今回扱うのは、実写ムービー付きのストーリーも搭載したレーシングゲーム『GRID Legends』。
比較に使用したのはiOS版とPS5版。ゲーム紹介ではiOS版の画像を使用していく。
iOS:1990円(税込)
Android:1699円(税込)
PS4:8690円(税込)
Xbox:8700円(税込)
PC(Steam):8600円(税込)
『GRID Legends』とは
・シミュレーターとカジュアルの中間に位置するレースゲーム
・純粋なレースから車両破壊レースのようなルールまで多彩に収録
・実写映像を交えたドキュメンタリー仕立てのストーリーも搭載
スマホ版と他機種版の違い
・スマホ版は他機種版のDLCが全部入りで安価
・スマホ版は本体を傾けて操作するチルト方式に対応
・スマホ版は最大約15GBと容量の大きさと要求スペックがネック
リアルな走りをほどよくカジュアルに
『GRID Legends』は、多彩な車種を使ったレースが楽しめるレーシングゲームだ。
世界各地のコースでレースが楽しめるだけでなく、実写映像を使ったドキュメンタリー仕立てのストーリーモードも用意されている。
本作はドライビングシミュレーターほど複雑ではないが、かと言ってキャラクターもののレースゲームほどカジュアルでもなく、といった中間的な立ち位置にある操作性を持っている。
ドライビングテクニックのチュートリアルなどはないが、オプションの設定で走るべきレーシングラインを可視化でき、何となく触りながら操作を覚えていくのもむずかしくはない。
レースの種類も豊富に用意されており、サーキットで純粋にスピードを競うものから、ドリフトでポイントを稼ぐもの、一定時間ごとに順位の低い車両から脱落していくもの、破壊されずに走り切ることを目指すものなど、ルールはさまざま。
GT車やフォーミュラマシン、スピードよりも耐久力に重きを置いた大型車両など、登場する車の種類もかなり多く、それぞれで異なるドライビングが楽しめる。
スマホ版はDLC全部入りで超お得!
本作はスマホ版、他機種版でストーリーなどの内容は基本的に変わらずだが、スマホ版はDLC全部入りの『GRID Legends: Deluxe Edition』として配信されているのがポイントだ。
スマホ版の定価が2000円弱となっているところ、他機種版では同様のエディションは10000万近い値段となっており、スマホ版が圧倒的に安価となっている。
DLCではストーリーだけでなくマシンやロケーションなども追加されており、スマホ版はそれらすべての要素がはじめから搭載されている。
操作に関しても、スマホ版はタッチ操作とコントローラ操作に対応しているほか、スマホを傾けてハンドル操作を行うチルト方式にも対応している。
タッチ操作でもそこまで不便には感じず、カジュアルに遊ぶぶんには十分といったところだ。
基本的に問題なくプレイできるスマホ版だが、iOS 17以降を搭載したiPhone 12 Pro/12 Pro Max、iPhone 13 Pro/13 Pro Max、iPhone 14以降のiPhoneなど、要求スペックはやや高め。
今回の比較にあたってはiPhone 15 Pro Maxを使用したが、場面によっては処理落ちでゲームが一時的にスローになる場面も見られた(1秒前後だったのでスロー演出として楽しめなくもなかったが)。
端末のRAMが8GB以上あれば、大きめのデータをダウンロードすることで車両テクスチャをHDにすることも可能。
容量に余裕があってカジュアルに遊びたいならスマホ版!
本作のスマホ版と他機種版を比べた際に際立つのは、やはり値段の違い。
他機種版では10000円近いものが2000円弱で手に入る、というのは非常にお得だ。
レース中はモーションブラーがかかることもあり、画質の違いといった部分もそこまでは感じないうえに、コントローラ操作も可能。
ゲーム本編に加えてHDテクスチャまでダウンロードすると約15GBと大容量だが、端末に余裕があり、とくにこだわりがなければスマホ版でのプレイがオススメだ。
他機種版もDLCを抜いた本編に限れば、セールなどのタイミングで2000円前後になることもあるので、DLCを考慮しない場合はセールのときに購入するのもアリ。