『ポケモンGO』AR応援企画を始めて見えてきたARユーザーの現状

2021-07-06 14:23 投稿

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ポケモンGO

最近のARについてちょっと真面目なお話

GOスナップショットをもっとたのしく、そしてワンランク上の1枚を撮影することをテーマにこれまで6回に渡って展開してきた『ポケモンGO』AR講座。






最後の記事から約4ヵ月、みなさんGOスナップショットライフをいかがお過ごしでしょうか。

じつは休止したちょうどその時期から個人的に“AR of The Day”というARユーザー応援企画を始動。

各曜日にテーマ性を持たせ、お題に沿った作品を投稿してもらうことでAR界隈の活性化させる活動をしていました。

今回はそうした過程で実感したARの現状と未来、AR講座を再開するにあたって話しておきたいユーザー事情を考えます。

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●AR of The Day が出来たきっかけ
●応援企画がもたらしたうれしい効果
●実際にやってわかったお題の難易度

AR of The Day が出来たきっかけ

2021年1月、GameWithの独自企画ARコンテンストが終了。

それに合わせてARユーザーたちのモチベーションは低下し、AR作品自体のツイート数も減ってしまいました。

そんな状況を打開するために考えたのがAR応援企画です。

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▲こちらが各曜日のお題とハッシュタグ。目標を提示することで撮影する意欲が湧いてきた、決めやすくなったという声も多数いただきうれしい限りです。

ハッシュタグを使うことで、ARユーザー同士が共通の話題で盛り上がれるし、検索でお互いの投稿を楽しめるという相乗効果を狙いました。

ただし、ハッシュタグの入力が面倒であったり、お題の数が多く追いきれないという課題も発生。

そこで、毎月末に投稿してもらったAR作品の中からピックアップしたものを動画で発表

さらに、音声で発信するTwitterの新機能“スペース”で定期配信を行い、時節柄に必要な撮り方を直接伝えられる機会を設けたというわけです。

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▲Twitterスペースはrisokichiのアカウントで毎週日曜日22時から配信中。ぜひ、覗きにでもきてください!!

応援企画がもたらしたうれしい効果

実際にAR作品の活性化に貢献できたかどうか。

AR応援企画を開始する以前といまを #GOsnapshot で検索。

すると、開始前は月平均2400件だったものが開始後になると月平均3300件まで増えていた。

既存ユーザーの参加率が上昇したのか。

それとも新規ユーザーを獲得できたのか、詳細はわからないけど増えていることは事実です。

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▲AR応援企画が始まったのが3月、AR作品の投稿は明らかに増加していることが伺えます。1人でも多くの人がこの企画に気づいていくれているとうれしいな。

実際のところ、ハッシュタグを使うことでユーザー同士の繋がりは強化

遠方のARユーザー同士のコラボ作品が生まれたり、各々の手による企画が多数実施されている。

直接会わずともコミュニケーションを楽しみ、新しい輪を広げていけたことはコロナ禍だからこそ派生した事例でしょう。

また、AR応援企画を始めて生活に変化があったという声もありました。

遠出や外出に制限があるいま、近所のスポットを再確認したり、#おうちAR というタグを使って自宅での楽しみを見いだす動きもあります。

ぜひ、AR界隈にもユーザー間の距離を縮める新機能がほしいところですね。

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▲お花とポケモンは相性抜群です。“この花はなんだろう”そんな素朴な疑問をAR作品に添えて発信。みんなで調べるといった光景も見られました。

実際にやってわかったお題の難易度

AR応援企画を始めたことで浮き彫りになった“参加しやすいお題”“参加しにくいお題”があります。

例えば5月、“加工なしAR”や“色違いAR”といったお題に対しては投稿数が圧倒的に多い

それに対して“人とポケモン”や“AR動画”といった他者を巻き込んだり、ひと手間かかるものに対しては半数以下という結果になりました。

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▲実際の統計がこちら。作品の幅を広げるチャンスでもある2つのお題が伸び悩んでいる。ここをどう改善していくかが今後の課題ですね。

いまだ続くコロナ禍の影響で“外に出よう”という本来あるNianticのテーマ自体が困難な状況にあります。

そんな中にあっても『ポケモンGO』は人を動かす大きな魅力を秘めている。

“AR動画”はハードルの高いお題ですが、それと同時に冒険は家の中やご近所でもできることをみなさんから教わりました。

その成果がこちらのまとめ動画です。
■PokemonGOARProject #ARofTheDay April

ARを少しでも盛り上げるために、今後もAR企画やファミ通Appの連載を通じて貢献できたらなと考えています。

ついに迎えた『ポケモンGO』5周年という節目。

AR関連は今後どう進化していくのか。

Nianticの動きに注目しつつ、次回は好評だったお題の1つ“人とポケモン”をテーマに、1人でも撮れる技術と新たな提案をしていきますのでご期待ください!!

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▲左が以前のもの、右が現在のものです。にっこり目を細めて笑いながら飛び跳ねていたものが、微笑むだけになってしまってる。こうしたダウングレードを意図的なものかバグなのか。できれば以前のものに戻してほしいなぁ。

ARフォトグラファー:risokichi
Twitterはこちら

P.N.深津庵(企画・編集協力)
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ポケモンGO

対応機種iOS/Android
価格無料(アプリ内課金あり)
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ジャンル位置情報
メーカーナイアンティック
公式サイトhttp://www.pokemongo.jp/
公式Twitterhttps://twitter.com/PokemonGOAppJP
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