『Ingress』日本科学未来館で開催されている企画展GAME ONの特別イベントに行ってきた!! 

2016-04-29 10:22 投稿

Geo-Cosmosも特別仕様のミートアップ!

Niantic, Inc.が開発・運営する、スマートフォン向け拡張現実技術を利用したオンライン位置情報ゲーム『Ingress(イングレス)』。

Resistance(青)とEnlightened(緑)、プレイヤーはいずれかの陣営に所属。
スキャナー(スマートフォン)を持って屋外に出て、位置情報を頼りにポータルと呼ばれるものを奪い合い、互いの領地を拡大していくというのが本作の大きな目的だ。

そんな『Ingress』が日本科学未来館で開催中の企画展GAME ONで特別イベントを実施。
4月27日限定で同館のシンボルであるGeo-Cosmos(ジオ・コスモス)が『Ingress』仕様になり、同日行われるプチアノマリー(両陣営による陣取り)の結果で、勝利した陣営の色に染まるという。

そこで『Ingress』大好きライターの深津庵と、イラストレーターのあしたづひむがイベントに参加した。

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ちなみに当日は、Niantic, Inc.のCEOジョン・ハンケ氏も参加。
すでにエージェントのみなさんはご存知の通り、伊藤園、オートバックス2社の新たなコラボレーションもこの場で発表された。

そのへんのこともまとめてリポートするよ!

プチアノマリーに約400人が集結

『Ingress』では年に数回、“XMアノマリー”と呼ばれる大規模な戦いが開催される。これは特定の地域を舞台に、ポータルと呼ばれるものを両陣営が奪い合う特殊な戦いだ。

それを今回、日本科学未来館周辺にある計9個のポータルを使って占有率を競うことになった。

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▲深津が属するのはレジスタンスという青い陣営。エンライテンドなら緑といった感じで、陣営のカラーを身につけるエージェントが多いのも『Ingress』と特徴。
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▲黄色枠のついているポータルが奪い合う対象だ。

計測は17時40分から18時までの20分。
各所にエージェントを配置、各自の行動を決めたりと役割分担を決める。

これは両陣営がやっていることでお互い聞かれちゃいけない。
自然と離れた場所で行われるのも見慣れた光景なのだ。

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わずか20分と思われるかもしれないけど、これがまぁじつに長い。
一瞬も目の離せない、手を休めることのできない攻防の連続。

担当していたポータルのうち1ヵ所が敵陣営に奪われて以降、必死に攻撃をくり返すもすんでのところで取り返される。

さすが、エンライテンドのみなさん!

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▲ポータルの防御力を高めるシールド。そのなかでももっとも優れたAXAシールドで固めるのも、XMをアノマリーでは定番の戦術だ。
 
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徹底的に担当ポータルを死守。
状況に応じて近くのポータルを巡回するなど、両陣営が勝利を目指して互いを攻め立てること20分。
はたから見ればスマホの画面とにらめっこしている不思議な光景だけど、スキャナのなかでは激闘がくり広げられた。

ちなみに展示場内には『Ingress』コーナーがあり、そこでは対象ポータルの同行を1括して確認することもできる。
いつもとは違ったインターフェースで見る『Ingress』はとても新鮮だった。

 
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CEOジョン・ハンケ氏から結果発表!

『Ingress』仕様の日本科学未来館ホール。
頭上で回転するGeo-Cosmosに映し出されたのは、20万年前からいまにいたる地球の歴史だった。

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圧倒的な迫力で魅せる映像と幻想的な音楽。
もとはひとつの大陸だった大地から生命が生まれ、さまざまな自然の恩恵を受けて生きていること。

その映像は、数分前まで戦っていた両陣営のエージェントたちに、手を取り合う大切さを伝えているようにも感じられた。

そして最後にGeo-Cosmosが映しだしたのは……。

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▲アジア統括マーケティングマネージャーの須賀健人氏によれば、これは3時間前のデータが反映されているようだ。

Geo-Cosmosに酔いしれる。
これ、真横から見られる3階からもう1度体験したい。
時間が許すのであればアンコールしたいぞ、ってところでCEOのジョン・ハンケ氏が登場。

こども連れの家族や友だちといっしょに集まってくれたみなさん。
たくさんのエージェントたちのおかげで、この会場にはポジティブな空気が流れている。

これこそが『Ingress』が成し遂げたかったことだとハンケ氏。

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現在開催中の東北を舞台にした復興イベントにたくさんのエージェントが訪れていること。
また、とあるエージェントが作成した熊本の被災地にある避難所や、ガソリンスタンドなどをまとめたMAPが200万回以上観覧されていること。

多くのエージェントたちが世の中のために活動していることをうれしく思うと語った。

そして話はこの日行われた戦いの結果発表にうつり、彼の目がGeo-Cosmosに注がれた瞬間……。

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「久々の勝利、おめでとうございます!」
須賀氏の言葉に会場は拍手と笑いが巻き起こる。

そう、久々なのだ。

ゆえにどう喜んでいいのか戸惑う深津。
それに対してあしたづは、小さくグッとガッツポーズをしているようだった。

結果発表後に登壇した河合氏(ハンケ氏の右腕とも呼ばれる存在)は、手のひらにある小さなデバイスがきっかけでこうして多くのひとが集まってくれること。
エージェントから届く多くの声に心から感謝すると同時に、今後も少しずつでも多くの声に向き合い、しっかり応えていくことを約束。
みんなとともに『Ingress』の新しい道を切り開いているのだと語ってくれた。

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『Ingress』最新情報の解禁

Niantic, Inc.の村井社長からは、全国のオートバックス632店舗がポータル化することが発表された。
スタートは4月27日で、国内外問わずすべての店舗が対象となり、『Ingress』のバックグラウンドストーリーにも大きく関わっていることがわかった。

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オートバックス特設サイト

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▲どちらもエージェントと言うことで、今後のXMアノマリーや各イベントでの参加も期待!

そして『Ingress』のパートナーシップと言えば

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新しいお茶の発表でそのサンプルをくれるのか?
それくらいに(いや、それもうれしいのですが)思っていたところに飛び出したのがこれだ。

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▲これ自体がポータルであり、占有しているエージェントの名前や状況を効果音や3Dホログラムなどで演出してくれるようだ。

伊藤園の自動販売機という印象だけど、この機械でお茶を買うことはできない。
まさに、『Ingress』のためだけにあるとんでもない装置なのだ。

設置されるのはお台場の商業施設ビーナスフォート・パレットプラザ内の伊藤園自動販売機の横。
5月14日の14時から開始され、当日は数量限定のグッズも配布されることがわかった。

伊藤園さん、俺、行きますから!

 ジョン・ハンケ氏に聞いてみた!!

今回のイベント終了後、ハンケ氏の囲み取材が行われた。
そこで深津が聞いたのは、5月末まで開催されている東北復興イベント“Initio Tohoku Mission”についてだ。

これは、現在停止しているポータル申請機能を期間中、東北4ヵ所でのみ再開するというもので4月15日からスタート。
4月24日に行われた記念イベント(現地リポートはこちら)まであいだ、どれだけのエージェントがアクションを起こしているのかを聞いてみた。

ハンケ氏によれば、24日のイベントだけで約7000。
それまでの期間では10000を超えるポータル申請があったという。
その中には重複するものもあるが、それだけ重要なものであると理解したうえで、ふさわしいものを精査していくと答えてくれた。

 
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東北復興イベント“Initio Tohoku Mission”

企画展「GAME ON~ゲームって なんで おもしろい?」

いずれのイベントも5月末まで開催中。
東北復興イベントに参加してポータル申請が通ればイニシオメダルが。
GAME ONではいま話題のVRが楽しめるほか、歴代のゲーム機や筐体に触れることができるので、機会があったらぜひ参加してほしい!!

[余談]
会場内にあった例の白いネコにこんな言葉を教えておいた。

 
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P.N.深津庵
※深津庵のTwitterはこちら

Ingress(イングレス)

ジャンル
オンライン位置情報ゲーム
メーカー
Niantic, Inc.
配信日
配信中
価格
無料(ゲーム内課金あり)
対応機種
iOS/Android

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