【TGS2015】Oculusブースで体験できるコロプラの新作VRゲームをひと足先にプレイした

2015-09-17 19:16 投稿

可愛いクマが動く、コロプラらしいゲーム

コロプラから配信予定のヘッドマウント型ディスプレイOculus Rift(オキュラス・リフト)向けアプリ『Fly to KUMA』。
こちらの新作タイトルが、2015年9月17日~20日(17、18日はビジネスデイ)に幕張メッセで開催される東京ゲームショウ2015の”Oculus”ブース内で出展される。

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Oculus Riftとは?

Oculus Riftとは、アメリカのOculus VR社が開発した、装着すると頭の動きに合わせて表示される画面も追従するといった特徴を持つ、“次世代のゲームの形”と言われているヘッドマウント型ディスプレイである。100-110度の広い視野角と3D映像で、装着すると“自分が本当にそこにいるかのような感覚”を得ることができるのだ。2012年のE3で始めてプロトタイプが公開され、その後に行われたクラウドファンディングでは、目標額25万ドルをはるかに上回る240万ドルの調達に成功するなどで注目を集め、現在も、主に開発者向けにキットを販売している。

Oculus VR社のサイトはこちら

日本でもこのキットによって制作された商品が展開されており、インターネットなどで購入することができるものもある。

早速体験してみた

コロプラはVRに力を入れており、昨年、人気スマートフォン向けゲーム『白猫プロジェクト』のVRリメイク版、『白猫VRプロジェクト』を提供している。

※仮想現実が限りなく現実に近づく!? VR(バーチャルリアリティ)についてコロプラ馬場社長に聞いてみた
※【動画】VR版『白猫プロジェクト』で、ちょっと白猫の世界に行ってきました

一方、今回の東京ゲームショウ2015で出展されるタイトル『Fly to KUMA』は、完全オリジナルタイトルだ。VRの特性を生かした謎解きゲームだというが、果たしてどんなゲームなのだろうか?

ファミ通App編集部のさとるりがひと足先に体験してきたので、その様子をリポートしよう。

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▲使用機材は液晶のほか、ヘッドマウントディスプレイ、センサー、コントローラー。
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▲装着するとこのような姿に。傍目から見ると異様な光景だが、視界も聴覚もヘッドマウントに包まれたプレイヤーは、これでゲームの世界に移動完了である。
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タイトル画面では、ピンクのクマたちが走って建物の中に入っていく様子が見える。

このタイトル画面の時点で既に360度の視界が広がっているので、空を見上げても、足元を見ても、風景を楽しむことができるのだ。

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▲見上げると、視界でロケット型の建物の全貌を捉えることができるぞ。

ロケット型の建物の中に入ると近未来的な空間に。いたるところにピンクのクマたちがいる。

画面左、円状のステージの中に密集しているクマたちを、画面右の球状になっている部屋に導いてあげるとクリアーだ!

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クマたちは部屋から出すとゴールの部屋を目指してオートで動のだが、ステージには溝や罠があり、そのままの状態のステージではクマは落ちてしまう。

クマが無事に移動できるよう、ステージ上に置いてある青いオブジェクトを使い、橋をかけたり、罠をブロックしたりしてあげて、ステージを整えてあげよう。

ゲームのカーソルは、プレイヤーの頭の動きを感知して動かすことができる。これもVRの特性を生かした画期的なシステムだ! 青いオブジェクトに視点を合わせ、置きたいところまで視点をもってこよう。センサーが頭の動きを感知して、ブロックを動かしてくれるぞ。

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手元のコントローラーを使えば、オブジェクトを回転させることもできる。

とくに三角のかたちをしたオブジェクトは、回転させることでさまざまな使いかたができるので、色々な向きで試しておいてみよう!

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ステージの溝やブロックをカバーできたら、クマを放ってみよう。

クマがゴールへ向かって走りだす! 作ってあげたステージで、クマたちは無事、ゴールまでたどりつくことができるだろうか?

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▲クマが走り出す!
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▲クマの躍動感に驚き!
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▲こっちにくる~!クマ、落ちないでね!

体験してみて

体験してみた感想は、没入感がすごい! 自分が動けば、まわりの風景も動くので、周囲を見渡すことができる。

まるで、本当にクマたちのいる世界に自分も存在しているような感覚だ。まさに仮想空間。

また、筆者は今までいくつかのVRを体験してきたが、どのタイトルもVRの特性上360度視界が広がるせいか、没入感はすごいのだが、この空間の中での独特の感覚に慣れずに3D酔いをしてしまった。

今回の『Fly to KUMA』は、キャラクターたちの躍動感はすごいが、プレイヤー自身は目線が動くだけで、歩いたり、走ったりといった“揺れる”タイプの動きがないせいか、酔うことがなかった。

頭を使うゲーム性ではあるが、酔いを気にせず、じっくりと考えながらプレイすることができる。

目線とコントローラーを使い分ける独特の操作感には、チュートリアルの段階ではかなり手間取り、青いオブジェクトひとつ動かすのもひと苦労だったが、2ステージ目をクリアするころには自然とすいすいプレイすることができた。

ゲームが苦手な筆者でもできたので、ゲームをある程度触ったことのあるプレイヤーならすぐに慣れるだろう。

本作の攻略のポイントとしては、クマの動きが予測しにくいので、失敗覚悟でまずは1回クマを放ってみて、彼らの動きを知ることが大事だ。

彼らは思わぬところでつまずくので、まずはつまずきポイントを知り、再チャレンジの際にそこをカバーできるように、青いオブジェクトを配置してあげよう。

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開発者に意気込みを聞いてみた。

今回、本作の開発者である、小林さんにコメントをいただくことができた。

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▲コロプラでVRタイトルの開発に携わる小林さん。イケメンだ!
『Fly to KUMA』は開発中の新作タイトルですが、今回、東京ゲームショウ2015でひと足先に皆さんに体験してもらえる場をいただけて嬉しいです。

本作は、VRの360度の視界を見渡せることができる特性を活かして、いたるところに仕掛けをしてあります。色んな所に面白い仕掛けがしてあるので、ぜひ、視界を見回して楽しんでみてください。

視界はもちろんですが、サウンドにもこだわっております。例えば左で何かが動いたら、左からカサカサと音が聞こえるようにしています。目とともに、耳でも楽しんでいただければ嬉しいです。

本作はコロプラらしい、可愛らしいイメージのゲームにしました。クマの動きにもこだわりましたし、実はクマに近づくとクマがこっちを見る、といった仕掛けも用意してありますので、ぜひ皆さんもクマに近づいてみてください。

コロプラの『Fly to KUMA』を体験できるのは、2015年9月17日~20日(17、18日はビジネスデイ)に幕張メッセで開催される東京ゲームショウ2015Oculusブース。

VRは現在、各ゲーム会社が開発を進めているものの、家庭用のハードも発売されておらず、まだまだユーザーにとっては手が届きにくい存在だ。

体験できる機会もなかなかないので、ぜひこの機会に幕張メッセに足を運んで、体験してみてはいかがだろうか。

まさに“非日常体験”を全身で体感することができるぞ!

PVも公開!

PVも公開されている。こちらも合わせてチェックだ!

Fly to KUMA

ジャンル
パズルゲーム
メーカー
コロプラ
配信日
未定
対応機種
Oculus Rift

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