『Ingress』~ゆりかもめ沿線ポータル探査の旅~#06(市場前、豊洲)
2016-07-16 16:30 投稿
静と動が隣り合わせの豊洲
ナイアンティックが開発・運営する『Ingress(イングレス)』の大規模なイベント“XMアノマリー:Aegis Nova”が2016年7月16日に東京で開催、同アフターパーティー会場がお台場で行われることが決まっている。
そこで、主要交通手段のひとつである“ゆりかもめ”沿線がどんなところなのか、ライターの深津庵、イラストレーターのあしたづひむが、3つのテーマで探査しようと始まったのが本企画のあらすじ。
▼前回まで
新橋、汐留編
竹芝、日の出、芝浦ふ頭編
お台場海浜公園、船の科学館編
テレコムセンター、青海編
国際展示場正門、有明テニスの森編
【Ingress記事まとめ】
イベントレポートや取材記事も
これまで、新橋駅(U01)から有明テニスの森駅(U13)、までの駅周辺を探査。
お台場本土に上陸後、湾岸沿いにあるジョギングコースを歩き始めた深津は、黒船来航から始まる台場の歴史や、船の科学館で初代南極観測船を発見。
ヴィーナスフォートでは伊藤園渾身の『Ingress』専用マシンが起動する貴重な瞬間に立ち会い、テニスの森が実在したことに感動する。
そして第6回目の本記事はついに最終回、移設問題で話題にもなった例の市場前駅(U14)から、定番デートスポットの豊洲駅(U16)までの探査結果をリポートしていくぞ!
●各駅でスキャナを起動、範囲内で気になるポータルをチョイス
●現地を訪れ登録されている写真から好きなものを評価する
●地域に触れあう!(お食事事情どこいった)
降りるな危険? 11月の開場に期待
世界最大にして東京を代表する食の玄関口である築地市場、その移転先として注目されているのが、市場前駅(U14)が最寄り駅の江東区豊洲6丁目にある。
2016年11月7日からの豊洲市場開場に向けて、現在も工事が進むこの地を訪れるのは人生初のこと。
編集部から十数分のところにある築地市場は、お寿司が大好きな深津にとっては通い慣れた聖地であり、この移転問題にはいろいろな想いがあった。
この市場前駅には観光スポットや施設などがなく、ゆりかもめ全16駅の中でもっとも利用者が少ない。
しかしそれも11月までのこと、日々変化していく市場前の様子を見られるのはいまだけのことなので、ぶらり途中下車してみるのもいいかもね。
そして肝心のポータルなんだけど、こちらもまさに未開発。
現在、ポータルの申請機能が停止しているけど、豊洲市場の完成に合わせてこの地域だけでも一時的に再開してほしいな。
仕方がないのでこのまま歩いてつぎの新豊洲駅(U15)を目指そうとしたそのとき、わずかに動いたスキャナ上に、やんちゃな象のオブジェが現れた。
察しのいい方はエージェントじゃなくても、こいつが何者なのかわかっていると思う。
深津も薄々気づいちゃいたんだけど、わらにもすがる思いでこのポータルに賭けるしかなかったのだ。
じつは、第3回から続く徒歩による探査に挑んだのは、東京都心で35度を記録した猛暑日。市場前駅から新豊洲を目指して歩き出した午前11時過ぎにはめまいがするほどの暑さ。
ただの散歩だったら絶対こんなに歩かないよなぁ、と『Ingress』の力を再確認、気力を振り絞って前進する深津を迎え入れたのは、やっぱりモデルルームだった。
そしてアイツが姿を……んっ!?
ネタとしては、色違いだったことがせめてもの救い。
モデルルームを内覧するわけでなく、必死にこの象を撮影しまくるおじさんは相当怪しくみえただろうな。
ちなみに、このモデルルームを通り過ぎた先には、東京ガスが運営する体験施設“がすてなーにガスの科学館”がある。
ここではエネルギーについて学び、体験できるコーナーが全部で7つあって、当日も多くの人が訪れていた。この後紹介する豊洲(U16)が最寄り駅なので、買い物に飽きちゃったお子さんをここに連れてくるってのもいいかもね。
ららぽーと豊洲、海の玄関口へ
新豊洲側から進むとみえてくるのが、広大な芝生やたくさんの樹木、産業遺構のモニュメントが多く残されている豊洲公園だ。
遠方から訪れる方にとっては、大型ショッピングセンターのららぽーと豊洲の印象が強いと思うけど、それに隣接するようにあるこの公園にも見どころがたくさんある。
もともとは埋立事業によって生まれた街であり、昭和初期には造船場が立地、日本の造船産業の発展に大きく貢献した場所。
それを示すように公園の敷地には船を固定する錨、資材や道具を運搬するトロッコ列車の車輪、そのレールを再利用して作られたベンチなどを見ることができるのだ。
この豊洲公園を抜けた先、ららぽーと豊洲の敷地にあるのが深津イチ押しのスポット、“アーバンゲートブリッジ”という橋と巨大なクレーンだ。
もとは石川島播磨重工業の工場跡地で、当時のドックを改築して現在は水上バス乗り場として活躍しているもの。
そして、深津にとってこの跳開橋は、某未詳事件に挑むドラマシリーズで使われた印象深い場所。
ピンのきた人はぜひ、ライトアップされる時間帯に訪れ、あのシーンを再現してもらいたい。
おまけ:アフターパーティー会場をチェック!!
無事、豊洲までのゆりかもめ沿線ポータル探査の旅を終え、気が抜けたのか、それまで堪えてきた疲労から豊洲公園のベンチに座り込む。
終わったことを伝えようと、『Ingress』の広報をお手伝いしている高科氏にLINEを送るも既読はつかず、Twitterでつぶやこうとしたけど記事化する前だったのでそこは自重。
この達成感を誰にも伝えることができずにモヤモヤ……。
もう帰ろう
そう思った矢先、やっておかねばならない重要な案件を思い出して向かったのがここだ。
もっとも近いのはりんかい線の東京テレポート駅で、ゆりかもめのお台場海浜公園駅や青海駅からはいずれも5分程度でたどり着く場所だ。
当日は雨の予報も出ているけど会場には屋根がないし、仮に晴れても足もとがアスファルトなので照り返しがきつそうなので、それなりに対策を練っておくことをオススメしたい。
7月16日に開催される“XMアノマリー:Aegis Nova TOKYO”に向けて始めた本企画もこれが最後回。
▼前回まで
新橋、汐留編
竹芝、日の出、芝浦ふ頭編
お台場海浜公園、船の科学館編
テレコムセンター、青海編
国際展示場正門、有明テニスの森編
ファミ通Appでは新規エージェントに向けたガイドを新たに開設、もちろん、これまで同様さまざまなイベントを追いかけていくので今後ともよろしくお願いします!!
そして、最後に! おなじみナイアンティックの川島氏、須賀氏より、“XMアノマリー:Aegis Nova TOKYO”に参加するエージェントに向けてコメントをいただいたのでどうぞ。
イングレス史上最大の激闘を存分に楽しんでください。そして、戦いの合間にはぜひ東京に広がるすばらしい歴史と芸術的な建造物を味わい、世界各地から訪れるエージェントたちに話しかけ、彼らとともにすばらしい思い出を作ってもらえたらと思います。会場でお会いできるのも楽しみにしています。(川島優志)
世界最大のアノマリーの“Aegis Nova Tokyo”、今回は受付会場、アフターパーティーともに過去最大です。『Ingress』エージェントによるコンテンツもたくさんありますので、世紀の『Ingress』の祭典をお楽しみください! 水分補給、および安全には最大限の配慮をよろしくお願いします!(須賀健人)
【Ingress記事まとめ】
イベントレポートや取材記事も
P.N.深津庵
※深津庵のTwitterはこちら
Ingress(イングレス)
- ジャンル
- オンライン位置情報ゲーム
- メーカー
- Niantic, Inc.
- 配信日
- 配信中
- 価格
- 無料(ゲーム内課金あり)
- 対応機種
- iOS/Android
- コピーライト
- (C) Niantic, Inc.
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