムディフェンダーズ』とやらのプレイレポートをしていこう。

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キャラクターが動く!しゃべる!
ビジュアル面の作り込みに注目

「カジュアルゲーマーにとってはどうなのか?」という主題である以上、実際にプレイをしたうえで、システム面をメインにカジュアルゲーマー目線で深堀りしていくことが望まれているのだろう。何はともあれプレイスタートだ!

で、冒頭からさっそく驚かされた。このゲーム、ストーリーでめっちゃキャラクターが動くのよ! さっそくシステム以外の話になっているが、まぁそれはつぎの項目で触れていくので勘弁してほしい。

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スマートフォンゲームで描かれるストーリーと言えば、キャラの立ち絵にテキストボックスというスタイルがオーソドックスになっているが、『タイムディフェンダーズ』のストーリーパート、ふつうにキャラクターがしゃべって動く! それはもう、コンシューマーゲームかってくらい動いてしゃべって動く。

こういうのいいよね! ただ文字を追うだけだと頭に入ってこない話もあるけど、こうして動いて喋ってくれると、映像作品を見ているような感覚が味わえるので、ストーリーに集中しやすくなる。

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▲同じシーンでも会話に併せてカメラのカットが変わるので、本当に字幕付きの映像作品を見ているよう。

ガッツリ作り込まれたオープニングムービーにもちょっと驚いたけど、このストーリーパートの濃さと作り込みの細かさからは作り手の熱量やこだわりも感じられる。

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あと作り込みといえば、ガチャからキャラクターが排出されたときの演出用ムービーがスゴイ! どうやらSSR全キャラに演出用ムービーが用意されているようなのだが、「演出のためだけに、わざわざこのオブジェクトを3Dで作ってムービー撮影したの?」と呆れるほど高いクオリティをもって作り込まれている。これはぜひ実機で見てみてほしい要素だ。

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こうしていろいろな作り込み具合を見ていると、ゲームにおいてビジュアルがいかに大事かを痛感する。よく「ゲームのおもしろさとビジュアルの美しさは関係ない」という話を聞くし、それに対して「実際のところはそうなのだろう」と理解もできるが、やっぱり見た目で惹かれないと、ゲームの本質たるおもしろさに触れるまでが遠くなるという点もあると思っている。

その点『タイムディフェンダーズ』のビジュアルは文句なし! なるほど、「ちょっとやってみてよ」と言われたのも納得だ。ストーリーは先を読みたくなるし、ガチャで手に入れたキャラクターたちがステージでどう動くのか、使ってみたくなる!

パズル感覚で楽しめる
超本格戦略バトル

ビジュアルの良さがわかったところで、つぎはゲームの本質、おもしろさのコアとなるバトルシステムに焦点を当てて見てみる。

システムは、予想外にカジュアルだった。バトルのベースとなっているのがタワーディフェンスなので、最初は「頭使うやつか!」と身構えもしたが、チュートリアルで語られていた基本「近距離英雄(キャラ)は地上敵をブロックできる!」、「遠距離英雄(キャラ)は遠くから火力出せて飛んでいる敵にも対処できる!」の2点を押さえておくだけで、楽しめるようだ。

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▲教えられたセオリー通りにキャラクターを配置していけば、あらかたどうにかなる!

もちろん、高難度ステージになってくれば頭をフル回転させたり、トライアンドエラーをくり返す必要も出てくるのだと思うが、いまのところそういったシーンには出くわしておらず、ちょっとしたパズルを解くような感覚で楽しめている。

バトルで個人的に気に入っているのは、忙しくないところ。『タイムディフェンダーズ』のバトルでは、配置した英雄が勝手に、その英雄の個性を活かして戦ってくれる。リアルタイムストラテジーのように、自分のユニットにせわしなく指示を出さなくていいのはありがたい!

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▲各キャラクラーには行動範囲があり、行動範囲に敵が入ると自動で反応して戦ってくれる。こうした動きを見ているだけでもおもしろい!

ただスキルは自動発動するもののほかに、手動で発動させる種類もあるようなので、そこは操作が必要。とは言え、「毎秒何かしら操作をしないと攻略できないぞ!」という状態にはならないので、慌ただしい思いはしなくて済む。いざとなったらバトルの一時停止ができるし。

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▲スキルの使用は、キャラクターを選択してスキルボタンをタップ。その後、スキルを発動させたい場所・範囲を指定すればオーケー! SSRのキャラはスキルが発動するとカットインが入るので、範囲指定に失敗してスキルが発動しなかった際にはすぐにわかる。親切!

スキルを発動するタイミングを見極め、効率的なプレイを求めることもできるのだろう。しかし個人的には、配置するだけしてあとは敵がやられていくのを眺めるだけ、というプレイスタイルが肌に合う。

手軽だけど、どう配置していくかをを考える戦略性があるので“ゲームをしている感”は得られるし、その戦略が正しく組み立てられていれば気持ちよさも得られる。配置以外にも、チームをどう編成するかも戦略のうちだと思う。しかしここが面倒だと感じる人もいるだろう。少なくとも私はそうだ! ただそこはゲーム側が用意してくれているオート編成機能があるので、それに頼ればオーケー!

ちなみにこのオート編成機能は、クローズドβテストで寄せられた意見を参考にして開発されたらしい。ユーザーフレンドリー!

ともあれ私の“組み上げるだけ組み上げて、あとは放置して結果を待つ”というプレイスタイルだと、状況が進むにつれ徐々に「自分の解いたパズルは正解だったのだ!」と、ドキドキから強い確信に変わっていくような快感が得られた。これ、たまんないね。

正直なところ、タワーディフェンスというジャンルは得意ではないのだが、このゲームをプレイしたことで「そうか、タワーディフェンスが好きな人はこの快感に魅力を感じてクセになっているのか」と理解できた。新しい扉を開いたのかもしれん。

育成要素も親切でわかりやすい!

ビジュアルもゲームシステムも言うことなし! でもカジュアルゲーマーな私にとって、つまづく箇所はもうひとつある。育成だ。

育成そのものが苦手というわけではない。苦手に感じるのは「ゲーマーならこれくらいの説明で全部察してくれるでしょ」という説明が微塵も足りてない育成。それと「で、この育成要素を利用するとどうなるの?」という、育成した結果が見えない育成要素も苦手だ。

そりゃあらゆるゲームジャンルに慣れた歴戦のゲームユーザーからしてみれば感覚的に理解し、すべてを効率的に使いこなすのだろう。しかし残念! こちとらカジュアルゲーマーだ。キャラクター画面から選択できない育成要素なんてそもそも気付かないし、そんな育成を要求された瞬間に引退を決めるまである。

ここまで前置きをしたことで気付いた人もいると思うが、『タイムディフェンダーズ』ではそうした苦手意識を感じる育成がなかった。やったー!

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▲こちらがキャラクター画面。キャラクター画面に育成が集中しているので、あっちこっちメニューを切り替えなくていいのはありがたい!

『タイムディフェンダーズ』で用意されている育成要素はキャラクターのレベルアップ、スキルのレベルアップ、装備といったよく見る要素のほか、キャラクターのレベル上限解放や、なんかよくわからないけどキャラクターのベースステータスをアップさせるものなど、いくつかの種類が存在している。

正直「ちょっと要素多いかもな」とも思ったが、「この要素を使うと、ステータスがこうなるよ」、「こういう強化が得られるよ」と全部情報として出してくれているので、非常にわかりやすい!

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▲どの育成要素でも、育成した場合の結果表示が行われる。どこを強化したいのか、明確な目標があるときに便利!

これを聞いてコアゲーマーの諸兄から「さすがに過保護すぎだろ」という意見が出てくるだろうこともわかる。でも、これホント大事。「こうしたらこうなる」というのが明示されるのとされないのとでは、感じるハードルの高さが違う!

だって、育成にはいろいろなリソースが必要でしょ? で、そのリソースは自分の可処分時間を費やして集めるものなので、自分が思っていた育成結果が出ないと「時間をムダにした……」と徒労を感じ、場合によっては虚無感にもつながる可能性がある。

このゲームにはそれがない! エラい! 欲を言えば育成画面で必要リソースをタップしたときに「あ、それならここで取得できるよ。集めに行く?」とリソースを集められるところへの誘導があったら、もう何も言うことはない!

ゲーム下手でもトッププレイヤーと同じバトル結果を出せるかも!?

最初、口頭でタイトルの説明をもらったときは、難しそうだなという気持ちはあった。しかしこうして実際にプレイしてみると、頭を抱えるほど難しいことはなく、チュートリアルに従ってプレイをしていれば、ゲームとしての楽しさが味わえた。

運営型のゲームである以上、今後高難度ステージも登場すると思われるが、個人的にはそこに不安は感じていない。というのも、システムのところで触れ忘れていたが、『タイムディフェンダーズ』ではステージのマップ情報、敵情報が事前に確認できるほか、おそらくほかの人がクリアーしたときの動画と思われるものが視聴できるようになっているのだ。

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▲ステージ選択画面のココにあるボタンをタップすると、当該ステージの情報やプレイ動画が確認できる。

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これは非常にありがたい! 言ってしまえば、ほかの人のクリアー動画はお手本のようなものだ。検証をしたわけではないので断言は出来ないが、『タイムディフェンダーズ』はランダム性がそこまでないように感じる。つまり、お手本をなぞるだけでほぼ同等の成果が得られるということ。

もちろん「お手本で使っているあのキャラクターを持っていない!」とか「あのキャラクターそこまで育てられてないよ!」といった状況は出てくると思う。しかし、本作ではキャラクター総数が約70体とかなりの数がいるので、代替となる存在もいるだろうし、育成が足りていなければ育成すればいいだけ。“「これ絶対クリアーできないわ」と、絶望して引退”という未来が見えないので、安心してプレイができそう。



今回与えられた「カジュアルゲーマーにとって、本作はどうなのか?」という問いに結論を出すと、カジュアルゲーマーでもまったく問題なく楽しめるゲームだと感じられた!

『タイムディフェンダーズ』のバトルシステムを見て難しそうという印象を持つ人もいるだろう。実際に私もそうだったが、システム自体に難しさはない。もしつまづくことがあっても親切な解説やフォローがプレイをサポートしてくれるので、気楽にプレイできた。

難しいゲームに苦手意識があるカジュアルゲーマーでも、満足いくゲーム体験が得られたので、難しそうという心配は杞憂に終わるだろう。

そして、やはり忘れてはいけないのがビジュアル面。よく見てみればステージやストーリーの背景画像の描き込みも尋常じゃないな、これ。

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まぁとにかく、キャラクターはカワイイ&カッコいい! そして、ストーリーにおいてもバトルにおいても動きと声があるので、すべてが映像作品のようにすんなり頭に入ってくる。

これは食わず嫌いで距離を置くにはもったいないゲームだと言えるだろう。なにはともあれプレイしてみればその良さが分かると思うので、リリースされた際にはインストールをしてみてほしい。事前登録を済ませておけば、リリース日に自動でインストールがされるので、こちらも利用するといいだろう。

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TIME DEFENDERS(タイムディフェンダーズ)

対応機種iOS/Android
価格無料(アプリ内課金あり)
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ジャンルRPG
メーカーVespa
公式サイトhttps://timedefenders.vespainc.com/preregister/
公式Twitterhttps://twitter.com/TDFS_JP
配信日配信中
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