【注目アプリレビュー】『continue9876543210』ゲームオーバー後にキャラを待つ非常な運命とは!?

ゲーム内のキャラクターが運命に抗う物語

洞窟のような場所で倒れるとあるキャラクター。そして、画面に表示されるコンテニューを行うかどうかのメッセージ……。ゲームをプレイしているとよく目にする光景ですが、このときコンテニューを行うかどうかはプレイヤー次第。ゲーム内のキャラクターに選択権はありません……。

本作でもやはり、無常にもカウントが“ゼロ”になってしまいますが、ゲーム内のキャラクターはなんとか生き延びようと、コンピュータのデータの世界で抵抗するのです。今回は、そんな独自の世界を描いたアクションアドベンチャー『continue?9876543210』(400円[税込])の魅力と、クリアーするコツをお伝えします！

プレイヤーを引き込む不思議な世界

ゲームを起動すると、悲しげな音楽とともにオープニングムービーが再生。ゲーム内でキャラクターが死亡し、そのキャラクターがプログラムから切り離され、とある場所で目覚める姿などが描かれます。とくにセリフなどで説明はありませんが、オープニングは見ごたえ抜群！　不思議な世界にぐいぐい引き込まれていきます。

ただ、本作のネックなところは英語表記なところ。正直戸惑う部分やわかりづらいところもありますが、独特の世界観、雰囲気を楽しむゲームなので、作品が気に入ればフィーリングで楽しめるはず。英語だからと食わず嫌いをせずに、記事を読んだり、写真を見て興味を持った方はぜひお試しください！

本作は、画面の左にあるバーチャルパッドで移動、右にあるボタンで攻撃や会話ができます。また、敵と戦う一部のシーンでは、右側にボタンが増えてジャンプも行えるようになります。

操作自体は非常にシンプルですが、残念ながら操作性はあまりよくありません。とくに移動に難があり、思った場所に移動できず、敵に襲われてしまうこともありました……。ゲームに慣れるのが解決策のひとつだと思うので、じっくりプレイしてゲームのクセを覚えるようにしてください。

画面の見方

①メニュー画面
②左からラウンドタイム、主人公のライフ、お金
③バーチャルパッド
④攻撃や会話

邪魔なブロックを消してつぎのエリアへ

先述しましたが、主人公の目的は生き残ること。ですが、主人公がいる世界は少しずつ消滅していくため、世界が消滅するまえに別のエリアに移動する必要があります。別のエリアに移動できる場所にはブロックが配置されており、すぐには通行できません。

ブロックを消す流れは、①人々と会話してお金を払い、どこかの扉を開けてもらう、②開いた扉に入り“MY LIGHTNING（稲妻）”と“MY PRAYER（祈り）”の選択肢で“MY LIGHTNING”を選ぶ、となっており、これでいずれかのブロックがランダムで消滅します。

ちなみに、開いた扉に入ると三択の質問をされることもあり、町の人から得たヒントを参考に正解を選ぶと、“MY LIGHTNING”か“MY PRAYER”の選択が行えます。また、開いた扉は神殿につながっていることもあり、町人のヒントを頼りに神殿で正しいアイテムを選べば“MY PRAYER”を選択したときと同じ効果が得られます。

“MY PRAYER”を選んだときの効果は、リトルタウンに家が建つというもの。この家はあとあと重要になるので、“MY LIGHTNING”を選んでつぎのエリアへの道を作ったら、“MY PRAYER”を選択し、できるだけ家を建てておくといいでしょう。

扉を開けるのに必要なお金は、町のなかで拾ったり、敵と戦闘して入手できます。敵との戦闘は、ラウンドのタイムがゼロになると強制的に発生するほか、町中に出現した敵に触れると起こります。戦闘パターンは横スクロールで迫りくる敵を倒すもの、ミニダンジョンを進みながら出現する敵を倒すものなど多種多彩。敵は剣で攻撃すれば倒せるので、敵が主人公に触れる前に撃破しましょう。

すべての敵を倒すとお金を入手でき、元にいた場所に戻れるほか、戦闘後に入手したカギの数だけ扉が開くなどのボーナスもあります。敵は基本的に1回の攻撃で倒せるので、戦闘はそれほど難しくありません。アクションに自信のある人は、多彩なステージを楽しんだり、お金を稼ぐためにあえて敵と戦うのもアリ！

ふたつのエリアを突破すると、リトルタウンに移動できます。リトルタウンでは、建物の中に避難することで世界の消滅をやり過ごします。

ただし、建物はどんどん破壊されていくので、すべての建物が破壊されて逃げ場を失ったり、建物に避難できなかった場合は主人公が消去されてしまいます。生き残るためには先述したとおり、“MY PRAYER”を選んで建物を建てておくことが重要です。データにもかかわらず、“生”を望んだ主人公は、どのような結末を迎えるのか？　ぜひ、その目で確認してみてください！

この記事のタグ

• ジャイアント黒田