【2016 注目クリエイターに訊く】アソビズム最新作キーワードは“トロッコ”

2015-12-25 13:00 投稿

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クリエイターが構想する“次なる一手”とは【第9回】

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2015年12月10日に発売となったファミ通App NO.026 Androidに掲載されている特集企画“2016注目クリエイター 次なる一手”。本企画では、全11名のクリエイター陣へのインタビューを通じて、秘蔵の新作タイトルの先出し情報や今後の業界の動向をお伝えしている。

各クリエイターが何を考え、今後どのような“一手”を打ってくるのか? ここでは誌面で語られなかったインタビュー内容も全10回に渡って完全掲載していくので、ぜひその目で確かめてほしい。

※ゲーム画面は開発中のものです。

[2016 注目クリエイターに訊く]
【第1回】スローライフとミステリーが融合した注目作『 I -アイ-』
【第2回】『神撃のバハムート』の世界観を継承する超競技型TCG『シャドウバース』
【第3回】『ファンキル』に続く本格SRPG『誰ガ為のアルケミスト』
【第4回】『メルスト』に続くファンタジーRPG『ラストピリオド』
【第5回】アソビモの30人同時プレイシミュレーション『GODGAMES』
【第6回】Aiming約2年ぶりとなる内製タイトル『トライリンク』に迫る
【第7回】gumiの新作RPG『ブレイジング オデッセイ』の真相
【第8回】協力プレイのコンボが熱いセガ新作『蒼空のリベラシオン』

今回のお相手:小池 達雄氏(アソビズム)

KOIKE STUDIO主宰。アソビズム代表作のひとつである『ドラゴンリーグ』の運営ディレクターを任される。

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◆KOIKE STUDIO

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2015年4月に設立された、小池氏が率いる開発スタジオがKOIKE STUDIO。本スタジオからアソビズムの次なる一手となる新作がリリースされる。

2016年アソビズム最新作

多人数リアルタイムバトルで熱狂的ユーザーを生み出す『ドラゴンリーグ』。2016年、その醍醐味を抽出したオリジナルタイトルがアソビズムからリリースされる(タイトル未定)。

本作のキーワードは“トロッコ”。

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▲イメージボードがこちら。メンバーたちと力を合わせてレースバトルに挑む様子が描かれている。

ひとつの乗り物に乗り込んだプレイヤーたちがチームとなり、協力しながらレースバトルで勝利を目指す。現在は小池氏が思い描くコンセプトを形にしている段階で、実機で動くレベルになるのはもう少し先になるのだそう。

『ドラゴンリーグ』のいい部分も悪い部分もすべて見てきた氏が手掛けるだけに、その精神は色濃く継承されていると言う。一方で語ったのが「まったく新しい体験」。これは期待せざるを得ない。

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▲登場すると思わしきキャラクターが3体。それぞれに役割があるのだろうか。

リアルタイムバトルをつぎのステージへ

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──『ドラゴンリーグ』(以下、『ドラリー』)を統括されてきて約3年が経ちましたが、ついに新タイトルを?

もともとコンソールでのエンジニア出身なので、『ドラリー』の”運営”をディレクションの立場から学べたことが非常に大きくて。その経験やユーザーが感じさせてくれた感動、『ドラリー』が持つユニークなおもしろさや魅力を生かして、もう一度”新しく1から作る”ことに挑戦したいという気持ちが芽生えたんです。

──ズバリ、タイトル名は?

まだないんですよね。アソビズムとしては『ドラゴン』で3作(『ドラゴンリーグ』、『ドラゴンポーカー』、『城とドラゴン』)も出しているので、『ドラゴン』はタイトルには付かない感じはしていますが(笑)。

──ジャンルとしてはどんな?

リアルタイムバトルですね。ただ、同じリアルタイムバトルの『ドラリー』が目指した方向性とはまた違った、まったく新しい体験を提供したいと考えています。

──『ドラリー』と明確に異なる点はどういった部分に?

キービジュアルがヒントになりますが、基本はレースです。チームのメンバーと協力して勝利を目指す、リアルタイム連携レースバトルですね。また、1プレイの時間も5分や10分で終わるようなイメージで作っています。『ドラリー』の試合は1時間ありますが、その中でも集中するタイミング、そういったところをうまく集約できればいいなと。

──いちばんウリとなるポイントは?

指先が震える体験というか、『ドラリー』のような、みんなで味わう瞬間の攻防は継承したいなと思っていて。それぞれがどう動くか、どう動いてくるか、そういった駆け引きはかなりアツくなると思います。

──リリース時期はいつごろに?

2016年の夏を想定しています。が、予定です(笑)。

──2016年のスマホ業界はどう変化していくと思いますか?

コンテンツや情報がさらに増え、市場も醸成されていく中で、ゲームは根底のテーマみたいなものが試される時代になるのではないでしょうか。

──2016年の目標をお聞かせください。

このゲームを生み出す、というくらいですかね(笑)。生み出すのがいちばん大変なので(汗)。そのうえで、多くの人に楽しんでもらえるもの、ユーザーに安心して遊んでもらえるものを作れたらいいですね。そのために、いまは一生懸命やる! それだけです。

タイトル未定

メーカー
アソビズム
配信日
2016年夏

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