『Ingress』ハニワが群がる今城塚古墳に注目!!イベント盛りだくさんのMD高槻リポート

2018-12-29 15:00 投稿

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Ingress Prime(イングレス プライム)

2018年国内最後のミッションディに参戦

アニメ版もついに完結、多くの注目を集めたナイアンティックの位置情報ゲーム『Ingress』。

そのプレイスタイルのひとつ、歴史やグルメなどを楽しみながら各地を探索するミッションディが2018年12月22日、大阪府北部の北摂三島地域に位置する高槻市で開催された。

市制施行75周年を迎えた高槻市とはどんな場所なのか。当日行われた多彩なイベントを交えて、年内最後のミッションディをフリーライターの深津庵がリポートする。

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イベントの見どころ
●城跡公園から芥川宿ゆかりの地を歩くミッション
●ハニワがいっぱい!! 今城塚古墳&今城塚古代歴史館
●虫部やヘルスケアなど独自のイン活イベント

今城塚古墳を目指して6つのミッションに挑戦

大阪府北部の北摂三島地域に位置し、“水とみどりの生活文化都市”がキャッチフレーズになっている高槻市は、大阪市と京都市とのちょうど中間に位置する中核市だ。

当日の午前中はあいにくの雨、朝8時半ごろ現地に到着した筆者は開会式と記念撮影が行われる城跡公園がゴールになっているミッションをナビ換わりにチャレンジを開始した。

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▲今回筆者は12種類の中から1、2、4、6、7、8のルートに挑戦。ミッション毎に得られるメダルが6個で1列というプロフィール画面の特性上、6個で1セットと考える人も多い。

このMD高槻にはフジテレビ笠井信輔アナウンサーが登壇。

城跡公園がキリシタン大名であり茶人の高山右近ゆかりの地であること。翌週に控えたアニメ『Ingress』の劇中で描かれたスーパーノヴァが実際に大阪で実行されたことなどに触れ、高槻の歴史はもちろん、エージェント(以下、AG)しか伝わらないコアな話題で開会式に集まった参加者を盛り上げた。

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▲アニメのオープニングでサラがシャワーを浴びているシーンを取り上げ、マコトとサラがラブな関係になるのを期待していたのにぜんぜん出てこないと笠井氏。戦うことで忙しいふたりとジャックの正体に驚いたとアニメの感想も語ってくれた。

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▲開会式会場では濱田剛史市長のメッセージを産業環境部部長代理の川口隆志氏が読み上げ、同市のマスコットキャラクターはにたん、今回のMDを取りまとめる両陣営の関係者がAGを迎え入れてくれた。

ミッションディに参加するひとつの目的はゲーム内の実績メダルだ。

今回は12種類あるミッションの中から“MD高槻-01高槻市役所”と題したものを達成。高槻市立生涯学習センターに設営されたチェックアウト会場で手続きを済ませることが条件になっていた。

開催地によっては複数のミッションを達成することが条件になっていることも多い。

そういった面で比較するとMD高槻はとてもお手軽なミッションディである。

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▲チェックアウト会場のあった高槻市立生涯学習センターでは“たかつき産業フェスタが開催。多くの企業が体験型のブースを設け、たくさんの来場者で賑わっていた。

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▲高槻市立生涯学習センターの外にはたくさんの露店が並び、高槻市を代表するグルメを食べることができた。筆者はその中から高槻スペシャルバーガーをチョイス。味はもちろん予想の2倍近いビッグサイズに大満足だ。

今回のミッションで何度か目にしたのが芥川の文字を刻んだポータルだ。

たとえば、“芥川一里塚”というポータルになっているそれは、かつて西国街道の宿場“芥川宿”の街道を挟んだ東西両側にあったもののひとつ。現在は東側、つまりポータルになっているものだけが残されているのだという。

また、“芥川仇討の碑の祠”というちょっと物騒なポータルは、300年ほど前、石見国吉永城下でふたりの若侍が起こした争い後、剣客から剣術を学んでいた子どもが芥川宿の旅籠に親の仇が入るのを発見。宿を立ち去るそのとき不倶戴天の敵を討ち取り本懐を遂げたという歴史が由来になっている。

予備知識ゼロ、初めて訪れる地域でもこうやって歴史に知り、興味を与えてくれるのがミッションディの魅力なのだ。

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▲いろいろな場所にはにたんが潜んでいる。もちろんポータルになっている場合も多く、グッズ展開もしていた。12種類あるミッションの中に何体のはにたんがいるのか数えてみるといい。

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▲現地を歩いているときは“何だろう”程度でかまわない。その思い出を持ち帰り、ネットで軽く調べるだけで自分の歩いた道が何倍にも印象深いものに変化する。もちろん現地で調べるのがベストだが難しいときはポータルのスクショを撮って持ち帰るのもオススメだ。

ハニワがいっぱい!! 今城塚古墳&今城塚古代歴史館

今回、筆者がチョイスした6種類のミッションでもっとも印象深かったのが今城塚古墳を目指すその名もズバリ“MD高槻-08 今城塚古墳”だ。

古墳時代後期、6世紀前半に築造された前方後円墳であり墳丘の長さ190メートル、内濠と外濠を含めると340メートル×350メートルにおよぶ淀川流域では最大規模の墳墓である。

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▲該当ミッションは笠井アナウンサーとのBIOカード交換会が行われた今城塚古代歴史館からスタートする。館内にはハニワグッズを販売する場所があったほか、ハニワをモチーフにしたトイレの案内板などいたるところにハニワが潜んでいて探すのが楽しかったぞ。

対象ミッションの中でもとくにインパクトが大きかったのが、“今城古墳埴輪復元”という名のポータルだ。

登録されている写真には数え切れないほどのハニワが並んでいる。

その絵面だけでも異様なものなのだが、眼前に広がっていたのは写真をはるかに上回る圧巻の光景だった。

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▲ぎっしりと並ぶハニワたちを間近に見ることができる埴輪祭祀場。一角に敷き詰められたハニワのほか、古墳を囲う内濠にもたくさんのハニワが並んでいたのが印象的だった。一部立入禁止のエリアもあるので訪れる際はルールを守って楽しんでほしい。

淀川流域では最大規模の墳墓ということもあり、1枚の写真にその全景を収めるのは困難。そこで思いついたのが『Ingress』のスキャナ、『ポケモンGO』のゲーム画面で疑似体験するアプローチだ。

見慣れた拡張現実の世界でならその規模が伝わるだろうか?

墳丘には地震で崩れたポイントがあるということなのだが、この日は予想を上回る過密スケジュールで見ることができず。

興味がある人は入り口にある便利な案内板(もちろんポータル)を参考に各所を探索してもらいたい。

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▲どうだろう、何となくでも規模が伝わっただろうか。今回筆者が選んだ6種類のミッションはこれでおしまい。やっぱり1列並べると気持ちがいいな。

虫部やヘルスケアなど独自のイン活イベント

東海道本線高槻駅の隣り、摂津富田駅(または阪急京都線 富田駅)から数分の場所にあるふたつの会場では、それぞれAGたちによるちょっと変わったイベントが開催されていた。

ひとつは、富田酒などを扱う笹井屋の2階で行われていた“虫部”という不思議なイベントだ。

じつはこれ、プレイ中に出会った昆虫らを愛でるAGたちのことで、会場にもたくさんの写真や虫がデザインされた印、おみくじならぬ“虫みくじ”、当たり付きの“おむし玉”などたくさんのグッズが用意されていた。

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▲子どものころは平気で虫を触っていたけど大人になってからは近づくのも嫌。イラストになっているものはかわいらしかったが、写真は遠くから観賞するのが精いっぱいだった。次回、虫部の出展はどこで行われるのか、興味があるAGは各種イベント開催サイトをチェックしよう。

そしてもうひとつが笹井新聞舗の2階で行われた“ヘルスケア”と題したイベントだ。

簡単にいえば、みんなで正しい健康法と対策を学ぼうというもの。ドライアイとデジタル眼精疲労、心疾患や脳血管疾患の原因など、専門の先生が『Ingress』ネタを交えて丁寧に教えてくれた。

位置情報ゲームを長く楽しむにはやはり健康でなければいけない。

AGは比較的年齢層が高く、体調面を気にかけている人も多いと思うので、今後こうしたイベントがある場合は積極的に参加してもらいたい。

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▲ドライアイの仕組みとスマホの持ち方、プリン体の多い食べ物をクイズ形式で当てるなど、飽きさせない手法で健康について学ぶことができた。ヘルスケアとだけ聞かされていて期待と不安が入り乱れていたのだが参加できて本当によかった。

また、このヘルスケアにはナイアンティックのスポンサー企業である伊藤園も参加。先任の大樂泰督氏が残した実績を受け継いだ西晃毅氏と和田太輔氏が、これまでどのように『Ingress』に関わってきたのか、健康志向が高まっている消費者をターゲットに作られた“ウェルネス自販機”のコンセプトなどを解説。

会場では飲みやすさが売りの青汁をAGたちに配布し、「緑だけど青汁なんです」と両陣営が手に取りやすいフレーズで推してくれた。

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▲配布された“ごくごく飲める毎日1杯の青汁”は従来のものより青臭さがなく薄味で確かに飲みやすかった。また、キャンペーンに当選するともらえる目覚まし時計のサンプルを披露。収録されているマコト、サラ、ジャック、ADAのセリフを聞かせてくれた。

今回訪れた高槻市といえば、2018年6月18日に発生した大阪府北部地震で大きな被害を受けた場所である。

このミッションディ中もビニールシートで応急処置した家屋を目にすることが多く、復興するには相当な時間が必要だと感じた。

ちなみに、駅前通りを中心に高槻市には有名なグルメスポットが多いようで、地元AGからもたくさんのお店を教えてもらったが、お昼に食べた高槻スペシャルバーガーのボリュームに胃袋が悲鳴を上げ、それ以外のものを食べることができなかった。

高槻市を訪れた際はミッションを楽しみつつ、いろいろなグルメを堪能してほしい!!

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P.N.深津庵
※深津庵のTwitterはこちら

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ジャンルその他
メーカーナイアンティック
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