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【E3 2015】海外製JRPGの大作『ZODIAC(ゾディアック)』のプロデューサーに直撃!

2015-06-20 21:20 投稿

相当力とお金がかかってます!(笑)

2015年6月16日~18日(現地時間)、アメリカ・ロサンゼルスで開催された世界最大のゲーム見本市“E3(エレクトロニック・エンターテインメント・エキスポ)2015”。

フランスのゲームメーカー“Kobojo”から2015年に、PS4、PS Vita、iOS向けに配信予定のRPG『ゾディアック:オルカノン オデッセイ(以下、ゾディアック)』。

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昨年の東京ゲームショウ2014にも出展され、『ファイナルファンタジーVII』などの数々の人気作品のシナリオを手掛けた野島一成氏や、『伝説のオウガバトル』などの音楽を担当した崎元仁氏が参加することが報じられ、大きな話題を集めた。

アメリカ・ロサンゼルスで2015年6月16日~18日に開催されたE3のタイミングで、続報を発表。

※【E3 2015】日本人の作ったRPGを越える?海外製”JRPG”の大作『ZODIAC(ゾディアック)』


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この機会にファミ通App読者へ向けて、本作のプロデューサーであるマリオ・リーゾ氏へインタビューを行った。

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『ゾディアック:オルカノン オデッセイ』プロデューサー
マリオ・リーゾ氏

※目指すのは“ザ・ジャパニーズRPG”!? 野島一成氏にコンセプトをインタビュー

※制作発表会リポート 開発陣の根底にあるのはJ・RPGへのリスペクト

※野島一成氏ら日本の豪華クリエイターが参加していることが判明!

出会いのきっかけはコンサート

--『ゾディアック』立ち上げの経緯を教えてください。

マリオ kobojoで新しいプロジェクトを始めようと話が出たときに、「2Dで作ろう」ということがまず決まりました。なぜなら、その当時話題になっていた『ドラゴンズクラウン』(アトラスが開発したアクションRPG)に大きな影響を受けたからです。

--あのクオリティーを実現できるという確かな基盤はあったのでしょうか?

マリオ kobojoの強みは、とくに2Dを得意とする優れたアーティストが多いこともあって、きっといいものが作れるだろうと確信があったんです。そして、2Dを使って、『ファイナルファンタジーXIV』のような大きな世界観で、MMO(大規模多人数型オンライン)かつ、“日本のRPG(=JRPG)”を作ろう、というのが本来の目的にありました。

--プロトタイプが動き出したのはいつごろですか?

マリオ 2年以上前になると思います。プロジェクトの最初から私が参加しているのも今回が初めてで、もともと日本のクリエイターさんと何かを作るという考えはなかったんです。がんばって自分たちでRPGを作ろうとプロジェクトを立ち上げたのですが、PCのプロトタイプを作ったころに、幸運にも本作の音楽を手掛ける崎元仁さん(以下、崎元さん)との出会いがありました。

--崎元さんはどういった経緯で参加することになったのでしょうか?

マリオ kobojoのとあるプロデューサーからある日、「パリで崎元さんのコンサートがあるからよかったら来ないか」と誘われました。残念ながら、私はそこに行くことができなかったのですが、その友人が崎元さんからサインをもらっているタイミングに、「我々はフランスでゲームを作っていて、日本のRPGがすごい好きなので、ぜひ1度スタジオに遊びに来てゲームを見てください」と伝えたんです。

すると、そのつぎの日に私が出張から帰って来ると、友人が「1時間後に崎元さんがスタジオに来るぞ」っと(笑)。そこでPCのプロトタイプを見てもらい、『ファイナルファンタジー』が好きだったことや、これまでの経緯を話して、JRPGを欧米の会社で作りたいという夢を語りました。

--崎元さんはなんと?

マリオ そこで彼は「いっしょに働きましょう」、と言ってくれたんです。これには本当に驚きましたね。

-崎元さんとはどのくらいの頻度でお会いになられているのですか?

マリオ 3ヵ月前に日本へ行ったときにお会いしているのですが、連絡に関してはほぼ毎日取り合っています。また来月も日本に行きますし、家族ぐるみのお付き合いをしていますよ。

--そこからどのように野島さんが参加されるのでしょう?

マリオ 崎元さんに参加いただいてからは、日本へたびたび行くことになり、崎元さんを通じて作曲家の植松伸夫さん(以下、植松さん)と出会いました。植松さんはこれまでの経緯を聞いてくれて、音楽以外の違う面で“自分も何かできたら”と言っていただき、本作のシナリオを担当する野島一成さん(以下、野島さん)を紹介してくれたんです。

政府からの支援を受けていまがある!

--現在の開発規模、人数などを教えて下さい

マリオ 京都の“Tokkun Studio”に所属している18人のデザイナー、東京には崎元さんや野島さんを含めた10人のクリエイター。あと、崎元さんの所属しているベイシスケイプ(おもにゲームミュージックを制作する会社)の方々が音楽に関わっています。

また、私のいる『ゾディアック』のメインチームはスコットランドにスタジオがありまして、ここには26人の開発陣が働いています。

--スコットランドのスタジオが立ち上がったのはいつごろですか?

マリオ 1年半くらい前だと思います。最初の9ヵ月ほどはパリの小さなチームで動いていたのですけど、そこよりもUKやスコットランドのほうが“経験のある開発者を雇えるのではないか”ということで、私と数名の開発陣が拠点を移しました。

あとは、スコットランド政府(UKガバメント)が、スタジオを作るのに支援をしてくれるという話も、拠点を移す大きな要因ですね。

--政府がゲーム開発の支援を!?

マリオ そうです。約100万ドル、日本円にすると約1億円くらいの資金をスタジオ立ち上げのために政府が出してくれています。これは雇用を増やすための支援という側面からです。もともと私が前職で働いていたユービーアイソフトでの経験から、その辺の交渉を知っていたので政府に働きかけてみたんです。

--政府の支援があったとはいえ、正直かなりの開発費がかかっていますよね?

マリオ そうですね……。私がいままで作ってきたゲームの中で、もっともかかっています。あと、お金の面で言えば、資金調達がうまくいって、700万ドルのほどが集まったところです。

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気になるマルチプレイは?

--本作はPS4、PS VitaとiOSでリリースされるそうですが、Android版の予定はありますか?

マリオ もちろん開発は進めています。しかし、そっくりそのまま開発したデータを使うことができず、Androidになるとどうしても端末のばらけかたによってクオリティーが下がってしまうのをどうにかできないかと模索しています……。iOSと同時リリースとはいきませんが、みなさんにお届けできるように頑張って開発を進めていきます!

--日本では最近のアプリの主流としてマルチプレイがとても流行っています。今後、そこに合わせて仕様を変えていくような可能性はありますか?

マリオ マルチプレイというよりは、どちらかと言えば『聖剣伝説 RISE of MANA』のような遊びかたを考えています。そこから、マルチプレイにつなげていければと思っています。

年内のリリースを目指す!!

-今年の東京ゲームショウにも出展されると伺ったのですが、やっていきたいプロモーションはありますか?

マリオ ここだけの話、いろいろチャレンジしてみたいのですが、そもそも自分たちが日本で運営を行うのか? それとも日本での運営を別の会社さんに任せてしまうのか、などの諸々のことを現在検討しているところなんです。

--海外の会社だと、そういった悩みもあるんですね。

マリオ 去年の東京ゲームショウで、たくさんの業界の方々が遊びに来ていただきました。ターゲットとなるユーザー層も定かではないので、まずはβテストでリアクションを見て、考えていきたいです。ちなみに、まだ発表されていませんが日本のクリエイターさんで、ほかにも『ゾディアック』に携わってくれている方がいいます。これは、7月くらいにお話しできると思います。

--完成にはまだ時間が必要な印象ですが、現在の開発状況と、リリース日はどのくらいですか?

マリオ 70%くらいまできています。来月からβテストに近いものを行う予定で、年内にはリリースしたいと思っています。

--それは楽しみです! それでは最後に、楽しみにしているユーザーに向けてメッセージをお願いします。

マリオ 『ゾディアック』は資金や経験など、我々が持てるすべてを費やして作った、日本人に向けた“僕らの考える日本のRPG”です。それを欧米の会社が本気で開発しています。日本の方たちにどう感じてもらえるのか、非常に楽しみです! トレーラーやβテストに触れていただき、みなさんの意見を聞かせてください。リリースまで、一生懸命がんばって制作していきますので、どうかよろしくお願いします!!

※【E3 2015】日本人の作ったRPGを越える?海外製”JRPG”の大作『ZODIAC(ゾディアック)』

※目指すのは“ザ・ジャパニーズRPG”!? 野島一成氏にコンセプトをインタビュー

※制作発表会リポート 開発陣の根底にあるのはJ・RPGへのリスペクト

※野島一成氏ら日本の豪華クリエイターが参加していることが判明!

ゾディアック:オルカノン オデッセイ

ジャンル
RPG
メーカー
kobojo
対応機種
iOS

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