【注目アプリレビュー】『Defender Chronicles II: Heroes of Athelia』名作ディフェンスゲームの続編はやっぱり名作だった

2012-06-22 23:52 投稿

●タワーディフェンスとRPG要素を融合

西洋ファンタジーの世界観を色濃く表現したタワーディフェンスゲーム『Defender Chronicles II: Heroes of Athelia』。2009年に数々の賞を受賞した『Defender Chronicles – Legend of The Desert King』の続編に当たる作品だ。主人公の育成要素や多彩な武器を装備させるなどのRPG要素も盛り込んでいるため、やり込み要素は十分。ゲーム開始時にはチュートリアルが入っているので、前作をプレイしていない人でも安心して楽しむことができる。

 

『Defender Chronicles II: Heroes of Athelia』のここが
・主人公の育成要素
・自由に戦略を練れる
・やり込み要素が満載
ここが×
・Tokenが入手しづらい
こんな人にオススメ
・タワーディフェンスゲームが好きな人
・じっくり遊びたい人
・ファンタジーの世界観が好きな人

●戦略を練り、味方兵士を配置して敵を倒せ!

タワーディフェンスゲームと言えば、上から見下ろすものが多いと思うが本作は横スクロールタイプ。敵の侵攻ルートに味方兵士を配置して撃退していくことになる。味方兵士はWARRIOR、ARCHER、MAGE、LIZARDMANなど多彩に存在し、敵を倒すことで入手できるゴールドを支払うことで配置可能。レベル5まで上げることができ、最高レベルにすることで上位クラスに転職ができる。上位クラスになるためには、ゲームがある程度進んでいる必要がある。敵にも飛行するWYRM、素早く動くGOBLIN、分裂するANCIENY SLIMEなどの種類が存在し、それぞれに苦手な味方兵士があるので、まずはそれを理解するのが重要。味方兵士のステータスや敵の弱点が知りたいときには、Academyで確認することができるのでチェックしてみよう。

▲ゲームの難易度は各ステージごとにNovice、Casual、Master、Heroic、Legendaryの5種類。Master、Heroic、Legendaryはかなりの高難易度なため、はじめのうちはNoviceでゲームを進めていき、ある程度レベルが上がったところでCasualにしたほうがいい。

▲主人公はWARRIORのGeneral、MAGEのMelwen、ARCHERのLovell、PRIESTのElwynの4人。LovellとElwynはTokenを支払うことで解放される。

▲主人公のレベルが上がるとスキルポイントを振ってステータスが上げられる。Infantry Commander、Bowmen Commander、Mage Commanderにスキルポイントを振ることで味方兵士のステータスを上げることが可能だ。

▲ステージを開始すると、主人公が最初から配置されている。レベルを上げているなら味方兵士よりも頼りになる存在だ。

▲Trade ShopやElf HutではTokenを支払うことで装備を購入することができる。Tokenはステージをクリアすると報酬としてもらえるのだ。

●敵の出現位置を把握して妨害せよ!

本作では一方向から敵が出現するステージと、二方向から敵が出現するステージがある。ステージが開始したらどこから敵が来るのかを把握しよう。敵の出現位置がわかったら、味方兵士を敵の進路に配置して妨害すること。配置する味方兵士は相手を足止めできるWARRIORがオススメ。ただ、WARRIORだけを配置しても大勢の敵が押し寄せて来ると倒されてしまう。倒された味方兵士は一定時間出現しないので、保険として攻撃範囲の広く、飛行する敵も迎撃できるARCHERをWARRIORの防衛地点が攻撃範囲に入るように調整して配置するといい。ARCHERをレベル3にすると攻撃人数が2人になり安定感が増す。敵を倒してゴールドが溜まったら、つぎにやることは最前線で戦っているWARRIORの強化だ。強化すると倒されたときと同様に一定時間出現しないので、WARRIORの近くに新たなWARRIORを置いて交互に強化するといい。敵にはさまざまな種類がいるので、それだけで対応できないことも非常に多い。初見のステージに挑む場合は、敵の弱点がわからないときには味方兵士のクラスを満遍なく配置しておこう。

▲素早い敵や飛行する敵はどこにいるのかわからないことが多いので、敵が動きに対処するために視点は常に離れた状態にしておこう。

▲味方兵士を一辺に配置したいと思ったら、ゲーム画左上にある一時停止機能を使うといい。戦闘速度が遅いと思ったら、ゲーム画面右上をタップすることで2倍速にできる。

▲Tokenを支払うことで解放される味方兵士のHALFLINGは低価格で配置でき、レベルが上がれば最大3人まで増えるため敵の動きにも対処しやすい。さらにTokenで購入できるトラップを使えるので優先して解放しよう。

▲ステージによっては、はじめから建物が存在する場合がある。ゴールドを支払うことで破壊でき、壊した場所に味方兵士を配置可能だ。ただ、破壊をするとなかから敵が出現するため、味方兵士を回りに配置してから壊そう。

筆者は主人公としてMAGEのMelwenにしてプレイしたが、レベルが低く装備が整っていない状態の序盤では敵に簡単に負けるため戦力にならない。これは他の主人公も同様だ。選んだ理由は、杖によって属性が変更できたことにある。杖は複数の敵に一度に攻撃できるLightning Wand、敵の動きを減少できるIce Wand、着弾地点に範囲攻撃ができるFire Wandなどが用意されおり、ステージごとに装備を変えれば戦略の幅が広がるので便利。さらに、MAGEは火力が非常に高く、強敵が出現しても対処がしやすいのだ。ステージでは、敵を足止めするのにWARRIORを使い、隣接するようにHALFLINGを置いてトラップで敵を殲滅した。強い敵が出現したら、主人公の近くに大量のMAGEとHALFLINGを配置することですぐに対処。ゴールドは無限に入手できるわけではないので、味方兵士を置けるだけのゴールドがない場合には敵がいない場所の味方兵士を破棄して、ゴールドを作るのも重要なテクニックだろう。ただ、破棄することでスコアが減ってしまい、ステージクリア時の評価が下がってしまうので慎重に。

●難易度高めでやりごえたは十分!

緻密な戦略を練らなくてはクリアできない高い難度を誇る『Defender Chronicles II: Heroes of Athelia』。主人公を変えることにより、はじめからやり直せるので長く遊ぶことが可能となっている。ただ、難易度NOVICEでもらえる最大Tokenは20と少なく序盤のうちは、トラップや新たな味方兵士を解放するのが難しい。1日1回宝箱に入っているTokenを当てるミニゲームで運試しをするか、同じステージを何回も繰り返してTokenを溜めていこう。ほかの方法としてアドオンでもTokenは購入可能となっている。序盤は味方兵士の種類が少なくて、敵の動きに対処ができないので、歯がゆい思いをするだろうがそれも最初だけ。ハマれば長く遊ぶことができるゲームなので、タワーディフェンスゲームが好きな人にはぜひプレイしてもらいたい作品だ。(ロコモコ大山)

▲メインメニューでBattlegroundsを選ぶことにより、ランダムで敵が出現するFREESTYLE、敵を延々を倒していくことになるEXTENDEDなど通常とは違うゲームモードでも遊ぶこともできるのだ。

Defender Chronicles II: Heroes of Athelia

メーカー
Gimka Entertainment
配信日
配信中
価格
250円[税込](アプリ内課金あり)
対応機種
iPhone、iPod touch および iPad 互換iOS 3.2 以降が必要

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