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初心者向け記事
お久しぶりです。Jくんです。
先週はなぜか自信満々にブログを書いたつもりになっていたのですが、じつは書いていなかったことが発覚したので2週間ぶりの更新になります。
“あいつとうとう干されたか、ざまあ(笑)”と思われた方、残念ながらもうしばらくお付き合いください。
“RAGE”予選を見てきました
さて、皆さんご存知の通り、きたる2017年9月18日に行われる“RAGE vol.5”の予選大会が先々週、先週末にあったわけですが、その両方の会場に足を運んで大会の様子を見てきました。
今回の“RAGE”は『シャドウバース』の賞金制大型大会として過去最大規模のものらしく、これまで以上に多くのプレイヤーが会場に詰めかけ、これまで以上に勝ち抜くのが難しい予選になっていました。
勝ち抜くのが難しいぶん、応援、観戦している方にも熱が入っているように感じ、会場の熱気もやはりこれまで以上のものだった印象です。
さて、そこで今回の日記は“RAGE”予選を自身の目で観て思ったこと、というお題で攻めたいと思います。
シード選手のアドバンテージがすごい
皆さんすでにご存じかと思いますが、今回から“過去の大型賞金制大会の決勝進出者は予選day1免除”というシード権が付与されることとなりました。
言い換えれば“初日の4、ないしは5戦ぶんをパスできる”ということです。
過去、BO3形式にも関わらず2回以上決勝大会に進出した経験のあるプレイヤーがいないことから、このゲームで安定して勝つことの難しさが証明されているとぼくは思っているのですが、いずれにせよ“どんな実力者であろうと初日でコケる可能性が大いにある”なかでそこをパスできるというのは大きなアドバンテージになります。
さらに、これは実際に参加したプレイヤーの話を聞いて気付かされたのですが、day1をパスすることにより“day2に勝ち上がってくるであろう強力なデッキに対してメタ張りができる権利”を得ることができます。
平たく言えば、“多くのマッチアップでは役に立たないが、特定の強クラスにのみ大きく作用するカード”を構築の段階で採用する余裕がある、ということです。
言わずもがな、day1にはさまざまなプレイヤーが参加します。なので、それぞれの環境で下位とされるクラスと当たる可能性も低くはなく、そういったマッチアップで引いてしまうと機能しないカードは採用しにくいといった事情があります。
ですが、day2時点ではそういった(メタ外の)デッキの多くが淘汰され、強力と目されるデッキが残るわけですから、そこに作用するカードを採用しても比較的機能させやすい、ということです。
そもそもとしてアドバンテージを与える背景には、“RAGE”の掲げる“スター選手の発掘、育成”という事情があるんだろうなあ、と勝手にぼくは思っているのですが、アドバンテージの度合が大きすぎることによる反感もSNSなどでちらほら見受けられるので、それはそれで考えものなのかもしれませんね。
ちなみに、大会としては“そういうレギュレーションでもよければ参加してね”としっかり表明しているので、そこは勘違いなさらぬようお気を付けください。
個人的には、day1の参加者がday2に進出できた場合はデッキの更新が可能、くらいには平等にしてもよかったんじゃないかなあ、と思わなくもないですが。
カジュアルに楽しむことが大事
これは東京予選での話になりますが、予選に出場していたぼくの古い友人たちが揃ってアグロ系のデッキを使い、その多くがday2に進出していました。
ずいぶんとピーキーなデッキを使うなあ、と思い、なぜそのデッキを選んだのかを聞いたところ
・先攻が強いゲームだからこそ、そこ(先攻時)を落とさない(落としにくい)
・強デッキのミラーマッチはやり込みの差が影響しやすいからそこでの勝負を避ける
・メタの中心が低速に向いているため、相手のデッキが機能する前に終わらせられる
とのことで、何も対戦相手とやり込みやスキルを競う必要はなく、敢えてそれを避けるアプローチや、高い先攻勝率に抗わず、最大限そこを利用する、という考え方は目から鱗でした。
day2に進んだ友人たちも結果的には決勝大会への険しい道のりを踏破することはかなわず全員脱落してしまったのですが、その誰もが“今回のRAGEは楽しかった”、“出場できてよかった”と言っていました。
『シャドウバース』のデザインは万人が楽しめるようにカジュアルに寄っています。言い換えれば、多くのプレイヤーにとって勝率のアベレージが5割前後に収束することを理想としたデザインです。
この裾野の広さと遊びやすさこそが本作の魅力であり、であればそのカジュアルさを存分に楽しむことが何よりも大事であり、無理に競技志向に当てはめる必要はない、ということに気付かされました。
決勝大会の楽しさを体験しよう
ともあれ、予選の全行程が終了し、ファイナリスト8名も出そろいました。
決勝大会では彼らがどういうアプローチでクラス、デッキを選択するか、というのも大きな見どころになりますが、“RAGE”というイベントそのものの空気や会場の熱気を現地で感じることこそが最大の体験になるとぼくは考えています。
会場のモニターや配信で映し出されたファイナリストたちのプレイを見ながら「いまのはプレミだね(メガネクイッ)」とかするのを否定するつもりはありませんし、距離的な問題で会場に足を運べない方も大勢いらっしゃるでしょう。
でも、だからこそ時間的、距離的に会場にいける方は足を運んでみることを強くオススメします。
ぼくは大会のたびに取材やらなにやらで会場にいますが、毎回その規模感に感動します。しかも、今回の“RAGE”は過去最大規模で、会場も東京ビッグサイトととんでもなく広いホールです(明らかにホール代もとんでもないことになってます)。
ファイナリストたちによる『シャドウバース』の対戦だけではなく、会場全体をひっくるめて“RAGE”という大きなイベントを形成していますので、できれば余すことなく楽しんでもらいたいなあ、というところで今回のブログを絞めさせていただきます。
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