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【TGS2014】ゲーム業界のこれからをGoogle Playのクリス・ヤーガが語る

2014-09-19 03:43 投稿

スマホの普及でゲームが身近なものに

2014年9月18日から千葉県の幕張メッセで開催されている東京ゲームショウ2014。ここでは、初日の18日にイベントステージで開かれた、基調講演第2部の模様をリポートしていく。

第2部のテーマは、“Googleが開く新しいゲームの世界”について。ステージにはGoogle Play アジア太平洋地域ディレクター Chris Yerga(クリス・ヤーガ)氏が登壇し、時代の移り変わりによるゲーム環境の変化とそれによるビジネスチャンスについて講演が行われた。

ゲームに触れる機会はむこうからやってくる

「ゲーム業界の変化について語るのは歴史を振り返るのが一番わかりやすい」とヤーガ氏は語り、自身の過去の体験を交えながら話を進めた。ヤーガ氏の子どものころは、ゲームセンターでよく遊んでいた。そして、家庭用ゲームが普及するにつれ、遊び場が友人の家に変わり、スマホの普及で場所を選ばずゲームが遊べるようになっていった。

つまり、昔はゲームセンターや友人の家など“ゲーム機のある場所”に人が行くことでゲームを遊べていたのに対して、いまでは自分の手にゲームで遊べる環境があるのだ。

スマホを介してユーザー層が拡大している

このようにスマホでゲームが遊べるようになったことで、「ふだんはゲームセンターや家庭用ゲームで遊ばないようなユーザー層もスマホを介してゲームを楽しむようになった」とヤーガ氏は語る。

そのうえで「日本はモバイル革命の最先端を走っている」とし、日本のスマホ普及率とAndroidユーザーのスマホによるゲームプレイ率について触れた。

 

公開されたデータによると、日本の2013年におけるスマホの普及率は25%であり、これが2014年になると46%まで増加。そして今後もこの普及率は上昇していくと考えられるそうだ。加えて、Androidユーザーの4人に3人がスマートフォンのゲームユーザーだという。

ハイクオリティーのゲームを友人とともに

さらに、ヤーガ氏はスマートフォンの性能の向上も重要なポイントとして言及。スマホの性能がパワーアップしたことで、以前はテトリスのような“シンプル”で“ひとり”で遊ぶゲームしか遊べなかったのが、現在では、MMORPGのような、より複雑な作りのゲームを“友人といっしょに”遊べるようになったと説明する。

そして、ステージ上では、コロプラから配信中の『白猫プロジェクト』を4人で実際にプレイするデモンストレーションが行われた。

グローバルのビジネスチャンスをサポートする体制

このように、ゲームに触れる形の変化、潜在ユーザー数の増加、デバイス自体の性能の向上などから、スマホゲームの今後はさらに大きい市場へと発展していく可能性を秘めている。

その中で、Google Playは開発の支援や、販売の支援など、デベロッパーに対して年間50億ドルの支援金を用意して、さまざまな高水準のサポートを行っているとヤーガ氏は語った。

ゲストにミクシィの森田氏が登場! 開発裏話も?

そして、Google Playを活用して成功を収めたパートナーとして、『モンスターストライク』を運営するミクシィの代表取締役社長 森田仁基氏がゲストとして登場。そこで、開発時の課題であったり今後の展開について語られた。

 

★開発の課題は、“友人と”と“誰でも簡単”

「『モンスターストライク』配信までは、SNSのコミュニケーションサービスしか作ったことがない会社であったため、どういうゲームを作ったらいいか悩んだ」と話す森田氏。そして、ゲームを作るうえでこだわった点がふたつあると述べた。ひとつは、友だちどうしのコミュニケーションを大事にしていきたいこと。もうひとつは、誰でも簡単に遊べるようなアクション操作にすること。このこだわりのもと『モンスターストライク』が開発されたのである。

★TVCMなどプロモーションにも力を入れた

テレビCMでのプロモーションから、ガストを展開するすかいらーくグループ社に協力をお願いして、ファミレスに広告を載せたり、セブンイレブンでGoogle Playカードを購入した方にゲーム内で使えるアイテムを付与したりなど、さまざまな取り組みを行った、とプロモーションにはかなり力を入れていたようだ。

★“身の丈にあった”台湾展開について

『モンスターストライク』の海外展開についての話題になり、「なぜ最初に台湾を進出先に選んだのか?」という質問に対し、「理由はふたつあります。ひとつは、台湾のマーケットがまだ成長段階であり、グローバル展開にチャレンジしたことがない自分らにとって身の丈があった市場だと思ったから。もうひとつは、台湾で日本の文化が受け入れやすいとマーケティング調査からです」と森田氏は答えた。

★台湾展開での想定内と想定外

日本において口コミがメインでユーザー数を増やしていった『モンスト』だが、台湾においても口コミで徐々にユーザーが増えているそうだ。これは「想定内」とし、逆に想定外の部分として、4人でマルチプレイで遊べるということが、台湾においてまだまだ浸透していないことを明かした。

 

「(モンスターストライク)成功おめでとうございます。そして、本日は、ゲームの進化についてのプレゼンテーションに参加していただきありがとうございました」というヤーガ氏の言葉で基調講演は幕を閉じた。

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